作成日
:2023.07.18
2023.07.18 17:48
2023年7月14日、Bybit(バイビット)はトークンセールイベントのBybit Web3 IDOに、仮想通貨(暗号資産)GSWIFTが登場することを発表しました。
GSWIFTは「GameSwift」というゲームプロジェクトの独自仮想通貨です。上場イベントに参加申請できるのは、7月14日午後7時から7月18日午後7時(日本時間)となっています。
本記事では仮想通貨GSWIFTの特徴とIDO参加方法を紹介します。
仮想通貨(暗号資産)GSWIFTは、ゲーム関連プロジェクト「GameSwift」の独自トークンです。
GameSwiftは、ブロックチェーンに馴染みのない人でも、ブロックチェーンゲームを楽しめるようにすべきだと考えています。そこで、気軽にゲームを探してプレイできるプラットフォームを提供しています。
画像引用:GameSwift
ゲームを遊ぶのに、ウォレットの作成やブリッジを使ったネットワーク切り替え、ガス代の支払いなどは不要です。面倒な手続き不要でゲームを始められ、それでいてゲーム内資産を自分で保有したり、ゲームの運営方針に意見できたりする点が魅力です。
また、GameSwiftはゲーム開発者向けのサービスも提供しており、そのサービスには「GameSwiftチェーン」などがあります。
GameSwiftチェーンは「セトルメントレイヤー」であり、取引の不変性の保証などのセキュリティ機能を提供します。
セトルメントレイヤーは、トランザクションを確定させる役割を果たす、最も基礎的なレイヤー(層)です。一般的に、ユーザーが送信したトランザクションは、妥当性について合意され、実行に移されます。セトルメントレイヤーは、実行されたトランザクションを確定させるプロセスを担います。
またGameSwiftチェーンは、zkEVMの技術に対応しています。そこで各ゲームの開発者は、zkEVMを利用したロールアッププロセスを導入し、ゲームの処理速度を向上させられます。
GameSwiftチェーンのセキュリティ機能は、エコシステム内で共有されています。そのため開発者は、独自のセキュリティインフラを用意する必要がありません。
ロールアップはトランザクションの実行を外部ネットワークで行う技術であり、処理速度の向上やガス代の低下などを実現します。ロールアップには様々な種類がありますが、昨今注目を集めているのは、zkEVMを利用したzkロールアップです。
仮想通貨(暗号資産)GSWIFTには、様々な使い道があります。
仮想通貨GSWIFTは、GameSwiftチェーンのネイティブトークンです。そのため、トランザクション手数料の支払いなどに用いられます。
また、ロールアップによって処理されたトランザクションを検証する際にも用いられます。
GSWIFTをステーキングすると、トランザクション手数料を受け取れます。また、GameSwiftのエコシステム内でロールアップを活用するプロジェクトの数だけ、追加的なステーキング報酬の受け取りが可能です。
さらに、GameSwiftのプラットフォーム収益の10%も、報酬として分配される仕組みとなっています。
Bybit Web3 IDOがどのようなものかは、IDOの意味を知ると理解しやすくなります。IDOは、企業やプロジェクト側がDEX(分散型取引所)経由で資金を集める仕組みです。取引所を使う投資家には、新規上場トークンを割安で買える機会を提供します。
Bybit Web3 IDOは「Bybit Web3」というプラットフォームで行われ、そこで申し込むとトークンを購入できる可能性があるイベントです。
Bybit Web3で利用するBybit Walletは、Bybitが秘密鍵を管理する仮想通貨ウォレットです。そのため、Bybit Web3 IDOには中央集権的な要素があり、この点で一般的なIDOとは異なっています。
Bybit Web3 IDOへの参加はBybit Web3から行います。ただし、トークンの上場先はBybit Web3内ではなく、通常のBybitの取引所です。
Bybit Web3 IDOへの参加方法を紹介します。
Bybit Web3 IDOの参加条件とスケジュールを紹介します。
仮想通貨(暗号資産)GSWIFTの新規上場イベントの概要は以下の通りです。
条件等 | 説明 |
---|---|
抽選に進むための条件 | スナップショット期間中に300 USDT(アービトラム)以上の残高を維持 |
購入時に必要な金額 | 200 USDT、ガス代のETH |
当選アカウント数 | 250 アカウント |
1人あたり割当数量 |
約13,889 GSWIFT
