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ウクライナ侵攻でユーロ・ポンドクロス通貨に大きなトレンド!クロスペアに強いFXブローカーは?

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update 2024.08.26 15:42
ウクライナ侵攻でユーロ・ポンドクロス通貨に大きなトレンド!クロスペアに強いFXブローカーは?

update 2024.08.26 15:42

2022年2月の前半から3月にかけて、ウクライナ侵攻で地政学リスクの影響が急激に高まった欧州の通貨ユーロ(EUR)とイギリスの通貨ポンド(GBP)が全面安になりました。

一方、地政学リスクの影響が低いオーストラリアの通貨である豪ドル(AUD)に投資家の資金が集中し、豪ドルが全面高になりました。

このため、全面安の欧州通貨と全面高の豪ドルを組み合わせた通貨ペアに大きなトレンドが発生し、投資家にとってはトレードチャンスとなりました。

ドル以外の通貨を組み合わせたクロス通貨ペアもチェックしておくと、このような大きなトレンドが発生したときに利益を上げることができます。

クロス通貨ペアで大きなトレンド

FX通貨ペアでは、ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)とポンド/豪ドル(GBP/AUD)で、2月上旬から3月上旬まで約1ヵ月間にわたる大きな下落トレンドが発生し、約10%の下落となりました。

下記はユーロ/豪ドルのチャートです。

EURAUDの下落トレンド

欧州通貨が大きく売られたのは、ロシアがウクライナへ侵攻したことが主な要因です。ロシア軍が実際にウクライナへ侵攻する前から米国が警告を発していたため、地政学リスクが徐々に高まっていました。

2月下旬にはウクライナにある原子力発電所への攻撃、ウクライナの避難民の流入など、欧州にとってリスク要因となるようなニュースが続出し、ユーロを売る動きに拍車が掛かり、大きく下落しています。

また、欧州はロシアのエネルギーに依存しています。世界各国からロシアへの制裁が強まることで、欧州がロシアから原油などのエネルギーを輸入できなくなるのではないかという懸念が強くなったこともユーロが売られる要因となりました。

豪ドルが買われた背景

欧州通貨が大きく売られた一方、投資家の資金が集中したのがオセアニア通貨です。特に、豪ドル(AUD)が大きく買われました。これには2つの要因があります。

  • 欧州と地理的に離れていること
  • コモディティ・資源価格の急騰

ウクライナ情勢の影響は米国や日本を含む主要国のほとんどに影響を及ぼしていますが、南半球にあるオーストラリアは欧州と地理的に離れているため、相対的に買われやすくなりました。

上記の要因に加え、コモディティ価格の上昇も、豪ドルの全面高に寄与しました。

point コモディティとは

コモディティとは、「商品」という意味で、金融分野では商品先物市場で取引されている農業・鉱業などの産物のことをいいます。原油やガソリンなどのエネルギー、金や銀・プラチナなどの貴金属、トウモロコシや豚肉・小麦・大豆などの農産物が取引されています。

紛争当事国が主に生産している商品は供給が滞るのではないかと懸念され、紛争当事国以外の国に注目が集まります。資源国として知られている国の中でも、特に産出国の通貨が買われます。

例えば、オーストラリアは小麦の生産国として有名です。以前は小麦の輸出大国はロシアとウクライナでした。しかし、両国の紛争によって小麦の供給懸念が拡がってオーストラリアの小麦価格が上昇し、豪ドル買いとなりました。

クロス通貨ペアの特徴

クロス通貨ペアは、ドル円やユーロドルなどのドルストレート通貨ペアよりもボラティリティが大きく、短期間でトレンドが形成されやすいという特徴があります。

特に、ファンダメンタルを要因として特定の通貨が買われやすくなっている/売られやすくなっている場合に、クロス通貨ペアのトレードが有効です。

今回であれば、地政学リスクが高まっているユーロが売られやすくなり、欧州と離れ資源国として注目が集まる豪ドルが買われやすくなったため、ユーロ/豪ドルの通貨ペアに大きなトレンドが発生しました。

FX相場のトレンドは、通貨の買われやすさ/売られやすさに注目して通貨ペアを選ぶと、見つけやすくなります。通貨の買われやすさ/売られやすさは当サイトMyforexが提供している無料の「通貨強弱インディケータ」で確認することができます。

欧州通貨に強いFXブローカー

海外FX業者の中でも、ユーロやポンドのクロス通貨に強いFXブローカーはExness(エクスネス)です。Exnessは大手海外FX業者であり、FX通貨ペアでは無制限レバレッジを提供していることなどが特徴です。

その他、Milton Markets(ミルトンマーケッツ)やHotForex(ホットフォレックス)も他の海外FX業者と比較して狭いスプレッドを提供してます。

ユーロ/豪ドルのスプレッドについて、Exnessのロースプレッド口座、Milton Marketsのスマート口座、HFMのゼロスプレッド口座を比較してみます。

国内FX業者・海外FX業者の中でもExnessのロースプレッド口座が安定して低いスプレッドを提供しています。

欧州通貨に強いExness

Exnessは世界最大のFXイベントとして知られているiFX EXPOのメインスポンサーを務めるほどの大手海外FX業者です。

仮想通貨CFDや金(XAU/USD)などのスワップポイントがゼロのスワップフリーを提供していることや無制限レバレッジなど特徴的なサービスを提供しています。公開されていませんがExnessが独自で定める基準を満たすと、ユーロ/豪ドルもスワップフリーの対象となります。

レバレッジにも注力しているブローカーで、2022年1月に主要仮想通貨と米国株価指数のレバレッジが引き上げられました。

HotForexはキャンペーンが豊富

HotForexは、豊富な銘柄数やトレードコンテスト、コピートレードなどで知名度を持つ大手海外FX業者です。HotForexは、様々なトレードコンテストを開催しており、常時何らかのコンテストが開催されています。

HotForexは、インセンティブ全体に力を入れており、コンテストの他にボーナスキャンペーンも豊富です。以前は、HotForexが提供するボーナスにクッション機能(ボーナスを証拠金として利用できる機能)はありませんでしたが、ユーザーの要望に応える形で、新たにクッション機能付きのボーナスである「50%ウェルカムボーナス」の提供を開始しました。

Milton Marketsは取引環境を重視

Milton Marketsは狭いスプレッドを提供している他、イベントごとにボーナスキャンペーンを実施しています。

Milton Marketsが提供するボーナスはクッション機能(ボーナスを証拠金として活用できる機能)があり、取引コストを抑えながらもボーナスを利用できるというメリットがあります。

クロス通貨ペアにはチャンスが豊富

ファンダメンタルで相場が変動しているときは、大きなトレンドが発生しやすい傾向があります。ドルストレート通貨は緩やかにトレンドが発生する傾向がありますが、クロス通貨ペアは短期間で大きな利益を狙えるチャンスがあります。

欧州通貨のクロス通貨ペアの場合、欧州通貨ペアに強いExness(エクスネス)やHotForex(ホットフォレックス)でトレードをすると、取引コストを抑えることが可能です。


Date

作成日

2022.03.15

Update

最終更新

2024.08.26

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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