Select Language

仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2025.02.23 04:53
仮想通貨BERAの将来性は?EVM互換レイヤー1「Berachain」の特徴や評判を解説

update 2025.02.23 04:53

仮想通貨(暗号資産)BERAは、Proof of Liquidity(PoL)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用するレイヤー1ブロックチェーン「Berachain」のネイティブトークンです。

2025年2月6日からメインネットをローンチすることを発表し、SNSでも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨BERAの特徴や将来性、SNSでの評判などを解説します。

仮想通貨BERAとは

仮想通貨(暗号資産)BERAは、レイヤー1ブロックチェーン「Berachain」のネイティブトークンです。BerachainはEVM互換性を持つレイヤー1であり、Proof of Liquidity(PoL)という新たなコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

Berachainのロゴ

画像引用:Berachain

3つのトークンモデルを採用

Berachainでは、以下の3つのトークンを使用したトークンモデルが導入されています。

  • BERA
  • BGT
  • HONEY

BERA

BERAのトークンロゴ

画像引用:Berachain

BERAは、Berachain上でのトランザクション手数料(ガス代)の支払いに利用されます。

また、BERAはブロックチェーンのセキュリティ確保の役割も持っており、バリデーターがBerachain上で活動するには、BERAをステーキングする必要があります。

BGT

BGTのトークンロゴ

画像引用:Berachain

BGTは、Berachainのガバナンストークンとして機能します。また、エコシステム内におけるバリデーターやユーザーへの報酬支払いにもBGTが利用されます。

なお、BGTは他のユーザーに譲渡できないトークンであり、市場で購入することもできず、PoLにおける流動性提供などを通してのみ獲得できます。

また、獲得したBGTをバリデーターに委任して報酬を得たり、バーン(焼却処理)してBERAと交換することも可能です。

HONEY

HONEYのトークンロゴ

画像引用:Berachain

HONEYは、エコシステム内で利用できるBerachainのネイティブステーブルコインです。分散型取引所でスワップ(交換)したり、USDCなどを担保に発行したりして入手できます。

また、HONEYの発行・償還時に発生する手数料が、BGT保有者に分配される仕組みも導入されています。

Proof of Liquidity(PoL)を採用

Proof of Liquidity(PoL)のイメージ図

画像引用:Berachain

Berachainは、Proof of Stake(PoS)の派生系の「Proof of Liquidity(PoL)」というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

一般的なPoSブロックチェーンでは、単一のトークンがステーキング、セキュリティ、ガス代や報酬の支払いなどの役割を果たします。一方、PoLではBERAとBGTの2つを使用するトークンモデルが採用されています。

BERAはブロックチェーンのセキュリティを担っており、バリデーターは活動するために一定数のBERAをステーキングする必要があります。一方、BGTはガバナンスと報酬の支払いに利用され、バリデーターはブロック報酬をBGTで受け取れます。また、ユーザーはプロトコル上で流動性を提供すると、その報酬としてBGTを獲得できます。

BGT保有者は獲得したBGTをBERAに交換したり、BGTをバリデーターに委任してさらなる報酬獲得を狙うことが可能です。

Proof of Liquidity(PoL)の仕組み

画像引用:Berachain

SNSでの評判

当記事執筆現在(2025年2月5日)、メインネットの公開が控えていることもあり、X(旧Twitter)ではBerachainに関する様々な投稿が見られます。メインネット公開と同時にTGE(トークン生成イベント)も行われることから、エアドロップに期待する声が多く見られました。

一方、Berachainに対してポジティブなユーザーが多い中、期待値が高い分「期待外れになる」といった旨の投稿もいくつか確認できます。

仮想通貨BERAの将来性

仮想通貨(暗号資産)BERAの将来性に関わる項目として、以下が挙げられます。

  • 合計1億4,200万ドルの資金調達に成功
  • 活発なコミュニティの存在
  • 200以上のプロジェクトがエコシステムに参加

合計1億4,200万ドルの資金調達に成功

Berachainに資金提供する投資家

画像引用:Berachain

Berachainの運営チームは、これまでに合計1億4,200万ドルもの資金調達に成功しています。投資家にはAnimoca BrandsやPolychain Capital、Samsung NEXT、Hashkey Capitalなど、大手VCが名を連ねています。

こういった点からも、Berachainには強力な後ろ盾があることがわかります。

活発なコミュニティの存在

Berachainは、もともとコミュニティ主導のNFTプロジェクト「Bong Bears」として始まりました。その後、コミュニティに集まったメンバーによって、Proof of Liquidity(PoL)を採用した新たなブロックチェーン開発につながっていったという経緯があります。

サンプル

画像引用:Bong Bears

そのため、すでにBerachainには強力なコミュニティや支持者が存在しています。こういったコミュニティの存在は、Berachainの大きな強みだといえるでしょう。

200以上のプロジェクトがエコシステムに参加

Berachainのエコシステム

画像引用:Berachain

当記事執筆現在(2025年2月5日)、Berachainのエコシステムには200以上ものプロジェクトが参加しています。DeFiやブリッジ、オラクルRWAなど、広範なプロジェクトによってエコシステムが形成されています。

このような多様なエコシステムの構築により、さらなる成長やプラットフォームの採用拡大につながっていくかもしれません。

仮想通貨BERAのトークノミクス

仮想通貨(暗号資産)BERAには発行上限が設けられていません。初期総供給量は5億BERAに設定されており、年間10%以内の範囲で新たなBERAが発行される設計となっています。

BERAの配分先と比率

BERAの配分先と比率は以下の通りです。

仮想通貨BERAの配分先と比率

画像引用:Berachain

  • チーム・アドバイザー:16.8%
  • 初期投資家:34.3%
  • コミュニティイニシアティブ:13.1%
  • エアドロップ:15.8%
  • エコシステム・研究開発:20.0%

また、トークンのリリーススケジュールは、Berachainのホワイトペーパーで以下のように公開されています。

仮想通貨BERAのリリーススケジュール

画像引用:Berachain

期待の大型プロジェクト

Berachainは資金調達額からもわかるように、業界期待の大型プロジェクトです。すでにBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)といった大手取引所への上場も発表されています。メインネットの公開後、Berachainがどれだけのユーザーを獲得していけるのか注目です。


Date

作成日

2025.02.07

Update

最終更新

2025.02.23

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用

ここ最近、SNS上ではステーブルコインの利回りに関する活発な議論なども見られます。本記事では、SNSで話題となった議論を整理しつつ、Bybitでのステーブルコインの運用方法や、海外FXとの仮想通貨入出金ルートの全体像などをまとめます。
update2025.10.01 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル