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Axon MarketsはGEMFOREX運営が立ち上げたブローカーなのか

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update 2023.09.15 09:51
Axon MarketsはGEMFOREX運営が立ち上げたブローカーなのか

update 2023.09.15 09:51

Axon Markets(アクソンマーケッツ)は、GEMFOREX(ゲムフォレックス)との関連が噂されている海外FX業者です。GEMFOREXは2023年5月に出金遅延問題でサービスを停止した海外FX業者であり、現在事業はGalaxy DAOに引き継がれたという形となっています。

GEMFOREXが預かっていたユーザーの資金は未だに返還されておらず、事業を買収したGalaxy DAOに対する批判的な意見も多く見受けられます。そのような批判を集めた者たちが運営している可能性があるとして、Axon Marketsが話題に上がっています。

MyforexがAxon Marketsに関して調査した内容をまとめました。

Axon Marketsとは

Axon Markets(アクソンマーケッツ)は、Little Black Diamond Ltdという会社が運営している海外FX業者です。英語表記にしたときのトップページの最下部には、以下のような文言が記載されています。

Axon Markets is a registered brand name of Little Black Diamond Ltd, a company authorised and regulated by the Seychelles Financial Services Authority (FSA) under Securities Dealer's License number SD115, with registered address at Room B11, 1st Floor, Providence Complex, Providence, Mahe, Seychelles. The head office address is Attic Suites, Room 1, 3rd Floor, Oliver Maradan Building, Victoria, Mahe, Seychelles

Axon Markets - より引用

なお、日本語表記では会社名とブランド名の関係が明記されていないため、英語表記を記載しています。ただし、どちらの表記も同じ運営会社によるサービスを説明していると思われます。

上記の引用箇所からわかる会社概要は以下の通りです。

運営会社 Little Black Diamond Ltd
本部住所 Attic Suites, Room 1, 3rd Floor, Oliver Maradan Building, Victoria, Mahe, Seychelles
金融ライセンス セーシェル金融庁(FSA):SD115
公式サイト https://www.axonmarkets.com/

ちなみにセーシェル金融庁の登録ページは以下のようになっており、情報は一致しています。

Little Black Diamond Ltdのセーシェル金融庁における登録内容 Little Black Diamond Ltdのセーシェル金融庁における登録内容

画像引用:セーシェル金融庁

Little Black Diamond Ltdの住所は、大手海外FX業者であるXMTrading(エックスエムトレーディング)やExness(エクスネス)も拠点としているセーシェル共和国になっています。そして公式サイトによるとFX通貨ペアや貴金属、株式銘柄などを取り扱っているようです。Webサイトを見る限りでは普通の海外FX業者のように見えます。

また公式サイトの下部では、海外FX業者としては珍しく信託保全で顧客の資金を管理していると記載されています。

Axon Marketsフッター

しかしページ内部の記載では分別管理とも捉えることができ、実態は不明です。

Axon Marketsにとって、お客様の経済的な安全性は最も重要なものです。すべての顧客資金は企業資金とは別に保管され、関連する顧客資金に関する法律に従って管理されます。すべての金融サービス規制機関は、それぞれ独自の法律と規制を発効しています。このため、Axon Marketsはお客様の資金に関するすべての法的保護措置を遵守することを保証します。

Axon Markets - より引用

Axon MarketsがGEMFOREX運営による新ブローカーと噂される理由

ネット上では「Axon MarketsはGEMFOREX運営者によって設立されたのではないか」という噂が広がっています。関連性が噂されている主な理由をご紹介しましょう。

ロゴのデザイン

GEMFOREX(ゲムフォレックス)とAxon Markets(アクソンマーケッツ)のロゴが類似していることから、「同じデザイナーがロゴを作成したのでは?」と考えるユーザーもいるようです。

GEMFOREXとAxon Marketsのロゴ

GEMFOREXのロゴには、頭文字の「G」をモチーフにした六角形が採用されていました。Axon Marketsでも同様に頭文字の「A」をモチーフにしたと思われる三角形のロゴが採用されています。また、ロゴの色についても、GEMFOREXと同系統のものが採用されています。

GEMFOREXのサポート担当者と苗字が同じ

Axon Marketsのサポートに問い合わせたところ、GEMFOREXのサポート担当者と同じ苗字のスタッフが対応したとするスクリーンショットがSNS上に投稿されています。

このことから、Axon MarketsとGEMFOREXのサポート担当者が同一人物なのではないかと考えるユーザーもいるようです。仮にAxon Marketsの担当者が同一人物であれば、Axon MarketsとGEMFOREXには何らかの関係性があるものと考えられます。

Axon Marketsの不審な点

Axon Markets(アクソンマーケッツ)には、いくつか不審な点も見られます。

「axonmarkets.com」は2023年11月に取得

Axon Markets公式サイトのドメインは「axonmarkets.com」です。ドメインに関する情報を確認できるWhoisで見てみると、該当するドメインはGoDaddyという業者を利用して、2022年11月22日に取得されたことがわかります。直近では2023年6月8日に更新されているようです。

axonmarkets.comのWhois情報

画像引用:GoDaddy

しかし、Axon MarketsのLinkedinのアカウントには、10年の運営実績がある旨が記載されています。Linkedinの記述が正しければ、2013年ごろからサービスを提供していたことになります。

Axon Marketsのlinkedin

画像引用:Linkedin

2013~2016年に使用されていた形跡あり

過去のWebページを閲覧できるツール「Wayback Machine(ウェイバックマシン)」には、2015年以降の「axonmarkets.com」のホームページがアーカイブとして残されています。アーカイブされたページによると、2015〜2016年には、海外の未公開株を取引する会社が「axonmarkets.com」を使用していたようです。

axonmarkets.comのアーカイブページ axonmarkets.comのアーカイブページ

画像引用:Wayback Machine

同社は2013年からサービスを提供していたようですが、2017年以降に同ドメインが使用されていた形跡は見つかりません。2023年8月には現在のサイトのアーカイブが残されています。

Whoisの情報と期間にズレがあることから、2013〜2016年頃に「axonmarkets.com」を使用していた企業と、現在同ドメインを使用している企業は別会社であると考えられます。よってLinkedinの「10年の実績」という記載は不自然といえるでしょう。

仮にAxon MarketsがGEMFOREX運営を立ち上げたブローカーだった場合、以前から運営されていたFX業者であることを装うために、同ドメインを取得した可能性があります。

類似する社名の企業とロゴが酷似

Axon Marketsのロゴにも不審な点があります。警察や政府機関向けのソリューションを提供しているAXONという会社とロゴが酷似しています。

Axon MarketsとAXON

企業にとってロゴはブランディングのための一種のツールであるため、他社と似通ったデザインは避けるのが一般的です。ロゴだけが酷似しているのであれば、偶然の可能性もありますが社名も類似しているため、何らかの意図があって似せたものと考えられます。

GEMFOREXとの関係は不明

GEMFOREX(ゲムフォレックス)との関連性が噂されているAxon Markets(アクソンマーケッツ)ですが、今のところ関連性を裏付ける決定的な情報はないようです。一方で、Axon Marketsには不審な点も見られます。Linkedinに記載されているような実績のあるブローカーであるかという点には疑問が残ります。

Axon Marketsをとりあげている海外FXメディアは少なく、非常に情報が入手しにくいブローカーです。サービスの提供状況も不明なため、利用は避けるべきでしょう。


Date

作成日

2023.09.14

Update

最終更新

2023.09.15

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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