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TradingView​​のトレンド分析のコツ!自動描画インジケータの選び方と活用法

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update 2024.02.09 14:58
TradingView​​のトレンド分析のコツ!自動描画インジケータの選び方と活用法

update 2024.02.09 14:58

トレードで勝つためには、トレンドをうまく読むことが大切です。TradingView(トレーディングビュー)には、トレンドの分析に便利なツールが数多く備わっています。「トレンドライン自動描画インジケータ」を紹介します。

この記事では、TradingViewの自動描画インジケータを使ったトレンド分析のポイントを紹介します。トレードの初心者からちょっと経験のある人まで、役立つ情報をわかりやすく説明します。

そのほか、トレンド分析に活用できる「トレンドライン自動描画インジケータ」も紹介するので、自身の取引スタイルに合わせて活用しましょう。

【初心者向け】TradingViewで簡単にトレンドラインを引く方法

トレンドラインはトレードで重要なポイントを示しますが、自分で引くと思い込みが影響する場合があります。「TradingView(トレーディングビュー)の自動トレンドライン描画ツール」を活用すれば、先入観を排したラインを表示できます。

自動トレンドラインツール例
自動トレンドラインツール例

画像引用:TradingView

トレンドライン自動描画ツールは、相場の動きを捉えて、高値や安値を基に多くの人が注目するであろうラインを自動で描画します。また、トレンドラインを基にしたチャートパターンを表示できるインジケータもあります。

ツールを選ぶときのポイントは、使いやすさと自分のトレードスタイルに合っているかどうかチェックすることです。トレードの経験が少ない人は、高値と安値を使ったシンプルなトレンドライン描画ツールを選ぶと良いでしょう。

自動トレンドラインツールの魅力とは?

自動トレンドラインツールの最大の魅力は、使いやすさと時間を節約できる点です。初心者でも、複雑な描画方法を覚えずに、すぐに相場分析を始められます。また、トレンドライン自動描画ツールは同じロジックを基にトレンドラインを引くため、相場分析の精度向上も期待できます。

ツールがトレンドラインをどのように描画するのかを観察することで、トレンドラインの基本的な引き方を学べるでしょう。

どの自動トレンドラインツールを選ぶべき?

自動トレンドラインツールを選ぶ際は、描画ロジックの違いを把握しましょう。

高値・安値を結ぶシンプルなトレンドラインもあれば、別のロジックをもとに描画するトレンドラインもあります。また、トレンドラインだけでなく、他の分析方法と組み合わせて表示するインジケータもあります。

トレンドラインの描画方法が分からない方は、初心者向けのシンプルなトレンドラインツールを使用しましょう。

TradingViewの自動トレンドライン描画ツール【6選】

TradingView(トレーディングビュー)には、相場のトレンドを捉えるための便利な自動トレンドライン描画ツールが豊富にあります。TradingViewで提供されている自動トレンドライン描画ツールの中でも、特に初心者に向いているツールを6つ紹介します。

シンプルな自動トレンドライン描画ツール

シンプルな自動トレンドライン描画ツール
シンプルな自動トレンドライン描画ツール

画像引用:TradingView

「TrendlineSample」は、初心者におすすめのシンプルな自動トレンドライン描画ツールです。TrendlineSampleは、チャートに適用するだけで、高値や安値を基準にしたトレンドラインを自動で描画します。

ただし、描画されているトレンドラインが過去にどれだけ意識されていたかを確認しましょう。特に、3回以上意識されているトレンドラインは、トレードに活用できる可能性が高いです。

相場の意識されやすいサポートやレジスタンスをより正確に把握できるので、戻り売りや押し目買い戦略に活用できるでしょう。

マルチタイムフレーム分析ができるトレンドライン描画ツール

「Trendlines HTF」は、上位足のトレンドラインを下位足のチャートに描画するトレンドライン描画ツールです。異なる時間枠のトレンドラインを一度に把握できるので、マルチタイムフレーム分析に活用できます。

point マルチタイムフレーム分析とは

マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間枠を同時に分析することで、相場の動きをより広い視野で捉える手法です。頭文字をとって「MTF分析」と表記される場合もあります。短期トレードでも上位足のトレンドラインをチェックすることで、より多くのトレーダーが意識する価格帯を探せます。

