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ジャスミーコインがさらに下落!「詐欺」疑惑から現在の評判まで

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update 2022.11.16 15:38
ジャスミーコインがさらに下落!「詐欺」疑惑から現在の評判まで

update 2022.11.16 15:38

2022年10月、Jasmy(ジャスミー)が発行するジャスミーコインの下落が注目を集めています。9月ごろからズルズルと下落してきており、執筆時点では0.65円前後の価格となっています。Twitter(ツイッター)上では、上昇を期待する声と運営への不満が入り乱れています。

ジャスミーコインといえば、「明らかなスキャム(詐欺)」と指摘する投稿をきっかけとした騒動でも話題に上りました。そこで当記事では、詐欺疑惑を引き起こした2022年3月の投稿や、2022年10月現在の状況について解説します。

ジャスミーコインの推移

まずは、ジャスミーコインの価格の推移を確認してみましょう。2021年の下落と、執筆時点の2022年10月に見られる下落に分けて記載します。

2021年の下落

ジャスミーコインは、2021年2月の最高値から8月にかけて、およそ280分の1に下落しました。下のチャートの通り、当初450円くらいまで上昇しましたが、その後は下落し、やがて8月には1.6円となりました。

2021年8月までのJASMYのチャート

画像引用:CoinMarketCap

その後、2021年10月に日本の仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)に上場したことを受けて一旦価格が跳ね上がったものの、再度下落する結果となりました。

仮想通貨の世界では、公開時の上昇でつけた価格が最高値でその後は下落一辺倒になってしまうという例は珍しくありません。

2022年10月に見られる下落

上のチャートのような大きな時間足で見ると、2022年10月も横ばいの状況です。しかし、チャートの時間軸を落としてみますと、2022年10月現在は徐々に高値と安値を切り下げていることがわかります。なお、執筆時点の価格は0.65円前後です。

2022年10月のJASMYのチャート

画像引用:CoinMarketCap

この下落を受けて、Twitter(ツイッター)上ではさまざまな声が入り乱れています。

開発の進捗はあるものの情報公開には不満も

珍しい日本発の仮想通貨プロジェクトということもあり、価格下落後もJasmy(ジャスミー)を応援する人は多いようです。

しかし、開発の進捗は公表されているものの、開発がどの段階まで進んでいるかの情報が不足しており、情報公開が足りないといった声や、これまでの経緯から運営陣を信じられないといった声も目立ちます。

3つの進捗

ジャスミー公式ホームページによると、2022年10月時点での大きな実績は3点あります。

Jasmy Secure PC

Jasmy Secure PCは、リモートワークの普及に対応したサービスです。管理者から見て、リモートワーク実施にはハードルがあります。例えば、従業員等が適切に業務を遂行しているかの確認、各自のPCのセキュリティ状態は万全か、そして社内システムへのアクセス権限管理等です。Jasmy Secure PCを使用すると、これらの管理がしやすくなります。

既に販売は開始されているようですが、どれほどの導入事例があるのかが公式サイトからは明確ではありません。ジャスミーに投資している人の立場からすれば、ビジネスとして成り立つ規模を確保できるかを判断できる情報が公開されることが期待されるでしょう。

プラチナデータ幸福発見プロジェクト

ユーザーがアンケートに回答し、これを元にして幸福の源を解析し、幸福指標として可視化します。そしてこの指標を分析できるAIを開発し、身近なものにどれほど価値があるのかを判定します。

プラチナデータ幸福発見プロジェクトについては、直近では開発のためにアンケート回答者を募集する段階となっています。Phase1~Phase3まで分けて段階的に回答者を募集しており、2022年3月にPhase2までの募集が行われました。

実際のAIの開発まではまだ長い時間がかかることが予想されます。

ファントークン

日本のサッカークラブチーム「サガン鳥栖」のファントークンを発行します。ファントークンとは、各種ブランドがファンとの関係を構築するために発行されるもので、ファントークン保有者は各種特典を受けることができます。

サガン鳥栖は、ファントークンを利用して様々なサービスを展開していく見込みです。

2022年3月の売り浴びせ・詐欺疑惑

2022年3月に起きた売り浴びせ疑惑の際も、投資家の疑惑に応えていないと不信感を訴える声がありました。この騒動のきっかけは海外の掲示板「reddit(レディット)」に掲載された、とある投稿でした。

発端はredditの投稿

redditに投稿された書き込みは、yoyololbbb氏が行ったもので、主に下記の2つの疑惑が提示されました。

  • 流通枚数の虚偽
  • 開発チームによる売り浴びせ

文中でJASMY(ジャスミー)のことを「明らかなスキャム(詐欺)」と呼んでいて、強い調子で批判しています。

JASMYの不正を指摘する投稿

yoyololbbb氏は、イーサリアム系仮想通貨のトランザクション(取引)の記録を閲覧できるEtherscanの情報を分析することで、この疑惑を提示しました。Etherscanの情報は公開情報であり、関係者の内部告発というわけではないものの、証拠とされる情報が提示されていることから注目が集まりました。

流通枚数の虚偽疑惑

投稿者であるyoyololbbb氏はジャスミーコインの流通枚数について、「流通枚数は47億枚だが、上位のウォレット1つに40億枚も保有されている例があり、全部で200億枚を優に超える。よって、47億枚という数字はウソである」という趣旨の主張をしました。

ジャスミーのホワイトペーパーによると、発行量は500億枚です。そのうちどの程度が流通しているかはジャスミー公式サイトでは確認が取れなかったものの、大手の仮想通貨情報サイトのCoinMarketCapとCoinGeckoの両方で、流通枚数は「47億枚」と記載されています。

Jasmyの流通枚数 Jasmyの流通枚数

画像引用:CoinMarketCap

多くのジャスミーコイン保有者はこの数字を基に投資判断を行っているものと思われますが、もしこの流通量が、10倍程度に相当する500億枚であったとしたら、投資家が予想していたジャスミーコインの価値と実際の価値にずれが生じてしまいます。

仮想通貨の価格は、流通量と密接な関係があるためです。

point 価格と流通量の関係

一般的に、仮想通貨の流通枚数が多くなれば価格は下落し、逆に流通枚数が少なくなると希少性が出るため価格は上昇します。このため、流通枚数の増減は投資判断の基準の一つになります。

売り浴びせ疑惑

reddit投稿の2つ目の指摘は、ジャスミー開発チームによるジャスミーコインの売り浴びせ行為(ダンプ)です。yoyololbbb氏は、ジャスミーコインは開発チームによって定期的に5億枚ずつが市場で売却されており、近いうちにさらに65億枚が売られるだろうと主張しました。

point ダンプとは?

ダンプとは、仮想通貨を売り浴びせて故意に価格を下落させることを指します。開発チームが大量にトークンを保有していた場合、市場価格が0にならない限り売り浴びせることによっていくらでも稼げるという特徴があります。

reddit投稿者が証拠として挙げていたetherscanのページを確認すると、投稿日の約100日前にあるアドレス宛てに5億枚が送金され、投稿日付近でそのウォレットから分散して別の5つのアドレスに送金されている様子が分かります。

etherscan etherscan

画像引用:Etherscan

送金したのが開発チームかどうかはウォレットアドレスからは判別できませんが、投稿者は、同様に5億枚が入ったウォレットで定期的に同様の送金が行われていると主張しました。

2022年前半に話題を集めたジャスミーの詐欺疑惑は、上記のようにして起こりました。

広報体制の改善が必要か

Jasmy(ジャスミー)開発チームに対する不満の声が高まっている状況の中、Jasmy開発チームは、トークン保有者の疑問や質問に十分に回答せず、トークン保有者の不安を解消する姿勢が乏しいようです。

リソースを開発に回したいという意向なのかもしれませんが、これらの企業姿勢が、トークン保有者による手荒なツイートにつながったり、市場が適切に価格を形成できなかったりする原因の一つかもしれません。

ジャスミーコインを売り浴びせて価格を下げたという噂は事実なのか等を含め、トークン保有者に対する姿勢や情報公開のあり方を改善するだけで、価格は異なる反応を示すかもしれません。


Date

作成日

 : 2022.10.21

Update

最終更新

 : 2022.11.16

山本鉄壁 | Teppeki Yamamoto

現役トレーダー兼仮想通貨ライター

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山本鉄壁

株やFXをメインとし、投資歴は20年を超える。FX攻略.comでの連載等各種メディアで執筆を担当したほか、書籍も出版。2020年からは仮想通貨投資を始め、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。TOIEC950点取得。

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