(1 GSWIFT = 0.0144 USDT)
|
また、イベントは以下の4つの段階に沿って進行していきます。
イベントのフェーズ | 期間・日時(日本時間) |
---|---|
IDOコミット期間 | 2023年7月14日午後7時~7月18日午後7時 |
スナップショット期間 | 2023年7月18日午後7時~7月21日午後7時 |
IDO抽選 | 2023年7月21日午後7時~7月21日午後7時30分 |
公開および購入期間 | 2023年7月21日午後7時30分~7月22日午後7時 |
当選した場合、購入したGSWIFTトークンは、ブロックチェーン上の各ブロック生成に応じて、下記のとおり段階的に受け取り可能になり、Bybit Walletに配布されます。
日付 | 比率 |
---|---|
2023年7月21日午後7時 | 50% |
2023年8月21日午後7時 | 10% |
2023年9月21日午後7時 | 10% |
2023年10月21日午後7時 | 10% |
2023年11月21日午後7時 | 10% |
2023年12月21日午後7時 | 10% |
Bybit Web3 IDOに参加するには、コミット期間中に参加申請を行います。参加申請は以下の条件を満たせば行えます。
ただし抽選に進むには、スナップショット期間中に残高の条件を満たす必要があります。
スナップショット期間中、ユーザーのBybit Walletの残高が計測されます。複数回のスナップショットで取得された残高が、条件を満たすと抽選に進めます。
GSWIFTのイベントでの条件は、スナップショットの残高が300 USDT(アービトラム)以上を維持することです。
コミット期間を終えると抽選が行われます。当選者はスマートコントラクトによってランダムに選ばれます。当選したかどうかは、プラットフォーム上などから確認可能です。
スマートコントラクトは契約を自動履行するプログラムです。自動販売機でたとえると、「利用者が必要なお金を投入する」「特定の飲料のボタンを押す」という二つの契約条件が満たされた場合に、自動的に「その飲料を利用者に提供する」という契約が実行されます。
抽選結果が発表された後は、新規トークンの購入ができる期間に移ります。
当選した場合は、トークンの割当額が表示され、割安価格(1 GSWIFT = 0.0144 USDT)で購入できるようになります。この期間を過ぎた場合、購入は不可となるのでご注意ください。なお、購入数量は全額分となります。
当選しなかった場合、今回のイベントではトークンを購入できません。この場合、ネットワーク手数料を支払う必要はありません。
Bybit Web3 IDOへの大まかな参加方法は、以下の通りです。
より詳しく解説します。
下記のボタンからBybitにホーム画面に移行します。
上部メニューから「Web3」にカーソルを合わせて、「Bybit Wallet」をクリックします。
Bybit Web3のホーム画面上部にある「IDO」をクリックします。
セールに申し込みたいトークンの「詳細を見る」ボタンをクリックします。
Bybit Web3 IDOページへの移行後、「IDOにコミット」をクリックします。
参加申請が完了すると、以下のような画面になります。参加申請が可能な期間(コミット期間)が終了すると、当選者が決定されます。
コミット期間が終了すると、画面の右側から当選したかどうかを確認できるようになります。コミット期間が終了するまでの時間は、画面中央のカウントダウンから確認可能です。
抽選に進むには、残高の条件を満たす必要があります。残高が不十分なら入金しておきましょう。
入金方法は以下の記事で解説しています。
当選した場合は、トークンを割安価格で購入できるようになります。購入期間中に償還(購入)の手続きを進めてください。
Bybit(バイビット)のWeb3 IDOは、これまでイーサリアムまたはBNBチェーンで実施されてきていました。そのような中、今回のGSWIFTのトークンセールはアービトラム上で行われます。
レイヤー2などの人気の高まりからか、Bybit Walletはアービトラムだけでなく、OptimismやzkSync Era、ポリゴンなどに対応しています。そのため今後は、これまで以上に多用なエコシステムのトークンセールに参加できると期待できます。
作成日
:2023.07.18
最終更新
:2023.07.18
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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