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インド国営銀行等の複数の銀行が、ビットコイン取引所に属する口座を停止

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update 2021.08.31 15:23
インド国営銀行等の複数の銀行が、ビットコイン取引所に属する口座を停止

update 2021.08.31 15:23

ビットコイン取引所に対し、借入に対する追加担保を要求

インドの複数の主要銀行が、インド国内の主要ビットコイン取引所に属する口座を停止したことが明らかになった。口座の停止措置を行ったのは、インド国営銀行(State Bank of India)、Axis BankBSE、HDFC BankBSE、ICICI Bank、Yes Bankなどで、ビットコイン取引所に対して、借入に対する担保を追加で要求しており、稼働する口座からの現金の引き出しを制限している状況であるという。

インドの規制当局や州当局は、ビットコイン取引所が不正行為に非常に脆弱であるとして、これまでにも仮想通貨に対し慎重な姿勢を表明してきたが、この度の措置は、世界のビットコイン取引の10%以上を占めるインドに大きな影響を与える可能性が考えられる。

この動きは、昨年の中国におけるビットコイン取引所の閉鎖に続く、仮想通貨に対する取り締まり強化の一環であるといえる。中国がビットコイン取引所を閉鎖したことにより、世界最大の仮想通貨市場では一時的にビットコインの価格が暴落し、投資家たちを困惑させた。それ以降も中国では、ビットコイン取引所に対しさらに厳しい措置をとっており、中国人民銀行に対しては先週末までにビットコインのマイニングや為替業務からの撤退を指示している。

多くの取引所は20%近いマージンで稼働しており、取引所独自の手数料として割増料金を課すことで収益を確保している。報告書によると、売買の為替差益は25%ともいわれており、高い収益につながっていることがわかる。

今回停止処分を受けた口座は、調査の結果、開設時に締結された用途目的以外で使用されていたことが明らかとなり、これを違反行為と認識した銀行は、少なくとも8つの口座を一時的ではあるが即座に停止した。他の多数の口座についても現在調査が続けられている。

また、現金での引き出し金額に上限が設けられたことで、状況はさらに悪化する可能性があり、今後数週間で停止される口座がさらに増えることも十分考えられる。

1月22日時点で、ビットコイン(BTC/USD)は、11,330ドルで取引されており、安値圏での推移が続いている。

release date 2018.1.22


Date

作成日

2018.01.22

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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