作成日
:2024.12.04
2024.12.04 17:22
MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
また「わざわざインディケータを使わなくても、頭の中で日本時間へ計算すればいい」と考えている人もいるのではないでしょうか。実は日本時間を表示する以外の機能が備わっているインディケータもあるのです。
本記事では、MT4/MT5の日本時間表示インディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
MT4やMT5に表示されている時間は、日本時間ではありません。具体的には、国際的な標準時間「GMT(グリニッジ標準時)」に2時間か3時間をプラスした時刻(GMT+2、GMT+3)で表示されることが一般的で、日本時間とは約7時間の誤差があります。
したがって、日本時間を参考に取引をしたい場合は、時差を頭の中で計算する必要があります。その手間を大幅に削減してくれるのが、日本時間を表示するためのインディケータです。インディケータを導入するだけで、チャート上で日本時間を簡単に確認できるようになります。
日本時間表示インディケータを使って、MT4/MT5上で日本時間を確認するメリットについて具体的に解説していきます。
為替市場は、東京市場とロンドン市場、そしてニューヨーク市場の3つを中心に動いています。
そして、東京市場は値動きが緩やかであったり、ロンドン市場では欧州の参加者が加わって値動きが活発化したりと、それぞれの市場には異なる値動きの特徴があります。したがって、今どの市場が開いているのかを把握することは、トレードの戦略を立てる上で非常に役立つのです。
しかし、MT4/MT5で表示されている時間は日本時間ではないので、市場の状況を直感的に理解するためには慣れが必要になります。そこでチャート上に日本時間を表示できるインディケータを導入することで、トレード経験が少なくても各市場の値動きが活発になる時間帯を簡単に把握できるようになります。
経済指標の結果は時に為替相場に大きな影響を与えるので、多くのトレーダーが経済指標カレンダーなどを使って情報を集めています。
ただし、経済指標カレンダーに表示されている時間は日本時間です。MT4/MT5の表示時間と照らし合わせてトレードをしていると、MT4/MT5上では経済指標カレンダー通りの時間になったのに、値動きが発生しないといった勘違いをする可能性があるのです。
MT4/MT5で日本時間を表示しておけば、そのような悩みもなくなります。経済指標カレンダーの時刻とチャート上の時間が一致するため、指標発表に合わせたポジション調整やエントリーをスムーズに行えるようになるでしょう。
日本時間表示インディケータといっても、日本時間の表示以外にも、以下のような便利な機能が備わっているものもあります。
日本時間を表示するだけではなく、時間単位で区切ることもできます。ただ単に日本時間を表示する場合と、日本時間を4時間区切りで表示したチャートを見比べてみましょう。
時間で区切ることによって、チャートがさらに見やすくなったことが分かります。スイングトレードのようにそれほど細かな時間を把握する必要がない場合は、時間区切り機能を使ってすっきりとした画面にすることで、ストレスなく取引ができるようになるでしょう。
日本時間を基準に縦線(グリッド線)をチャート上に表示する機能を使うことで、ローソク足が日本時間の何時にどのような形で確定したのかが明確になります。
また縦線を表示できる機能があるインディケータであれば、その多くが縦線の間隔を自由にカスタマイズできます。1時間間隔であったり、1日間隔であったりと市場の時間に合わせて調整をすることで、市場全体の流れがより分かりやすくなるでしょう。
MT4/MT5にはデフォルトで縦横のグリッド線が表示されているので、縦線の表示機能を使う際は、MT4/MT5標準のグリッド線を非表示設定にしておくのがおすすめです。
MT4/MT5では確認できない、次のローソク足が確定するまでの残り時間を確認できるインディケータもあります。
現在足の残り時間がわかると、取引タイミングが計りやすくなります。たとえば、次のローソク足がどのような形で完成するか事前に予測を立てた上で、ローソクの確定時間まで残りこれくらいの時間があるから、これくらい価格が変動しそうだという戦略も立てられます。
また、現在足の残り時間の表示に特化したインディケータとも相性がいいので、組み合わせて使ってみることもおすすめです。
今回、日本時間表示インディケータとして次の4つを選び、実際に使用してみました。
keys_Japan_Timeは、MT4/MT5で日本時間を表示できるシンプルなインディケータです。表示する時間足によって日本時間の表示の仕方が変わることが特徴です。たとえば日足では、〇年〇月という形で表示されますが、週足だと表示されるのは年数のみで月は表示されません。また、ローソク足の残り時間を表示する機能もあります。
keys_Japan_Timeは、機能がシンプルで万人受けする日本時間表示インディケータだと感じました。ただし、分単位まで日本時間を確認できない点は、より詳細な時間を知りたい場合に使いづらいと感じました。たとえば1分足を表示した場合、時間単位でしか日本時間が表示されません。
分単位の時間を確認したい場合は、ほかのインディケータを使う方が良さそうです。また時期によっては日本時間がズレる可能性があるので、その場合は時間補正のパラメータを設定する必要があるようです。しかし細かな日本時間が表示されていないので、ずれを微調整するのが少し難しいと感じました。
ここまでの内容を踏まえ、keys_Japan_Timeの利用をおすすめできるのは次のような人だといえます。
一方で、次のような人には利用をおすすめできません。
JPN_Time_SubZeroは、MT4用のみが提供されている日本時間表示インディケータです。年や日付、時間、分、秒までどれをチャート上に表示するか、自由に設定することができます。
日本時間の表示機能のみを搭載しているインディケータなので、ローソク足の確定時間表示など追加機能はありません。
JPN_Time_SubZeroでは、日本時間を区切るグリッド線の位置に矢印を表示することができます。矢印を表示することで、どのローソク足がどの時間に対応しているのかを確認しやすいと感じました。
年や日付、時間、分、秒から、どの時間単位を表示するかを自由に決められる点は使い勝手が良さそうですが、表示のしすぎには注意が必要そうです。
たとえば、日付や年数まで表示すると時間表示が二段になってしまうので、チャートを表示できる部分が少し狭くなってしまいます。また複数チャートを表示して、オシレーターも追加してなどすると、表示が崩れてしまう点も気になりました。
さて、どのような人にJPN_Time_SubZeroをおすすめできるかを整理してみました。
おすすめできない人については以下のようにまとめられます。
ShowJapanTimeは、MT4/MT5で利用できる日本時間表示インディケータです。MT4/MT5でデフォルトで表示されているサーバー時間を隠して、日本時間のみを表示することができます。
また日本時間を表示する以外の機能も豊富です。市場別に色分けができたり、市場ごとの価格変動幅を表示できたりします。
ShowJapanTimeの最大の魅力は、MT4/MT5で表示されているサーバー時間を非表示にでき、違和感なく日本時間の確認ができることだと感じました。
また機能が豊富なので、自身の取引戦略に合わせて設定をすれば非常にトレードで役立ちそうです。ただしパラメータの設定項目がかなり多いので、設定にはかなり苦労しそうです。
ShowJapanTimeの利用をおすすめできる人として、次の人を挙げることができます。
おすすめできない人については以下のようにまとめられます。
日本時間変換インディケータは、当サイトMyforexが提供している無料のインディケータです。分単位で細かく日本時間を表示できることはもちろん、時間単位で区切る機能もあります。
また、次のローソク足までの残り時間だけでなく、現在のスプレッドもチャート上から確認できる機能も備わっています。
日本時間変換インディケータは、日本時間表示インディケータとして十分な機能を備えているといえそうです。選択できる時間区切りの間隔が8種類と豊富なので、短い時間足を確認する場合は表示を多めにしたり、長い時間足を確認する場合は表示を少なめにしたりなど、調整がしやすそうでした。
また「時差自動調整」パラメータをONにすれば、利用しているFX会社のサーバ時間が自動で入力されるので、設定が簡単です。
さらに、日本時間変換インディケータは経済指標を組み合わせた取引でも相性が良いと感じました。スプレッドをリアルタイムで確認できるので、経済指標発表時にスプレッドを確認しつつエントリーするといった使い方ができそうです。
日本時間変換インディケータの利用をおすすめできる人として、次の人を挙げることができます。
一方、おすすめできない人については以下のようにまとめられます。
無料でMT4/MT5に日本時間を表示できるインディケータを探しているなら、Myforexの日本時間変換インディケータを使ってみてはいかがでしょうか。
日本時間変換インディケータは、無料でありながら十分な機能を備えています。見た目もシンプルなので、普段お使いのインディケータに加えて表示しておいても邪魔にはなりません。
また、Myforexが提供しているカスタムインディケータとの相性も抜群です。
Myforexではさまざまなカスタムインディケータを提供していますが、中でも「現在足の残り時間がわかるインディケータ」が日本時間変換インディケータと相性がいいです。
現在足の残り時間がわかるインディケータでは、本日の変動幅や現在足の変動幅など日本時間変換インディケータだけではわからない、ローソク足に関する情報を確認できます。
日本時間を表示しつつ、ローソク足に関するさまざまな情報を確認することで、トレードの精度をさらに高められます。また現在足の残り時間がわかるインディケータには、足が切り替わる前に通知を行う機能もあるので、経済指標発表前に合わせて通知を設定してみてもよいでしょう。
インディケータを導入するだけで、簡単にMT4/MT5で日本時間を確認できるようになります。日本時間表示インディケータの機能はどれもシンプルなものが多いので、チャートに追加しておくだけで現在のトレードを邪魔することなく、機能性も高められるでしょう。
またスプレッドの状況やローソク足の確定時間など、トレードに役立つ情報も知りたい場合は、シンプルかつ機能性も抜群の日本時間変換インディケータから使ってみてみましょう。
なお、当サイトMyforexでは、日本時間変換インディケータ以外にもカスタムインディケータやリアルタイムスプレッド比較ツールなど、便利なツールを公開しています。各ツールの詳細については、下記のページをご覧ください。
作成日
:2024.12.04
最終更新
:2024.12.04
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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