作成日
:2017.09.06
2021.08.31 15:23
Ripple(本社:315 Montgomery St, 2nd Floor San Francisco, CA 94104, US)は、インドのムンバイに新しいオフィスを開設し、グローバル事業を拡大していくことを明らかにした。
Ripple Indiaのマネージャーに就任するNavin Gupta氏は、20年にわたり、米国、香港、日本、台湾、インド各国のHSBCとシティバンクにて、業務経験がある人物であり、今回の就任において次のようにコメントしている。
インドは、世界最大の法人および小口送金の世界最大規模の受益国で、その額は710億ドルにも達します。 我が国の法人や国外居住者は、国境を越えても、インド国内のデジタル決済ネットワーク内での処理と同様に、迅速でシームレスな国際送金が可能になることを望んでいます。迅速で、コストパフォーマンスの高いRippleのブロックチェーン送金技術の導入により、インド経済は変革を遂げ、これまで以上に多くの人へ送金サービスを提供できることを確信しています。我々は、インド市場に多額の資金を投入し、デジタル経済の市場をさらに拡大していくことを目標にしています。インドが世界の主要な経済国として、今後も発展していくことを期待しています。
Navin Gupta, Country Manager for Ripple India
また、Ripple のCEOである Brad Garlinghouse氏はインド進出に関して次のようにコメントしている。
インドでは、経済のデジタル化が急成長しており、デジタル決済の革新的なリーダーとして重要な役割を担っています。Navin氏が率いるムンバイの新事務所を拠点とし、ムンバイに拠点を置くAxisBank及びYESBank、また、その他世界中の複数の銀行と提携し、急速に高まる決済サービスへの需要に迅速に対応していきます。Navin氏は、グローバルバンキングと送金に関する専門知識を兼ね備えており、インドでRippleの送金ソリューションのニーズを高めてくれると確信しています。彼を迎え入れることができたことに、とても興奮しています。
Brad Garlinghouse, CEO of Ripple
現在インドのデジタル経済の市場は年間2,700億ドル(約30兆円)であり、2022年には1兆ドル(約110兆円)まで拡大する見通しである。リップルのインド進出による今後の国際送金の活性化は大いに期待でき、今後のリップル社の動向に注目したいところだ。
release date 2017.09.06
作成日
:2017.09.06
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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