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仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

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update 2025.02.23 04:53
仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

update 2025.02.23 04:53

仮想通貨(暗号資産)BERAは、Proof of Liquidity(PoL)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用するレイヤー1ブロックチェーン「Berachain」のネイティブトークンです。

2025年2月6日からメインネットをローンチすることを発表し、SNSでも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨BERAの特徴や将来性、SNSでの評判などを解説します。

仮想通貨BERAとは

仮想通貨(暗号資産)BERAは、レイヤー1ブロックチェーン「Berachain」のネイティブトークンです。BerachainはEVM互換性を持つレイヤー1であり、Proof of Liquidity(PoL)という新たなコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

Berachainのロゴ

画像引用:Berachain

3つのトークンモデルを採用

Berachainでは、以下の3つのトークンを使用したトークンモデルが導入されています。

  • BERA
  • BGT
  • HONEY

BERA

BERAのトークンロゴ

画像引用:Berachain

BERAは、Berachain上でのトランザクション手数料(ガス代)の支払いに利用されます。

また、BERAはブロックチェーンのセキュリティ確保の役割も持っており、バリデーターがBerachain上で活動するには、BERAをステーキングする必要があります。

BGT

BGTのトークンロゴ

画像引用:Berachain

BGTは、Berachainのガバナンストークンとして機能します。また、エコシステム内におけるバリデーターやユーザーへの報酬支払いにもBGTが利用されます。

なお、BGTは他のユーザーに譲渡できないトークンであり、市場で購入することもできず、PoLにおける流動性提供などを通してのみ獲得できます。

また、獲得したBGTをバリデーターに委任して報酬を得たり、バーン(焼却処理)してBERAと交換することも可能です。

HONEY

HONEYのトークンロゴ

画像引用:Berachain

HONEYは、エコシステム内で利用できるBerachainのネイティブステーブルコインです。分散型取引所でスワップ(交換)したり、USDCなどを担保に発行したりして入手できます。

また、HONEYの発行・償還時に発生する手数料が、BGT保有者に分配される仕組みも導入されています。

Proof of Liquidity(PoL)を採用

Proof of Liquidity(PoL)のイメージ図

画像引用:Berachain

Berachainは、Proof of Stake(PoS)の派生系の「Proof of Liquidity(PoL)」というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

一般的なPoSブロックチェーンでは、単一のトークンがステーキング、セキュリティ、ガス代や報酬の支払いなどの役割を果たします。一方、PoLではBERAとBGTの2つを使用するトークンモデルが採用されています。

BERAはブロックチェーンのセキュリティを担っており、バリデーターは活動するために一定数のBERAをステーキングする必要があります。一方、BGTはガバナンスと報酬の支払いに利用され、バリデーターはブロック報酬をBGTで受け取れます。また、ユーザーはプロトコル上で流動性を提供すると、その報酬としてBGTを獲得できます。

BGT保有者は獲得したBGTをBERAに交換したり、BGTをバリデーターに委任してさらなる報酬獲得を狙うことが可能です。

Proof of Liquidity(PoL)の仕組み

画像引用:Berachain

SNSでの評判

当記事執筆現在(2025年2月5日)、メインネットの公開が控えていることもあり、X(旧Twitter)ではBerachainに関する様々な投稿が見られます。メインネット公開と同時にTGE(トークン生成イベント)も行われることから、エアドロップに期待する声が多く見られました。

一方、Berachainに対してポジティブなユーザーが多い中、期待値が高い分「期待外れになる」といった旨の投稿もいくつか確認できます。

仮想通貨BERAの将来性

仮想通貨(暗号資産)BERAの将来性に関わる項目として、以下が挙げられます。

  • 合計1億4,200万ドルの資金調達に成功
  • 活発なコミュニティの存在
  • 200以上のプロジェクトがエコシステムに参加

合計1億4,200万ドルの資金調達に成功

Berachainに資金提供する投資家

画像引用:Berachain

Berachainの運営チームは、これまでに合計1億4,200万ドルもの資金調達に成功しています。投資家にはAnimoca BrandsやPolychain Capital、Samsung NEXT、Hashkey Capitalなど、大手VCが名を連ねています。

こういった点からも、Berachainには強力な後ろ盾があることがわかります。

活発なコミュニティの存在

Berachainは、もともとコミュニティ主導のNFTプロジェクト「Bong Bears」として始まりました。その後、コミュニティに集まったメンバーによって、Proof of Liquidity(PoL)を採用した新たなブロックチェーン開発につながっていったという経緯があります。

サンプル

画像引用:Bong Bears

そのため、すでにBerachainには強力なコミュニティや支持者が存在しています。こういったコミュニティの存在は、Berachainの大きな強みだといえるでしょう。

200以上のプロジェクトがエコシステムに参加

Berachainのエコシステム

画像引用:Berachain

当記事執筆現在(2025年2月5日)、Berachainのエコシステムには200以上ものプロジェクトが参加しています。DeFiやブリッジ、オラクルRWAなど、広範なプロジェクトによってエコシステムが形成されています。

このような多様なエコシステムの構築により、さらなる成長やプラットフォームの採用拡大につながっていくかもしれません。

仮想通貨BERAのトークノミクス

仮想通貨(暗号資産)BERAには発行上限が設けられていません。初期総供給量は5億BERAに設定されており、年間10%以内の範囲で新たなBERAが発行される設計となっています。

BERAの配分先と比率

BERAの配分先と比率は以下の通りです。

仮想通貨BERAの配分先と比率

画像引用:Berachain

  • チーム・アドバイザー:16.8%
  • 初期投資家:34.3%
  • コミュニティイニシアティブ:13.1%
  • エアドロップ:15.8%
  • エコシステム・研究開発:20.0%

また、トークンのリリーススケジュールは、Berachainのホワイトペーパーで以下のように公開されています。

仮想通貨BERAのリリーススケジュール

画像引用:Berachain

期待の大型プロジェクト

Berachainは資金調達額からもわかるように、業界期待の大型プロジェクトです。すでにBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)といった大手取引所への上場も発表されています。メインネットの公開後、Berachainがどれだけのユーザーを獲得していけるのか注目です。


Date

作成日

2025.02.07

Update

最終更新

2025.02.23

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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