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Forex.com、顧客へESMAの規制に対するフィードバックを要請

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update 2022.05.20 17:15
Forex.com、顧客へESMAの規制に対するフィードバックを要請

update 2022.05.20 17:15

フィードバックの期限は2月5日まで

Gain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206 Suite 11 Bedminster NJ 07921 USA)【以下、GAINと称す】が運営する大手海外FXブローカーのForex.comは、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】が提案した新しい規制に対するフィードバックを、顧客に向けて、要請するメッセージを送付したことが明らかになった。

同メッセージは、GAINのCEOであるGlenn Stevens氏が発したもので、ESMAはトレーダーからの意見に耳を傾け、フィードバックに基づいて最終的な決定を行うだろう、と述べている。

また、トレーダーがESMAの提案について意見を共有することは非常に重要であり、トレーダーの意見によって、業界全体の公正さが保たれると主張している。フィードバックは直接ESMAに送付するほか、GAINを通じて提出することも可能だという。

先週、ESMAは、個人投資家の資金損失保護を目的とした規制への取り組みを正式に開始し、様々な金融商品のレバレッジ規制などの取引条件の変更を提案した。具体的には、主要通貨ペアのレバレッジは最大1:30、インデックスは最大1:20、一部のコモディティは最大1:10、株式は最大1:5までという内容になっている。

さらに、ESMAは、顧客のマイナス残高保護の観点から、各ブローカーが独自でロスカット水準を決定している現在のシステムから、市場全体で全ブローカーに共通したロスカット規定の確立や、ゼロカットシステムについても提案している。ゼロカットシステムは、市場のボラティリティに関わらず、顧客が預けた証拠金を超える損失は発生せず、損失範囲の制限ができる点が重要視されている。

最近、FX市場における規制は世界的に非常に厳しくなっており、ブローカーは、キャッシュバック等のボーナスの提供等も制限されている。ESMAの目的である個人投資家の資金損失保護を実現しようとすると、顧客にとって魅力的な取引条件が制限されることになり、ブローカー業界全体が、ESMAの追加規制を阻止しようと動き始めているようだ。

release date 2018.1.28


Date

作成日

2018.01.28

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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