作成日
:2017.09.04
2021.08.31 15:23
以前からICOに対しての規制を強めていく姿勢を示していた中国人民銀行(The People's Bank of China)は、中国証券監督管理委員会(The China Securities Regulatory Commission )、中国銀行監督管理委員会(the China Banking Regulatory Commission)、中国保険監督管理委員会(the China Insurance Regulatory Commission)と共同声明を発表し、トークン販売による資金調達を違法と位置づけ、個人や企業を問わずICOによる資金調達を即時停止するよう通告した。
声明では、中国国内の仮想通貨取引所やトークンの取引を提供するプラットフォーム、さらには銀行やその他の決済サービスプロバイダーが、今後顧客にICOのサービスを提供することが禁じられる他、実施済みのICOで調達した資金についても出資者に返金しなければならないといった具体的な内容についても示されている。
中国当局によるICO禁止の動きは、ICO市場全体に大きな影響を及ぼすことが予測されており、規制当局は、市場の混乱を警戒し、司法部門や地方自治体とも連携を密にし、市場の状況を注意深く監視していく方針であることも明らかにしている。 ICOが実施されているのは中国だけではないが、投資家の60%がアジア大陸の投資家であるという事実からも、しばらくは中国からの資金流入が減少すると考えられる。
規制当局は、中国の投資家が海外のICOに資金投資することまでは規制できないものの、中国国内でICOを厳しく取り締まることで、ICO市場に対する規制強化につながると主張している。
投資家保護の観点から考慮した場合、このような厳しい規制を敷くことで、健全な市場が構築され、安全な投資機会が与えられるのは、望ましい動きであるという見方もできる。
release date 2017.09.04
作成日
:2017.09.04
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー