作成日
:2024.11.27
2025.07.14 13:17
MT4/MT5の表示時間は、日本時間から約6時間ずれています。チャート上の表示時間と普段見ている時計の時間に違和感を覚えた方は、この時差が原因です。
一度時差があることを覚えれば、頭の中で「MT4/MT5に表示される時間 + 6時間」などと計算できますが、FX業者や時期によって時差に若干差があるなど、実際はかなり面倒です。そこで役に立つのが、日本時間への変換機能を持つインディケータです。インディケータを使えば、普段見ているチャート上に日本時間を表示できるので手間がかかりません。
この記事ではMT4/MT5に表示されている時間の仕組みから、おすすめの無料インディケータを使って簡単に日本時間を表示する方法までをわかりやすく解説します。
MT4/MT5で表示される時間は通常、国際的な標準時間である「GMT(グリニッジ標準時)」を基準に設定されています。大手海外FX業者が提供しているMT4/MT5の表示時間を確認してみると、GMTに2時間をプラスした時刻である「GMT+2」の設定が一般的です。しかし、中には「GMT+0」や「GMT+3」を採用しているFX業者もあります。
業者名 | 基準とする時間 | 日本との時差 |
---|---|---|
![]() |
GMT+0(*1) |
9時間 |
![]() |
||
![]() |
GMT+2(*2) |
7時間 |
![]() |
||
![]() |
||
![]() |
||
![]() |
||
![]() |
GMT+3(*3) |
6時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+0(*1) | 9時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+0(*1) | 9時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+2(*2) | 7時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+2(*2) | 7時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+2(*2) | 7時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+2(*2) | 7時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+2(*2) | 7時間 |
基準とする時間 | 日本との時差 |
GMT+3(*3) | 6時間 |
(*1)年間を通じてGMT基準のままです。
(*2)夏時間はGMT+3基準になります。
(*3)年間を通じてGMT+3基準のままです。
一方、日本時間はGMTに9時間プラスした時間(GMT+9)です。したがって、MT4/MT5で表示される「GMT+2」や「GMT+3」と比べると、7時間または6時間先に進んでいます。例えば、XMTrading(エックスエムトレーディング)のMT4/MT5上の時刻が14時と表示されているときは、日本時間では21時(14時+7時間)ということになります。
「GMT」の代わりに「UTC」を使って時刻が表されることもあります。たとえば、「GMT+2」の代わりに「UTC+2」、「GMT+9」の代わりに「UTC+9」といった具合です。
GMTとUTCは厳密には違いますが、今回のように「何時間ずれているか」を考える際はこの2つは同じものと捉えても問題はありません。
お使いのFX業者がどの基準時間を採用しているかは、以下の3つの方法で確認できます。
MT4/MT5とPCを照らし合わせるやり方は簡単です。まずMT4/MT5でドル円などのチャートを開き、時間足を1分足などに切り替えます。続いて、「クロスヘア」機能を使ってカーソルを一番右のローソク足に当て、時刻を確認します。
番号 |
説明 |
---|---|
1 |
「M1」ボタンをクリックして1分足を表示させます |
2 |
「クロスヘア」アイコンをクリックします。 |
3 |
クロスヘアカーソルを一番右側のローソク足に重ねます。 |
4 |
MT4/MT5での時刻が確認できます。 |
5 |
MT5の時刻を、パソコンや時計に表示されている日本時間と比べます。 |
上記の例では、MT4/MT5上に表示されている時刻が06:16であるのに対し、パソコンに表示されている日本時間(GMT+9)は13:16です。日本時間のほうが7時間進んでいるため、この場合、MT4/MT5での表示時間はGMT+2基準だとわかります。
各FX業者が採用している基準時間は、公式サイトでも公表されています。時期によって変わることもあるので、お使いのFX業者について改めて確認しておくとよいでしょう。
