ゴールドマン・サックス、仮想通貨のトレーディングデスク設置を計画

米国の投資銀行であるThe Goldman Sachs Group, Inc.（本社：200 West Street, Manhattan, New York City, New York, U.S.）【以下、ゴールドマン・サックスと称す】は、2018年6月末までにビットコインや、アルトコイン専用のトレーディングデスクを設置する計画を進めていることが明らかになった。

ウォール街の大手銀行が仮想通貨専用のトレーディングデスクを設置するのは初めての試みとなる。トレーディングデスクの配置先についてはまだ決定してはいないものの、為替取引・戦略投資部門内に設置される可能性が高いと考えられている。

ゴールドマン・サックスは、すでにニューヨークにチームを編成しており、最終的には仮想通貨を国家通貨や株式の仕組みと同様に運営できるよう体制を図っていくようだ。

大手投資銀行であるゴールドマン・サックスのこの試みは、ビットコイン先物の上場により大きな飛躍を遂げた仮想通貨市場にとって一つの重要な節目になると言えるだろう。

一方、他の大手銀行は、ビットコインの基盤となるブロックチェーン技術を取り入れ、投資や銀行業務を再構築する可能性を認めてはいるものの、違法行為にも広く使用されているデジタル資産へダイレクトに参入することには慎重になっているようだ。

release date 2017.12.21