下記のチャート画像では「Trendlines HTF」を利用し、ドル円の15分足に4時間足のトレンドラインを描画しています。4時間足の下降トレンドライン(オレンジ線)に、15分足のローソク足が何度もぶつかり、反落していることを確認できます。

マルチタイムフレーム分析トレンドライン描画ツール
マルチタイムフレーム分析トレンドライン描画ツール

画像引用:TradingView

上位足のトレンドラインは、多くのトレーダーが意識するため、価格が上位足のトレンドラインで反発・反落する確率が高くなります。そのため、押し目買いや戻り高値売りのタイミングを見極める際の参考にできるでしょう。

ダウ理論を活用したトレンドライン描画ツール

ダウ理論を活用したトレンドラインツール「LH-LL/HL-HH Confirmation Trend Line」を紹介します。

ダウ理論によるトレンドライン
ダウ理論によるトレンドライン

画像引用:TradingView

point ダウ理論のトレンドの定義

ダウ理論の法則の中に、「明確なトレンド転換が発生しない限りトレンド継続」があります。ダウ理論では、直近安値を下回らず高値を更新している状態を「上昇トレンド」、直近高値を上回らず安値が更新されている状態を「下降トレンド」と定義します。

連続する高値(HH)と安値(HL)の上昇は上昇トレンド(強気トレンド)の兆しであり、連続する低値(LH)と安値(LL)の下降は下降トレンド(弱気トレンド)の兆しです。

上記のダウ理論の考え方を使用してトレンドを示し、対応するトレンドラインを描画します。トレンドが確定したローソク足の下にはシグナルが表示されます。トレンドの変化を素早く把握できるので、トレードの判断の参考にできるでしょう。

トレンドラインと水平線分析の組み合わせ

「Smarter SNR (Support and Resistance, Trendline, MTF OSC)」を紹介します。このツールは、トレンドライン描画の他に、支持線・抵抗線やオシレーター機能などを備えています。そのほか、トレンドラインのブレイクアウト部分に、シグナルを表示することも可能です。

トレンドラインと水平線分析
トレンドラインと水平線分析

画像引用:TradingView

トレンドラインと支持線・抵抗線を組み合わせて、トレンドが強まっているかを確認できます。また、RSIやストキャスティクスも表示できるので、売られすぎや買われすぎになっていないかを把握できます。ダマシによる損失のリスクを軽減できるでしょう。

ATR分析を利用したトレンドライン描画ツール

「Dynamic Trendlines Multi-Timeframe」は、ATRを基にしたトレンドライン描画ツールです。価格変動の大きなローソク足を基に、トレンドラインを描画します。デフォルト設定では、適用するチャートのATR(期間:14)の1.5倍動いたローソク足を基にトレンドラインを自動描画します。

ATRを基にしたトレンドライン
ATRを基にしたトレンドライン

画像引用:TradingView

point ATRとは

ATRとは、過去の一定期間の相場のボラティリティ(価格変動幅)の平均を表示するテクニカル指標です。価格変動が大きくなるとATRも上昇し、価格変動が小さいとATRは下降します。

緑色の線は上昇トレンドを、赤色の線は下降トレンドを示します。また、ローソク足が2回連続でトレンドラインを超えると、トレンドラインは実線から点線に変わります。点線となった場合、トレンドラインの弱まりを示すサインですが、トレンドラインが変わるのは基準となる価格変動以上となったローソク足が出現したときのみです。

加えて、価格が一定値より高いか低いかでラインの色が決定されるため、見た目上の値動きの方向と、ラインの色が必ずしも一致するわけではない点に注意が必要です。

トレンドラインは、支持線や抵抗線として活用できます。また、エントリーや決済のタイミングを判断するラインとしても利用できるでしょう。トレンドの変化をラインの色で知らせてくれるので、相場の変化に迅速に対応できるでしょう。

オシレーターのトレンドライン描画ツール

「RSI Trendline with Breakouts」は、RSI(Relative Strength Index)にトレンドラインを描画できるインジケータです。

RSIのトレンドライン自動描画ツール
RSIのトレンドライン自動描画ツール

画像引用:TradingView

このインジケータでは、チャートではなく、RSIにトレンドラインを描画し、ブレイクアウトポイントをシグナルで示します。チャートを観察すると、シグナルが発生した後に価格が大きく変動し、新たなトレンドが発生する傾向が見られます。