多くのFX業者ではMT4/MT5の基準時間をGMT+2としていますが、3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日まで、いわゆる夏時間(サマータイム)の時期は変更されます。具体的には、通常よりも1時間繰り上げたGMT+3へ変更されるので、日本との時差も通常時の7時間から6時間に変わる点は覚えておきましょう。
例えば、先ほどと同じで表示時間が14時の場合を考えてみましょう。夏時間以外の時期は日本時間に直すと21時(14時+7時間)でしたが、夏時間の時期は6時間進めた20時(14時+6時間)と1時間早まります。MT4/MT5を見て表示時間を日本時間に変更したい場合は、以下のフローチャート通りに進めていきましょう。
夏時間の期間は国や地域で異なります。例えば、アメリカと欧州では数週間の違いがあります。しかし、アメリカ基準で表示時間を切り替えるFX業者が多いことから、まずはアメリカの夏時間を理解しておけば十分です。
暗算でMT4/MT5の表示時間を日本時間に変換することもできますが、計算が面倒であったり、計算ミスをしたりする恐れがあります。
そこでオススメなのが、MT4/MT5に日本時間を表示できる専用のインディケータの導入です。日本時間表示できるインディケータはMT4/MT5に標準搭載されていないので、外部からダウンロードする必要があります。導入時に少し手間はかかりますが、一度設定すればその後の取引がかなり楽になるでしょう。
無料のインディケータでも、以下のようにMT4/MT5上で日本時間を簡単に確認できるようになります。特に各市場の開場時間を狙ったり、経済指標の発表時に瞬時の値動きを狙ったりする場合など、わざわざ日本時間へ変換する余裕がないケースも考えられるので、直感的に取引できる環境を整えておくのがおすすめです。
日本時間を表示するインディケータの中には、様々な機能を備えたものがあります。例えば、ローソク足の残り時間を表示するものや、秒単位まで細かく表示してくれるもの、あるいは市場ごとにチャートを色分けできるものなど、非常に便利な機能が存在します。自身のトレードスタイルに合わせて、色々な機能を試してみるとよいでしょう。
当サイトMyforexでは、日本時間を表示できるインディケータを無料で提供しており、お気軽にご利用いただくことができます。Myforexのインディケータには時差を自動で調整する機能がついていることも特徴です。各FX業者の表示時間にかかわらず、自動で適切な日本時間を表示できるので、どの業者を使っていても手軽に利用可能です。
Myforexのインディケータをダウンロードするには、無料の会員登録が必要となります。必要に応じて、以下の記事を参考に会員登録を行います。
日本時間変換インディケータのダウンロードページにアクセスします。
お好みに合わせて「MT4版 ダウンロード」ボタン、または「MT5用 ダウンロード」ボタンをクリックします。
ダウンロードが完了したら、MT4/MT5上の所定のフォルダを開き、ダウンロードしたインディケータを保存します。その後、インディケータを更新し、チャートに適用した上で詳細設定を行います。
詳しい手順は「インストール方法」タブに記載されているので、こちらも確認しながら操作をしてください。
日本時間変換インディケータがチャートに適用され、日本時間が表示されます。
Myforexの日本時間変換インディケータでは、日本時間を表示させるだけでなく次のローソク足までの時間やスプレッドを表示させたり、一定時間でチャートを区切ったりすることも可能です。
パソコン版と違い、スマホ版MT4/MT5では日本時間表示をすることができません。スマホ版のMT4/MT5では、カスタムインディケータを使うことができないためです。
したがって、スマホ版で日本時間を把握するには、頭の中で時差を計算をする必要があります。
計算方法のおさらいですが、表示されている時間に対して以下のように時差を計算することで、日本時間に変換可能です。
慣れるまで少し手間がかかるかもしれませんが、一度慣れれば特別難しく感じることはなくなります。また、外出先からスマホでチャートを確認する際にも都合がよいので、普段パソコン版のMT4/MT5を使っている方も、時間があったら計算の練習をしておくとよいかもしれません。
普段は頭の中でMT4/MT5の表示時間を日本時間へ変更していた方も含めて、日本時間に変更する以外の様々な機能を取引に活かせるのがインディケータを活用する魅力です。
Myforexのインディケータであれば、MT4/MT5では確認できなかったローソク足が確定するまでの残り時間を確認できたり、時間区切り機能で各市場の特徴を理解できたりと、取引の精度を高めるきっかけにもなります。
Myforexでは、この他にも便利なインディケータを無料で提供しています。より多くの選択肢からご自身に合ったツールを見つけたい方は、ぜひ以下のページで探してみてください。
作成日
:2024.11.27
最終更新
:2025.07.14
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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