BITがHuobi Globalに上場！価格はどうなる？

2022年3月10日、BITトークン（BIT）が大手仮想通貨（暗号資産）取引所Huobi Globalに上場しました。BITトークンとは、分散型自律組織BitDAO（ビッダオ）のガバナンストークンで、DeFi分野の発展支援を目的に活動しています。

Huobiに上場したのはBIT/USDTの現物銘柄です。Huobi Globalの特徴やBITの概要、価格推移を解説します。

Huobi（フォビ）グループは、世界170か国で数千万人のユーザーを抱える世界屈指の取引所です。中国発の取引所であり、Binance（バイナンス）やOKExと並んで中国三大取引所の一角として知られています。

地域に最適化したサービス展開が特徴で、日本市場向けにHuobi Japanを設立しています。Huobi Japanは完全日本語対応で金融庁の認可も受けており、安心して使えます。他に、韓国、香港、アメリカに法人を構えています。また、独自通貨HT（フォビトークン）を使うと手数料割引などのサービスを受けられます。

なお、今回BITトークン（BIT）が上場したのは、Huobi JapanではなくHuobi Globalです。

BITトークン（BIT）は、分散型自律組織BitDAO（ビッダオ）のガバナンストークンです。BitDAOは2021年に設立され、DeFi分野の発展支援を目的に活動しています。最近の活動としては、zkSync支援のために2億ドルを投じてzkDAOを設立しています。

なお、BitDAOの投資先は、BIT保有者による投票で決められます。投資が成功してトークン価格が上昇すると、BIT保有者は含み益増加などのメリットがあります。

BITトークン（BIT）は3月10日に上場し、その後、価格は順調に上昇している様子が分かります。しかし、Huobi Global上場直後はレンジで推移していますので、上場効果による価格上昇というわけではなさそうです。

画像引用：CoinMarketCap

BITトークン（BIT）は、日本国内の取引所で取り扱われていません。そのため、Bybit（バイビット）やGate.io（ゲート）などの海外取引所で取引することになります。

日本語対応の海外取引所でのBITの取り扱い状況（USDT建て現物・デリバティブ）は下記の通りです。

BitDAOは2021年に活動を開始し、既に複数のプロジェクトに投資しています。BitDAOが本格的に注目を集めるのは、その投資が成功してBIT保有者が大きな利益を得るときかもしれません。しかし、そこまで待っているとBITトークン（BIT）価格は高騰するでしょうから、BitDAOの成功を期待する場合は、現時点で買うべきか検討しても良さそうです。

なお、仮想通貨（暗号資産）取引所のBybitはBitDAOの主要な支援者であり、BITを保有するとBybitでローンチパッドに参加できるメリットがあります。ローンチパッドへの参加目的で、BIT保有を検討しても良さそうです。