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仮想通貨AKIでエアドロップ実施|Aki Networkと独自トークンを解説

仮想通貨AKIでエアドロップ実施|Aki Networkと独自トークンを解説

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update 2023.05.15 18:36
仮想通貨AKIでエアドロップ実施|Aki Networkと独自トークンを解説

update 2023.05.15 18:36

Aki Networkは、各プロジェクトによるキャンペーン実施を支援するプラットフォームです。各プロジェクトとインフルエンサーをマッチングし、費用対効果の高いキャンペーンを実現します。そのエコシステムの中で、仮想通貨(暗号資産)AKIは報酬として配布されています。

なお、Aki Networkは「Genesis Airdrop Round」(第1回エアドロップ)を実施中で、第2回以降も開催される見込みです。

Aki Networkとは

Aki Network

画像引用:Aki Network

Aki Networkは、Aki Protocol上に構築されるプロジェクトです。

Web3.0世界における情報格差の解消を目的に、プロジェクトとユーザーを繋ぐマッチングサービスを提供しています。具体的には、インフルエンサーの影響力を活かし、プロジェクトのキャンペーン実施を支援しています。

point Web3.0

Web3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。

Aki Networkの仕組み

Aki Networkの仕組み

Aki Networkは、Web2.0世界のアフィリエイトプログラムにおけるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の役割を担っています。

まず、ユーザーを集めたいプロジェクトが、キャンペーンをAki Networkに登録します。また、自分の影響力を使って稼ぎたいインフルエンサーも登録します。そして、インフルエンサーはキャンペーンを選んで広報し、一般ユーザーをプロジェクトに誘導します。その結果、集客人数等の成果に応じてインフルエンサーに仮想通貨AKIが配布されます。

インフルエンサーを数値化して評価

Aki Networkは、多様なインフルエンサーを受け入れています。各インフルエンサーは、集客実績などAki Networkでの活動が数値化されて評価されます。また、どの分野で専門性を発揮するかなどもわかるようになっています。

これらのデータは、プロジェクトがインフルエンサーを採用する際に参考となります。

仮想通貨AKIのエアドロップ

Aki Networkは、複数回にわたって仮想通貨AKIのエアドロップを実施予定です。

主な配布対象は、AKI Netwrokの発展に貢献したユーザーです。当記事執筆時点(2023年5月14日)において、「Genesis Airdrop Round」(第1回エアドロップ)が開催中です。

point エアドロップ

エアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。

エアドロップでAKIを獲得する方法

Genesis Airdrop Roundのエアドロップ

Genesis Airdrop Roundでは、AKIバッジを獲得するか、キャンペーンに参加するかの2つの方法があります。

AKIバッジの獲得

AKIバッジのイメージ画像

画像引用:Aki Network

AKIバッジは、Aki Networkが配布するSoulBound Tokenです。インフルエンサーとしての活動に応じて付与されます。

knowledge SoulBound TokenとデジタルID

SoulBound Tokenはウォレットと個人情報を結びつけます。送金不可能なトークンであり、デジタルIDとして使用可能という特徴があります。例えば大学が卒業生のウォレットにSoulboud Tokenを発行すると、ブロックチェーン上で学歴を証明できるようになります。

当記事執筆時点(2023年5月14日)では、「Aki Star Referrer Badge」と「Aki Star Finder Badge」の2種類が用意されています。今後、更に3種類のAKIバッジがリリースされる予定です。

Aki Star Referrer Badgeは、最も多くのユーザーを集客した上位50人に付与されます。また、Aki Star Finder Badgeは、紹介者の合計ウォレット残高が10万ドルを超えた場合に付与されます。

AKIバッジはシーズン制になっており、直近のシーズン3は2023年3月から6月まで開催されます。そして、持っているAKIバッジに応じて、AKIのエアドロップがあります。

キャンペーンへの参加

Aki Networkは、キャンペーン参加者にもAKIのエアドロップを実施します。キャンペーンに参加してタスクをこなすだけで、通常の報酬とは別にエアドロップの権利を得られます。

SNS上での評判

Aki Networkは、Twitter(ツイッター)上でキャンペーンを積極的に展開しており、注目を集めています。公式アカウントのフォロワーは、約17万人に達しています。

加えて、Aki Networkは、日本語のTwitterやDiscord(ディスコード)アカウントを立ち上げるなど、国内市場に向けてもプロモーション活動を行なっています。Twitter上では、日本語アカウントの立ち上げを記念して、仮想通貨AKIのプレゼント企画を実施しました。

Aki Network Japanのキャンペーン

画像引用:Aki Network Japan公式ツイッター

このような背景から、日本国内のコミュニティで「アキコミュニティ」のハッシュタグが拡散されており、話題となっています。

仮想通貨AKIの将来性

仮想通貨AKIは、まだ取引所に上場していません。未知数の部分が大きいですが、Aki Networkのエコシステムが拡大すると価値が高まっていくと考えられます。

有力ファンドからの資金調達に成功

Aki Protocolは、シードラウンドで多数の企業からの資金調達に成功しました。

このシードラウンドは、AkatsukiのWeb3 Fund EmooteとMask Networkが主導し、多数の有力ファンドが参加しました。ZOZO創業者の前澤友作氏が立ち上げたMZ Web3 Fundも出資しています。

Aki Protocolの出資者一覧

画像引用:Aki Network

point MZ Web3 Fundとは

MZ Web3 Fundは、前澤友作氏が2022年5月に設立した総額1億ドルのファンドです。Web3.0の発展を後押しするのを目的に、多様なプロジェクトに投資しています。

