Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

エイダコイン価格に影響?カルダノがアップグレードを完了

エイダコイン価格に影響?カルダノがアップグレードを完了

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:54
エイダコイン価格に影響?カルダノがアップグレードを完了

update 2023.03.16 15:54

今月12日、ブロックチェーン関連プロジェクト、カルダノの開発企業であるIOHKが、アロンゾ(Alonzo)と呼ばれるアップグレードを完了したことを発表しました。[1]

大手メディアやSNS上では、このニュースが大々的に取り扱われていますが、アロンゾはカルダノのネイティブトークンであるエイダコイン(ADA/Cardano)や同プロジェクトにどのような変化をもたらすのでしょうか。

今回はカルダノに関する情報を軽く紹介した後、アロンゾの全容とそれに対するSNS上での反応、エイダコイン価格への影響について解説したいと思います。

期待のブロックチェーン、カルダノとは?

仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などを含め、多数のブロックチェーンが開発されています。以前からカルダノは期待のブロックチェーンとして注目を集めていましたが、今回、アップグレードが完了したことで脚光を浴びています。

普段、投資対象となる仮想通貨にばかり目が行きがちですが、カルダノとはどのようなブロックチェーンなのでしょうか。ここでは、あまりブロックチェーンに馴染みがない方もわかるように、カルダノの特徴を絞って簡潔に紹介していきます。

人気仮想通貨エイダコインの基盤

基本的にブロックチェーンと仮想通貨は親と子の関係となっており、例えば、ビットコインであれば、ビットコインブロックチェーンを基盤としてます。それと同じように、ブロックチェーンであるカルダノはエイダコインを発行し、同仮想通貨の送金などを処理する役割を担っているのです。カルダノの開発が進行していくと、エイダコインの利便性や利用できるサービスなどが拡大していくと考えられます。

カルダノとエイダコイン

ステーキングを採用するブロックチェーン

ステーキングとは仮想通貨ホルダーが報酬と引き換えに、ブロックの承認作業に参加する仕組みです。ビットコインを始めとするブロックチェーンが採用するマイニングとは異なり、ステーキングは対象の仮想通貨を保有しさえすれば、誰でも報酬を受け取るチャンスがあります。カルダノはステーキングを採用するブロックチェーンとして有名であり、それがエイダコインの人気につながっているのです。

参照:ステーキング

ちなみに仮想通貨取引所のビットポイントがエイダコインの取り扱いを開始したことから、日本の居住者でもカルダノのステーキングに参加しやすい環境が整い始めています。エイダコインを長期保有する場合、定期的な報酬が手に入るステーキングはありがたい特典だといえますよね。

イーサリアムを脅かす存在

仮想通貨市場で2番目の規模を誇るイーサリアムは、ブロックチェーン上で稼働するアプリケーションであるDApps(分散型アプリケーション)向けのプラットフォームとして広く使用されています。元イーサリアム(ETH)開発者であるチャールズ・ホスキンソン氏らによって開発されたカルダノも、同様にDAppsプラットフォームとしての機能を有しており、今では「イーサリアム・キラー」の代表格として認識されています。

現にエイダコインの時価総額は約775億ドルで全体の3位に位置し、イーサリアムに迫ってきている状況です。(2021年9月14日時点CoinMarketCapより)[2]

knowledge イーサリアム・キラーとは

DApps開発が活況となったことから、仮想通貨市場ではイーサリアムと似た機能を持つブロックチェーンプラットフォームがいくつも台頭してきています。それらのブロックチェーンはイーサリアム・キラーと呼ばれており、発行する仮想通貨の時価総額を高めているのです。具体的には、カルダノの他に、ポルカドット(DOT)やソラナ(SOL)、イオス(EOS)などが該当します。

アロンゾの全容とカルダノの将来性

カルダノは5段階の開発フェーズでアップグレードを施していくことをロードマップの中で示しています。現在、カルダノは第3段階目の「GOGUEN」に位置しており、今回のアロンゾはその一環として実行されました。[3]

