Select Language

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!無料インディケータの導入手順も解説

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!無料インディケータの導入手順も解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2025.07.14 13:17
MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!無料インディケータの導入手順も解説

update 2025.07.14 13:17

MT4/MT5の表示時間は、日本時間から約6時間ずれています。チャート上の表示時間と普段見ている時計の時間に違和感を覚えた方は、この時差が原因です。

一度時差があることを覚えれば、頭の中で「MT4/MT5に表示される時間 + 6時間」などと計算できますが、FX業者や時期によって時差に若干差があるなど、実際はかなり面倒です。そこで役に立つのが、日本時間への変換機能を持つインディケータです。インディケータを使えば、普段見ているチャート上に日本時間を表示できるので手間がかかりません。

この記事ではMT4/MT5に表示されている時間の仕組みから、おすすめの無料インディケータを使って簡単に日本時間を表示する方法までをわかりやすく解説します。

MT4/MT5に表示されている時間って一体なに?

MT4/MT5で表示される時間は通常、国際的な標準時間である「GMT(グリニッジ標準時)」を基準に設定されています。大手海外FX業者が提供しているMT4/MT5の表示時間を確認してみると、GMTに2時間をプラスした時刻である「GMT+2」の設定が一般的です。しかし、中には「GMT+0」や「GMT+3」を採用しているFX業者もあります。

海外FX業者ごとに異なる基準時間と、日本時間との差

Exness

基準とする時間 日本との時差
GMT+0(*1) 9時間

easyMarkets

基準とする時間 日本との時差
GMT+0(*1) 9時間

XMTrading

基準とする時間 日本との時差
GMT+2(*2) 7時間

Titan FX

基準とする時間 日本との時差
GMT+2(*2) 7時間

HFM

基準とする時間 日本との時差
GMT+2(*2) 7時間

Vantage Trading

基準とする時間 日本との時差
GMT+2(*2) 7時間

ThreeTrader

基準とする時間 日本との時差
GMT+2(*2) 7時間

FXGT

基準とする時間 日本との時差
GMT+3(*3) 6時間

(*1)年間を通じてGMT基準のままです。

(*2)夏時間はGMT+3基準になります。

(*3)年間を通じてGMT+3基準のままです。

一方、日本時間はGMTに9時間プラスした時間(GMT+9)です。したがって、MT4/MT5で表示される「GMT+2」や「GMT+3」と比べると、7時間または6時間先に進んでいます。例えば、XMTrading(エックスエムトレーディング)のMT4/MT5上の時刻が14時と表示されているときは、日本時間では21時(14時+7時間)ということになります。

knowledge GMTとUTC

「GMT」の代わりに「UTC」を使って時刻が表されることもあります。たとえば、「GMT+2」の代わりに「UTC+2」、「GMT+9」の代わりに「UTC+9」といった具合です。

GMTとUTCは厳密には違いますが、今回のように「何時間ずれているか」を考える際はこの2つは同じものと捉えても問題はありません。

MT4/MT5から基準時間を簡単に確認できる

お使いのFX業者がどの基準時間を採用しているかは、以下の3つの方法で確認できます。

  • MT4/MT5上の時刻とPCの時刻を照らし合わせる
  • 公式サイトを確認する
  • 業者に問い合わせる

MT4/MT5とPCを照らし合わせるやり方は簡単です。まずMT4/MT5でドル円などのチャートを開き、時間足を1分足などに切り替えます。続いて、「クロスヘア」機能を使ってカーソルを一番右のローソク足に当て、時刻を確認します。

MT4/MT5で基準となっている時間を確認する方法

番号

説明

1

「M1」ボタンをクリックして1分足を表示させます

2

「クロスヘア」アイコンをクリックします。

3

クロスヘアカーソルを一番右側のローソク足に重ねます。

4

MT4/MT5での時刻が確認できます。

5

MT5の時刻を、パソコンや時計に表示されている日本時間と比べます。

上記の例では、MT4/MT5上に表示されている時刻が06:16であるのに対し、パソコンに表示されている日本時間(GMT+9)は13:16です。日本時間のほうが7時間進んでいるため、この場合、MT4/MT5での表示時間はGMT+2基準だとわかります。

各FX業者が採用している基準時間は、公式サイトでも公表されています。時期によって変わることもあるので、お使いのFX業者について改めて確認しておくとよいでしょう。

夏時間は表示時間がGMT+3に

多くのFX業者ではMT4/MT5の基準時間をGMT+2としていますが、3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日まで、いわゆる夏時間(サマータイム)の時期は変更されます。具体的には、通常よりも1時間繰り上げたGMT+3へ変更されるので、日本との時差も通常時の7時間から6時間に変わる点は覚えておきましょう。

夏時間と冬時間

例えば、先ほどと同じで表示時間が14時の場合を考えてみましょう。夏時間以外の時期は日本時間に直すと21時(14時+7時間)でしたが、夏時間の時期は6時間進めた20時(14時+6時間)と1時間早まります。MT4/MT5を見て表示時間を日本時間に変更したい場合は、以下のフローチャート通りに進めていきましょう。