このツールを活用すれば、RSIの動きに基づく相場の変化を把握しやすくなるでしょう。特に、トレンドの転換点を見極める際に有効です。

knowledge RSIは奥が深い

RSIは「買われすぎ、売られすぎ」など相場の過熱感を分析するツールとして知られています。あまり知られていないのが、「RSIのチャート分析」です。RSIを価格チャートと同じように、支持線・抵抗線、トレンドライン、チャートパターンなどで分析する方法もあります。RSIは単純なインジケータのようで、実は奥が深いインジケータです。

TradingViewの自動トレンドライン描画ツールの設定方法

ここでは、TradingView(トレーディングビュー)の自動トレンドライン描画ツールをチャートに適用する手順を解説します。

手順1

適用したいTradingViewチャートを開き、上部ツールバーの「インジケータ」をクリックします。

手順1インジケータをクリック

画像引用:TradingView

手順2

検索ボックスで検索したいインジケータのキーワードを入力します。「Trendline」と検索すると、「トレンドライン」に関連するツールが表示されます。

手順2検索結果

画像引用:TradingView

手順3

気になるインジケータの名称を見つけたら、右端にある「詳細を確認」をクリックします。

手順3詳細を確認

画像引用:TradingView

手順4

インジケータの概要やチャートに適用したときの画面などが表示されます。海外のインジケータ開発者の説明は、英語での解説となっています。

手順4インジケータの解説
手順4インジケータの解説

画像引用:TradingView

手順5

インジケータの選択画面に戻り、該当するインジケータをクリックします。

手順5インジケータを選択

画像引用:TradingView

手順6

インジケータがチャートに表示されます。

手順6インジケータを表示
手順6インジケータを表示

画像引用:TradingView

トレンドラインの基礎知識を身に着けよう

トレンドラインの正しいトレンドラインの引き方を覚えると、これからの価格の動きを予想しやすくなります。

TradingView(トレーディングビュー)の自動描画ツールは便利なツールですが、有効なトレンドラインかどうかはトレーダー自身が判断する必要があります。自動トレンドラインツールを利用する場合も、トレンドラインの基礎知識は必須です。

さらに、トレンドラインとサポートライン(水平線)を一緒に使うと、価格が反転するかもしれない価格水準を見つけやすくなります。これは、エントリーポイント・決済ポイントを決めるときにも役立ちます。

有効なトレンドラインを描画する方法

トレンドラインは、原則的には「安値同士・高値同士をチャート上で結んだ直線のこと」です。

トレンドラインが有効かどうかは、そのラインが支持線として機能しているか、抵抗線として機能しているかを確認して見分けます。3つ以上の高値/安値でトレンドラインが抵抗線/支持線として機能しているか、チェックしましょう。

有効なトレンドラインの見極め
有効なトレンドラインの見極め

画像引用:TradingView

例えば、上記のドル円の日足チャートには、上昇トレンドラインを描画しています。この上昇トレンドラインは起点を除く、3つのポイントで反応しているため、有効なトレンドラインと判断できるでしょう。

このトレンドラインを下回った場合、トレンドが転換した可能性が高く、下落の勢いが強くなるかもしれないと予想できます。

アラート機能を使ったトレンドラインの活用

TradingViewは、アラート機能が充実しています。MT4/MT5では複雑なプログラムを組む必要がありますが、TradingViewであれば、アラートをワンクリックで簡単に設定可能です。

トレンドラインにタッチしたとき、下回ったとき、上回ったときなど、さまざまな条件でアラートを設定できます。TradingViewのプランによって、1度に設定可能なアラートの数や種類が異なるので注意しましょう。

TradingViewの自動トレンドラインツールを活用しよう

TradingView(トレーディングビュー)では、多種多様なカスタムインジケータが提供されています。

高値や安値を基にした自動トレンドライン描画ツールや、独自のロジックを活用したトレンドラインなど、さまざまなトレンドライン描画ツールが公開されています。トレンドラインとオシレーターを組み合わせたインジケータなど、ツールの種類が豊富な点もTradingViewの魅力といえるでしょう。

この記事で紹介したツール以外にも、TradingViewではさまざまなインジケータを利用できます。自分の分析方法やトレードスタイルに合ったツールを見つけられるでしょう。


Date

作成日

2024.02.09

Update

最終更新

2024.02.09

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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