Select Language

過熱する英国のCFD市場

過熱する英国のCFD市場

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:23
過熱する英国のCFD市場

update 2021.08.31 15:23

英国におけるCFD取引量、前年比21%の増加

1日の平均取引量が2兆4,000億ドルにも及ぶ、世界最大規模の外為マーケットをもつ英国では、昨年に引き続き、CFD分野において著しい成長を遂げている。英国のCFD取引量は前年比21%の大きな伸びをみせた。英国のFX・CFDブローカーであるPlus500UK Ltd(本社:45 Moorfields | London EC2Y 9AE)【以下、Plus500と称す】の大きな発展がこの成長を支えたと言われている。

英国のレバレッジ取引リポートを発行しているInvestment Trends(本社:Level 2, New London House, 6 London St, London EC3R 7LP, UK)のリサーチディレクターであるIrene Guiamatsia氏は、引き続きCFD業界が大きく成長していくことを期待しており、次のようにコメントしている。

Plus500の台頭は、CFD業界に革新をもたらしました。もはやCFDは英国で伝統的に人気の高い、スプレッドベッティングの利用者数に並ぶ勢いです。英国のトレーダーは世界的に見てブローカーが提供するサービスに対して満足度が高いです。CMC Marketsの業績やサービスの向上も目覚ましく、今後も間違いなく業界全体がさらに大きく成長していくことでしょう。

Irene Guiamatsia, Research Director of Investment Trends

またFXや、CFD、スプレッドベッティングを提供している金融オンライン取引サービスプロバイダーであるIG Index Limited and IG Markets Limited(本社:Cannon Bridge House 25 Dowgate Hill London EC4R 2YA UK)【以下、IG Groupと称す】は、英国市場で3分の1以上のシェアを占め、業界トップの地位を維持している。業界2番手であるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London)【以下、CMC Marketsと称す】の4倍のシェアを誇り、業界をけん引する揺るぎない地位を築いている。

先のIrene Guiamatsia氏も、IG Groupの確固たるブランドの存在は、業界のリーダーシップを築く上で必要であると語る。今年の5月に13,800人を超えるトレーダーと投資家を対象に実施した調査から、英国のトレーダーは、ブローカーが提供する顧客サービスに対し非常に満足していることが伺える。CMC Marketsの顧客は、サービス全体に満足しており、IG Groupの顧客は、サービスに加え、教育ツールや、取引プラットフォーム、関連機能等に大変満足していることが調査で明らかになった。

IG Groupは、金融オンライン取引サービスのプロバイダーで、1998年に初めてスプレッドベッティングのオンライン取引システムを導入した。日本を含む17か国にオフィスを持ち、140カ国以上の顧客にサービスを提供している。

CMC Marketsは、FCAの認可以外にも、フランス金融市場庁など、EUの複数の規制当局の認可を得たブローカーである。英国、オーストラリア、ドイツ、シンガポールなど14カ国にオフィスを構え、リテール顧客や法人顧客を対象に、FXやCFD、株式などの取引を提供している。

release date 2017.07.17


Date

作成日

2017.07.17

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

暗号資産担保ローンのメリットとリスクは?ビットコイン担保に日本円を借りる動きに注目集まる

BTCなどを担保に日本円を借りられる「暗号資産担保ローン」が話題を集めています。SNSでは、仮想通貨を担保にJPYCを借り入れる動きにも関心が集まっています。本記事では暗号資産担保ローンの仕組みやメリット、リスクなどを解説します。
update2025.10.15 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル