作成日
:2017.07.28
2022.05.30 15:14
Leucadia National Corporation(本社:520 Madison Ave, NY 10041 USA)(NYSE: LUK)【以下、Leucadiaと称す】は、2017年第2四半期の決算発表をした。2015年1月のスイスフランショックにForex Capital Markets Limited(本社:55 Water Street, 50th Floor, New York, NY 10041 USA)【以下、FXCMと称す】は、Leucadiaから3億ドルの財政支援を受けていたが、未払債務が1.221億ドル残っていることが明らかになった。
旧FXCMとして知られるGlobal Brokerage Inc.【以下、 GLBRと称す】の2017年上半期の報告書には、2017年6月30日時点で、Leucadiaへの債務残高が1.221億ドルあることが示されている。
FXCMは、5月にFXマッチングシステムを提供するFastMatch Inc.(本社:180 Maiden Ln, New York)【以下、ファストマッチと称す】の株式をEuronextに売却し、第3四半期には、契約締結が完了する予定となっている。今後は、数ヶ月にかけて財政状態を安定させ、Leucadiaへ未払い分を返済していくとのことである。
2015年1月、FXCMはスイスフランショックによって2.25億ドルの損失を被り、自己資本の回復が必要となった為、Leucadiaから3億ドルの財政支援を受けることを決定した。 支援額の大部分については、2017年2月の米国市場撤退を実行して以来、Leucadiaへ既に返済が完了している。
尚、支援額のローンに関しては、初回年利が10%となっており、その後は、年利20.5%を上限として、四半期毎に1.5%ずつ増加するようになっている。また、FXCM Groupの株式については、Leucadiaが49.9%を所有し、残りはGLBRが所有することになった。
2016年には、ローンの条件が修正されると共に、Leucadiaとの契約期間が1年間さらに追加され、2018年1月まで延長されることになった。
release date 2017.07.28
作成日
:2017.07.28
最終更新
:2022.05.30
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
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