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FXDDとIronFXの合併計画が中止に

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update 2022.05.12 10:57
FXDDとIronFXの合併計画が中止に

update 2022.05.12 10:57

IronFXの1億ドルの資金援助が合併計画に影響か

金融テクノロジー会社であるNukkleus Inc. (本社: 525 Washington Blvd JERSEY CITYNJ 07310-1606. ,USA)【以下、Nukkleusと称す】による、IronFX GlobalLimited(本社:2, Iapetou Str., Agios Athanasios, 4101 Limassol, Cyprus)【以下、IronFXと称す】と、FXDD Malta Ltd.(本社:K2, First Floor, Forni Complex, Valletta Waterfront Floriana, FRN 1913, Malta)【以下、FXDDと称す】の合併計画が中止されたことが明らかになった。

2016年6月に発表された3社の合併計画は、当初、Nukkleusの傘下にIronFX、FXDD、テクノロジーソリューションプロバイダーのForexwareの三社が入る予定であったが、同計画の実施には、Nukkleusの主要株主であるEmil Assentato氏とIronFXの主要株主でCEOであるMarkos Kashiouris氏、そしてNukkleusの一般の株主による多段階で複雑な手続きが必要とされていた。

2016年後半には合併計画の第1段階として、Nukkleusが、IronFXの持株会社であるIBIH Limited【以下、IBIHと称す】の株式の9.9%とIronFXのオーストラリア事業を取得した。しかし、合併計画が中止になったことから、第1段階の計画は白紙に戻り、NukkleusはIBIHの所有権を返還。IBIHとその株主がIronFXのオーストラリア事業を引き継ぐようだ。また、Kashiouris氏は Nukkleusの理事会から、Assentato氏はIBIHとIronFX Australiaの取締役会から、それぞれ脱退する予定であることを述べており、3社は今後、別々の道を進むことが予想される。

IronFXは、今年8月に中東地域のファミリー・オフィスから、1億ドルの資金援助を受けることを発表しているが、この資金援助により事態が複雑化して、合併計画が中止となった可能性が浮上している。

release date 2017.12.6


Date

作成日

2017.12.06

Update

最終更新

2022.05.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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