日本時間を計算するフロー
point 国や地域によって異なる夏時間

夏時間の期間は国や地域で異なります。例えば、アメリカと欧州では数週間の違いがあります。しかし、アメリカ基準で表示時間を切り替えるFX業者が多いことから、まずはアメリカの夏時間を理解しておけば十分です。

欧州の夏時間とアメリカの夏時間

インディケータを使うとMT4/MT5にも日本時間を表示できる

暗算でMT4/MT5の表示時間を日本時間に変換することもできますが、計算が面倒であったり、計算ミスをしたりする恐れがあります。

そこでオススメなのが、MT4/MT5に日本時間を表示できる専用のインディケータの導入です。日本時間表示できるインディケータはMT4/MT5に標準搭載されていないので、外部からダウンロードする必要があります。導入時に少し手間はかかりますが、一度設定すればその後の取引がかなり楽になるでしょう。

インディケータ導入の流れ

無料のインディケータでも、以下のようにMT4/MT5上で日本時間を簡単に確認できるようになります。特に各市場の開場時間を狙ったり、経済指標の発表時に瞬時の値動きを狙ったりする場合など、わざわざ日本時間へ変換する余裕がないケースも考えられるので、直感的に取引できる環境を整えておくのがおすすめです。

日本時間とMT4/MT5上の時間比較
point 多様な機能を備えた日本時間表示インディケータもある

日本時間を表示するインディケータの中には、様々な機能を備えたものがあります。例えば、ローソク足の残り時間を表示するものや、秒単位まで細かく表示してくれるもの、あるいは市場ごとにチャートを色分けできるものなど、非常に便利な機能が存在します。自身のトレードスタイルに合わせて、色々な機能を試してみるとよいでしょう。

無料のインディケータでMT4/MT5を日本時間表示にする方法

当サイトMyforexでは、日本時間を表示できるインディケータを無料で提供しており、お気軽にご利用いただくことができます。Myforexのインディケータには時差を自動で調整する機能がついていることも特徴です。各FX業者の表示時間にかかわらず、自動で適切な日本時間を表示できるので、どの業者を使っていても手軽に利用可能です。

手順1

Myforexのインディケータをダウンロードするには、無料の会員登録が必要となります。必要に応じて、以下の記事を参考に会員登録を行います。

手順2

日本時間変換インディケータのダウンロードページにアクセスします。

手順3

お好みに合わせて「MT4版 ダウンロード」ボタン、または「MT5用 ダウンロード」ボタンをクリックします。

インディケータのダウンロード
インディケータのダウンロード

手順4

ダウンロードが完了したら、MT4/MT5上の所定のフォルダを開き、ダウンロードしたインディケータを保存します。その後、インディケータを更新し、チャートに適用した上で詳細設定を行います。

詳しい手順は「インストール方法」タブに記載されているので、こちらも確認しながら操作をしてください。

インディケータのインストール方法
インディケータのインストール方法

手順5

日本時間変換インディケータがチャートに適用され、日本時間が表示されます。

インディケータのインストール方法
point 自分にあった設定を探してみよう

Myforexの日本時間変換インディケータでは、日本時間を表示させるだけでなく次のローソク足までの時間やスプレッドを表示させたり、一定時間でチャートを区切ったりすることも可能です。

インディケータの追加機能

MT4/MT5はスマホでも日本時間表示ができる?

パソコン版と違い、スマホ版MT4/MT5では日本時間表示をすることができません。スマホ版のMT4/MT5では、カスタムインディケータを使うことができないためです。

したがって、スマホ版で日本時間を把握するには、頭の中で時差を計算をする必要があります。

計算方法のおさらいですが、表示されている時間に対して以下のように時差を計算することで、日本時間に変換可能です。

日本時間を計算するフロー

慣れるまで少し手間がかかるかもしれませんが、一度慣れれば特別難しく感じることはなくなります。また、外出先からスマホでチャートを確認する際にも都合がよいので、普段パソコン版のMT4/MT5を使っている方も、時間があったら計算の練習をしておくとよいかもしれません。

インディケータを組み合わせてMT4/MT5を使いこなそう!

普段は頭の中でMT4/MT5の表示時間を日本時間へ変更していた方も含めて、日本時間に変更する以外の様々な機能を取引に活かせるのがインディケータを活用する魅力です。

Myforexのインディケータであれば、MT4/MT5では確認できなかったローソク足が確定するまでの残り時間を確認できたり、時間区切り機能で各市場の特徴を理解できたりと、取引の精度を高めるきっかけにもなります。

Myforexでは、この他にも便利なインディケータを無料で提供しています。より多くの選択肢からご自身に合ったツールを見つけたい方は、ぜひ以下のページで探してみてください。


Date

作成日

2024.11.27

Update

最終更新

2025.07.14

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.12 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル