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FxPro コピートレードシステム「SuperTrader」を停止

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update 2023.12.31 23:39
FxPro コピートレードシステム「SuperTrader」を停止

update 2023.12.31 23:39

コピートレードサービス 衰退傾向に

FxProの運営会社であるFxPro Financial Services Limited(本社:2Karyatidon 1, Ypsonas 4180, Cyprus)【以下、FxProと称す】は、コピートレードシステムのSuperTraderの提供を停止した。FxProのウェブサイト上にて、SuperTraderのページへもアクセスができなくなっており、新規登録や既存アカウントの使用、SuperTraderモバイルアプリの利用もできなくなっている。

2013年10月にリリースされたSuperTraderは、取引経験が浅いトレーダーを対象としたコピートレードサービスで、顧客はコピートレードのコピー元であるストラテジーを選択することで、自身の口座上でコピートレードを行うことが可能であった。しかし、コピー元の運用者は、顧客の資金で取引を行う為、リスクが高く、加えて、SuperTrader口座の最低入金額は2,000ドルとなっていた為、このような高額の設定も、顧客に不安を与えていた可能性があると考えられている。

FxProによるSuperTrader提供の停止は、FXブローカーによって提供されるコピートレードサービスの不確実性を例示しているといえる。昨今、コピートレードサービスを停止しているブローカーは、他にも複数存在している。大手海外FXブローカーOANDAは、Currenseeを買収後、コピートレードサービス「Trade Leaders Program」を提供していたが、2014年10月にサービスを終了した。

一方で、Zulu TradeやeToroは、現在もコピートレードサービスの提供を続けている。また、多くのブローカーは、コピートレードサービスに代わって、フォーラムやソーシャルネットワークを提供することで、コミュニティサービスの維持を試みているようである。スイス最大のオンライン銀行であるSwissquote Bank SAが1年前より提供しているソーシャルネットワークサービス「Pulse」では、トレーダー間で、トレードに関するアイデアや、マーケット情報、企業の最新ニュース等を共有することができることから人気となり、存在感を増している。

release date 2017.08.22


Date

作成日

2017.08.22

Update

最終更新

2023.12.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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