これらのファンドは、分散型SNSプロトコルのCyberConnectやDEX(分散型取引所)のDODOなどを手がけた実績があります。Aki Networkのエコシステム拡大にも貢献すると考えられます。

キャンペーンの成功事例

Aki Networkは、費用対効果の高いプロモーションを売りにしています。キャンペーンの成功事例として、EthSignとSynFuturesの成果を公開しています。

EthSign

EthSignは、既存のインターネットとWeb3.0を繋ぐ契約プラットフォームです。Aki Networkで14日間のキャンペーンを実施し、3万人を超えるユーザーを獲得しました。

SynFutures

SynFuturesは、インジェクティブ(INJ)上に構築されるDEX(分散型)です。

Aki Networkで3週間にわたってキャンペーンを実施しました。結果的に1万人以上のユーザーを獲得し、Twitterの公式アカウントのフォロワーは、5万5,000人に増加しました。

仮想通貨AKIの使い道

仮想通貨AKIは、主にAki Networkの報酬として払い出されます。AKIは現金化する以外に、以下のような使い道があります。

特別な特典

AKI保有者には、特別な特典が付与されます。

  • Aki Networkプロジェクトへの早期アクセス
  • 人気キャンペーンの当選確率アップ
  • インフルエンサー育成プログラムの参加枠獲得

サービスの対価支払い

AKIはAki Networkにおけるサービスの支払いに利用できます。Aki Networkでは、キャンペーンを実施したり露出を高めたりするために手数料がかかります。

インフルエンサー育成プログラムなどの利用

インフルエンサーは、AKIを消費して様々なサポートを受けられます。例えば、インフルエンサー育成プログラムや、コンテンツ作成の支援、PR活動、限定コミュニティへのアクセスなどが含まれます。

DAOでの投票権

Aki Networkは、将来的にDAOへの移行を計画しています。DAOが立ち上がれば、AKIを投票権がわりに利用できます。

point DAOとは

DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、日本語で「分散型自立組織」と訳されます。つまり、中央管理者が存在しなくとも、参加者の活動によって機能する組織を指します。中央集権型の組織と比較して民主的で透明性が高いと見なされており、ブロックチェーンの普及で広く採用されています。

Aki Networkのサービス

Aki Networkは、プロジェクトとインフルエンサーのマッチングサービスを中心に、関連サービスを提供しています。

Campaign Engine

Campaign Engine

画像引用:Aki Network

Campaign Engineは、Aki Networkのメインとなるサービスです。プロジェクトはここからキャンペーンを投稿します。一方、インフルエンサーは、ここからプロジェクトを選択し、タスクをこなして報酬を獲得します。

StarMap

StarMapは、インフルエンサーを評価し、プロジェクトとマッチングさせる場です。インフルエンサーは、独自のアルゴリズムを用いて影響力が数値化されて表示されます。

AKIプロフィール

AKIプロフィールは、Web3.0の個人ランディングページです。誰でも閲覧できるようになっており、個人の活動をアピールする手段となっています。

リファーラルフレームワーク

リファーラルフレームワークは、マーケティングの効果測定をする機能を提供します。SDKを駆使して、目的にあった機能をプロジェクトに統合します。

Aki Networkの特徴

Aki Networkは次のような特徴を持っています。

Aki Protocolのオラクルを活用

Aki Networkは、Aki Protocolを基礎とするサービスです。二層構造になっており、Aki Protocolはオラクルを提供してます。

オラクルとは、ブロックチェーンに外部の情報を取り込むためのシステムです。例えば、オラクルを利用すれば、取引所から仮想通貨価格をブロックチェーンに取り込み、DApp(分散型アプリ)などに利用することができます。

Aki NetworkはAki Protocolのオラクルを通じて、既存のインターネット上のデータなどをブロックチェーンに取り込んでいます。

キャンペーンのタスクの中には、TwitterのフォローやDiscordへの参加などオフチェーンの作業もあるので、その際にオラクルが活用されると考えられます。

zkSNARKによるプライバシー性能の強化

Aki Networkは、2023年中にzkSNARKを導入する見込みです。

zkSNARKとは、ゼロ知識証明を応用したコンセンサスアルゴリズムです。従来、ブロックチェーンには、送金金額やウォレットアドレスなどの記録が残るようになっており、プライバシーが保護されないという問題があります。

point ゼロ知識証明

あるコンピュータが、情報を検証するコンピュータに対して、ある事柄は真実だという情報以外を公開しないで真実だと証明するメカニズムを指します。

しかし、zkSNARKを導入すると、ある程度のプライバシーを確保しながら、トランザクションを完結できるようになります。

ECDSAによる不正防止

ECDSAは、日本語で楕円曲線電子署名アルゴリズムと訳せます。ブロックチェーンに用いられる暗号化技術の一種です。

ECDSAは、悪意のある者が暗号を解読し、検証中のトランザクションをハッキングするリスクを軽減します。従来のセキュリティ技術よりも、容量が少なく済むので、ブロックチェーンのスタンダードとなりつつあります。

Aki Networkは、ECDSAを導入し、ブロックチェーンのセキュリティ強化を実現しています。

誰でも狙えるエアドロップ

Aki Networkは、幅広くインフルエンサーを募っています。数万人規模でフォロワーを持つ人だけでなく、小規模なインフルエンサーも募集しています。また、SNSアカウントさえあれば参加できるキャンペーンなどもあるので、誰にでもエアドロップを獲得するチャンスがあります。

AKIは未上場の仮想通貨として期待されています。今のうちに、Aki Networkのキャンペーンに挑戦し、エアドロップを狙ってみるのも良いでしょう。


Date

作成日

2023.05.15

Update

最終更新

2023.05.15

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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