では、アロンゾの実装でカルダノはどのように変わるのでしょうか。ここでは、その全容を明らかにして、カルダノの将来性について解説したいと思います。

本番環境でのスマートコントラクト有効化

これまでカルダノは、ブロックチェーン上で契約を自動履行する技術であるスマートコントラクトをテスト環境(テストネット)で試運転させてきました。しかし、今回、カルダノはアロンゾを通じて、ブロックチェーンの本番環境(メインネット)でスマートコントラクトを有効化することに成功したのです。スマートコントラクトはイーサリアムの核となる機能であるため、これによりカルダノはイーサリアム・キラーとしての色合いを更に強めたことになると言えるでしょう。

参照:スマートコントラクト

DApps開発が活性化する可能性

カルダノがスマートコントラクトを実装したことで、DApps開発が活性化する可能性があると考えらます。特にカルダノのスマートコントラクトは信頼性が高いことから、ブロックチェーンを活用した金融関連サービス、DeFi(分散型金融)分野での利用に適しているとされています。

現時点では、ブロックチェーン上での仮想通貨取引を可能にする分散型取引所(DEX)や、安定的な価値を持つステーブルコインの発行システム、保有する仮想通貨を貸し出すことで金利収入を得る仮想通貨レンディングなどの構築が視野に入っています。また、その他の分野では、ブロックチェーン上でのゲームや、デジタルアートやゲームアイテムの取引に利用可能なNFT(非代替性トークン)関連のDAppsが構築できるようになると期待されているのです。

ビットコイン(BTC)が主に送金に特化したブロックチェーンであるのに対し、カルダノは、ブロックチェーンで様々な活動を行うことができるということですね。

カルダノのエコシステム

仮想通貨としての使い道が多ければ、エイダコインを保有したい人が増えるので、DApps開発の活性化が投資の鍵になるかもしれませんね。

point DeFiに適したカルダノのスマートコントラクト

DeFi関連サービスにおいてスマートコントラクトは、資金の預け入れや払い出しなどの自動化を担うことから、高い信頼性が求められます。その点、「Plutus」と呼ばれる技術を基礎とするカルダノのスマートコントラクトは、金融業界で用いられるプログラミング言語の「Haskell」でプログラムを構築することを可能としており、それがDeFi向きだと評価されています。Haskellは、JavaScriptなどの言語と比べると扱える人が限られますが、バグへの耐性が高く、信頼性の高いプログラムを組むことができるのです。

気になる仮想通貨コミュニティの反応は?

カルダノのアロンゾが完了したことに対して、仮想通貨コミュニティがどのような反応を示したか、投資判断の材料となるので気になる所ですよね。エイダコインの購入を考えている方のために、SNS上での投稿などから主なものを紹介していきます。

アロンゾの実装にお祭り騒ぎのTwitter

カルダノの開発企業であるIOHKがアロンゾ実装の成功をTwitter上で報告しましたが、それをきっかけに、カルダノやエイダコインに関するツイートが大量に投稿されています。[4]特に「新しい時代の幕開け」と言ったキーワードや、DeFi関連サービスの登場を待ち望む声が上がっています。この流れは日本にも波及しており、カルダノおよびエイダコインの注目度が上昇しています。

ハードフォークによる価格高騰への期待感

SNS上ではアロンゾが実装されたことから、エイダコイン価格の高騰を期待する投稿が数多く見受けられます。中にはエイダコインの買い増しを勧める投資家も出てきています。

カルダノ開発チームは、今後の開発予定を示したロードマップを公開していて、このロードマップにはハードフォークの予定も含まれるため、今後のハードフォークによる価格高騰も期待されています。

point ハードフォークと投資判断

ハードフォークはブロックチェーンの大規模なアップグレードを行う際に必要となる場合が多いです。ハードフォークの成功は、ブロックチェーンの性能や機能が強化されることを意味するので、投資家にとっては好材料となることが多いのです。反対にハードフォークの失敗は、ネガティブな印象を与えるといえるでしょう。

開発活動の進捗に対する批判

一方、仮想通貨に詳しい人の中にはカルダノの開発活動に疑問を呈する者も出てきています。例えば、イーサリアム支持者のアンソニー・ワサノ氏は、カルダノがスマートコントラクトの査読(第三者によるプログラムの検証)に対応していないことを批判しており、DAppsプラットフォームとして不完全であると指摘しました。[5]その他、カルダノのライバルである仮想通貨関連プロジェクト、インターネットコンピューター(ICP)を手がけるドミニク・ウィリアムズ氏は、「スマートコントラクトをサポートしただけで、人々が満足していることに驚きを隠せない」と、同プロジェクトの展開の遅さを痛烈に批判しています。[6]

こうした発言を鵜呑みにする必要はありませんが、エイダコイン投資を検討しているのであれば、これらマイナスな意見にも耳を傾けるべきかもしれませんね。

エイダコイン価格はどう動くか?

カルダノは無事にアップグレードを完了したわけですが、肝心のエイダコイン価格にはどのような影響があったのでしょうか。直近のエイダコイン価格の動向と懸念事項、今後の見通しなどについてまとめて紹介します。

アップグレード前後で価格が激しく上下

年初来、エイダコイン価格はビットコインなどの主要な仮想通貨と同調する形で上昇トレンドを描いてきました。特に7月後半からは、スマートコントラクト実装への期待からか、エイダコイン価格は飛躍的な上昇を記録し、3ドルの大台に迫る動きを見せていました。その後、エイダコイン価格はアロンゾの直前に急落することとなりましたが、アップグレードが完了した事実を受けて、一気に20%以上高騰しています。

現在、エイダコイン価格はこれまでの勢いを失っており、アップグレードが実施される前の水準まで落ちてきてます。エイダコイン価格は2.4ドル付近を推移していますが、予断を許さない状況だと言えるでしょう。(2021年9月27日時点TradingViewより)[7]

エイダコインの価格推移

スマートコントラクトに技術的な懸念?

カルダノがスマートコントラクトを実装したことは、エイダコインにとっても大きな出来事となりました。しかし、ここにきて、カルダノのスマートコントラクトに脆弱性が存在する可能性があるとの噂が囁かれており、それがエイダコイン価格に負の影響を及ぼすかもしれないと懸念されています。その真偽は明らかではないですが、カルダノはテスト環境のブロックチェーンで分散型取引所の立ち上げに失敗した経緯があるので、脆弱性が存在するとの可能性も否定できません。

エイダコイン価格が10ドルに到達する可能性

アロンゾによるアップグレードが完了したことで、エイダコイン価格のトレンドが長期的な強気に転じたとの予想も出てきています。仮想通貨メディアのCoinQuoraによると、エイダコイン価格は3.13ドルから4.27ドルの価格帯で推移すると予想されており、そこを抜ければ、2021年度中にでも5ドルから10ドルに到達する可能性があると言います。反対にトレンドが弱気に転じた場合、エイダコイン価格は1.87ドルにまで押し戻されると予想されているので、下落のリスクもあることも頭に入れておきましょう。[8]

エイダコイン(ADA)の買い方

2022年8月現在、エイダコイン(ADA)は日本国内の取引所でも購入できます。しかし無期限取引が可能で、資産の運用先も豊富であるBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)などの海外取引所の利用がおすすめです。

日本語対応の海外取引所でのADAの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。

取引所 現物 デリバティブ
Binance(バイナンス)
Bybit(バイビット)
Gate.io(ゲート)
CoinEX(コインイーエックス)
MEXC(メクシー)
BingX(ビンエックス)
Bitget(ビットゲット)

Binance(バイナンス)

現物 デリバティブ

Bybit(バイビット)

現物 デリバティブ

Gate.io(ゲート)

現物 デリバティブ

CoinEX(コインイーエックス)

現物 デリバティブ

MEXC(メクシー)

現物 デリバティブ

BingX(ビンエックス)

現物 デリバティブ

Bitget(ビットゲット)

現物 デリバティブ
binance bybit gate.io mexc

海外取引所は日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。

仮想通貨市場で勢力を拡大するカルダノ

アロンゾのアップデートでスマートコントラクトを実装したことにより、カルダノは仮想通貨市場で有数のDAppsプラットフォームとしての地位を着々と築きつつあります。今後はイーサリアムと同様に、カルダノも第三者企業などの開発者を募って、様々な分野でのDApps開発を活性化させていくと考えられています。

今年9月25日、26日には、「カルダノサミット2021」と題打ったイベントの開催が予定されており、そこで新しいパートナーシップやプロジェクト関連の発表があると予想されています。

仮想通貨市場でカルダノの存在感は増していますが、アロンゾが完了したことでどのような価値を発揮するのでしょうか。仮想通貨への投資を検討している方は、カルダノおよびエイダコインの動きに注目すべきだと言えるでしょう。


Date

作成日

2021.09.27

Update

最終更新

2023.03.16

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル