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メルカリがビットコインつみたて(積立)機能を導入!手数料や使い方などを解説

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update 2024.09.17 03:35
メルカリがビットコインつみたて(積立)機能を導入!手数料や使い方などを解説

update 2024.09.17 03:35

2024年8月1日、メルカリ子会社のメルコインが、ビットコインつみたて(積立)機能の導入を発表しました。つみたて機能を利用することで、ユーザーはアプリ上で手軽にビットコイン(BTC)を定期購入できます。

当記事では、メルカリのビットコインつみたて機能の詳細や、つみたて機能の手数料、使い方などを解説します。

メルカリがビットコインつみたて機能を導入

2024年8月1日、メルカリ子会社のメルコインが、アプリ上でのビットコインつみたて機能の提供開始を発表しました。

メルカリのビットコインつみたて機能

画像引用:メルコイン

ビットコインつみたて機能とは、設定した「金額」「購入頻度」「つみたて日」に沿って、自動的にビットコインを定期購入してくれる機能です。1円という少額から定期購入でき、設定した金額を銀行から自動チャージ(入金)する形でつみたてを行います。

メルペイに登録できる800以上の金融機関で自動つみたてチャージを設定できるので、普段から利用している銀行口座と連携できる点も便利です。

ビットコインつみたて機能の仕組み

画像引用:メルコイン

一定の間隔で一定の金額ずつ、指定した銘柄を購入する投資手法は、ドルコスト平均法とも呼ばれます。例えば、ビットコインつみたて機能を使って、毎月1万円を定期購入する設定をすれば、価格が高いときには少ない量を、価格が低いときには多くの量のBTCを買い付けることになります。

これにより、取得単価を平準化できるため、いわゆる高値掴みを避けることができます。ビットコインのように価格変動が激しい投資対象の場合、ドルコスト平均法は有効な投資手法だといえるでしょう。

ドルコスト平均法のイメージ図

なお、つみたてたビットコインはいつでも売却でき、メルペイ残高に戻して日本円に現金化したり、フリマでの買い物に利用したりできます。

つみたて設定はいつでも自由に見直し(変更)・解除ができるため、ライフスタイルなどにあわせて柔軟に変更することも可能です。

利用者数が220万人を突破

メルカリのビットコイン取引サービスは、2023年3月から提供開始されたアプリ上で仮想通貨(暗号資産)を売買できるサービスです。短期間で多くのユーザーを獲得し、2024年5月30日には利用者数が220万人を突破したことを発表しました。

メルカリ利用者数220万人突破

画像引用:メルコイン

ビットコイン取引サービスは、メルカリアプリ上で手軽にビットコインを売買できる点が特徴です。メルコインによると、利用者の84%が「仮想通貨取引が初めてのユーザー」としており、その手軽さが多くの方に好感されていると考えられます。

また、2024年5月21日にはビットコインに加え、イーサリアム(ETH)の取引サービスも提供開始しており、ユーザーの投資の選択肢が広がっている状況です。

ビットコインつみたて機能の特徴

メルカリのビットコインつみたて機能で設定できる金額や購入頻度などを解説します。

つみたての設定金額

メルカリでは、以下の選択肢からビットコインのつみたて金額を設定できます。

  • 1,000円
  • 5,000円
  • 10,000円
  • 任意の金額(1円〜100万円)

つみたて金額を設定すると、つみたて日に1回あたりの設定金額が、指定した金融機関から自動的にチャージ(入金)され、定期購入が行われます。金額は1円から設定できるので、少額から始めたい方にも使いやすいでしょう。

なお、つみたての設定金額が1,000円に満たない場合は、銀行口座から1,000円が自動でチャージされます。また、設定したつみたて金額以上の額が、すでにメルカリに入金されている場合、銀行口座からチャージは行われません。

例えば、2024年8月から「月に1回、500円のつみたて設定」をしたとします。その場合、以下のような流れでビットコインのつみたてが実施されます。

つみたて月 チャージ額 つみたて額 残高
2024年8月 1,000円 500円 500円
2024年9月 なし 500円 0円
2024年10月 1,000円 500円 500円
2024年11月 なし 500円 0
2024年12月 以下繰り返し
積立月 チャージ 積立額 残高
8月 1,000円 500円 500円
9月 なし 500円 0円
10月 1,000円 500円 500円
11月 なし 500円 0円
12月 以下繰り返し

ただし、途中でチャージしたお金をメルペイ残高に移すなどして、つみたて金額が不足している場合、銀行口座から1,000円がチャージされます。

つみたての設定購入頻度

ビットコインつみたて機能では、以下の購入頻度を設定できます。

購入頻度 説明
月に4回 7日、14日、21日、28日
月に2回 7日、21日もしくは14日、28日のいずれかを選択
月に1回 7日、14日、21日、28日から選択

毎月のつみたて回数は4回、2回、1回から選択できますが、日付はいずれも7日、14日、21日、28日の固定となっています。つみたて開始時期は、設定したつみたて日の中で、最も近い日からスタートします。

つみたてできるのはビットコインのみ

当記事執筆現在(2024年8月2日)、つみたて機能で定期購入できるのはビットコインのみです。イーサリアムのつみたては設定できないので、その点は注意が必要です。

ビットコインつみたて機能の手数料

ビットコインつみたて機能を利用する際の手数料を解説します。

利用手数料

ビットコインつみたて機能は、手数料無料で利用できます。また、銀行口座からのチャージ(入金)に関しても、手数料はかかりません。

スプレッド

ビットコインを購入する際に取引手数料はかかりませんが、スプレッドは発生します。スプレッドは取引手数料とは区別されていますが、実質的な手数料として機能します。

メルカリは、他の国内取引所の「販売所」と比較すると、スプレッドは狭い傾向がありますが、取引コストがかかることは把握しておくべきでしょう。なお、メルカリのスプレッドは固定ではなく変動制であるため、市場の流動性によって変化します。

knowledge 取引所と販売所

国内の仮想通貨取引所では、「取引所」と「販売所」という2つの取引方法を提供していることが多いです。「取引所」はユーザー同士で売買を行う取引形式であり、安価な手数料で売買できます。一方「販売所」は取引所よりも操作が簡単であるものの、スプレッドと呼ばれる売買時の価格差が大きく、取引コストが高くなる傾向があります。

ビットコインつみたて機能の使い方

ビットコインつみたて機能の設定方法、変更方法、解除方法をそれぞれ解説します。

つみたての設定方法

手順1

ビットコイン取引サービスの画面に移動し、画面を下にスクロールして「つみたて」をタップします。

ビットコイン取引サービスのトップ画面

手順2

ビットコインつみたて機能の説明が表示されるので、内容を確認して「はじめる」をタップします。

ビットコインつみたて機能の説明画面

手順3

利用規約や取引説明書を確認し、問題なければ「同意して次へ」をタップします。

重要事項の確認画面

手順4

ビットコインつみたての各種条件を設定します。「設定金額」「頻度」「つみたて日」を設定したら、「内容を確認する」をタップします。

ビットコインつみたての設定画面

手順5

つみたての設定内容と、チャージ(入金)用の銀行口座が表示されるので、問題なければ「設定する」をタップします。

なお、チャージ用の銀行口座が未設定の場合、「チャージ用の銀行を登録する」というボタンが表示され、タップすると設定画面に移行します。

つみたて内容の確認画面

手順6

画面上部に「ビットコインのつみたてを設定しました」と表示されれば、つみたての設定は完了です。

設定したつみたて日が来ると、つみたて金額が銀行口座から自動的にチャージされ、ビットコインが購入されます。

つみたて設定完了後の画面

つみたての変更方法

手順1

ビットコイン取引サービスの画面に移動し、画面を下にスクロールして「つみたて」をタップします。

ビットコイン取引サービスのトップ画面

手順2

現在設定しているつみたて内容が表示されるので、「変更する」をタップします。

設定済みのつみたて内容

手順3

「設定金額」「頻度」「つみたて日」を変更したい内容に設定したら、「内容を確認する」をタップします。

つみたて内容の変更画面

手順4

つみたての設定内容と、チャージ(入金)用の銀行口座が表示されるので、変更内容に問題なければ「設定する」をタップします。

つみたて内容の確認画面

手順5

画面上部に「ビットコインのつみたてを設定しました」と表示されれば、つみたての変更設定は完了です。

つみたて変更完了後の画面

つみたての解除方法

手順1

ビットコイン取引サービスの画面に移動し、画面を下にスクロールして「つみたて」をタップします。

ビットコイン取引サービスのトップ画面

手順2

現在設定しているつみたて内容が表示されるので、「解除する」をタップします。

設定済みのつみたて内容

手順3

「解除する」をタップします。

つみたて解除の確認画面

手順4

画面上部に「ビットコインのつみたてを解除しました」と表示されれば、つみたての解除は完了です。

つみたて解除完了後の画面

手軽にビットコインを積立購入

メルカリのつみたて機能を使えば、手軽にビットコインを定期購入できます。取得単価を平準化しながら積立できるので、ビットコインに長期投資したい方には適した機能です。

手軽にビットコインを積立していきたい方は、メルカリのつみたて機能を活用してみてもよいかもしれません。しかし、ビットコインの購入時にはスプレッドという実質的な手数料が発生するので、デメリット面も把握した上で利用するのがよいでしょう。


Date

作成日

2024.08.07

Update

最終更新

2024.09.17

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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