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ステーキング

読み方 すてーきんぐ

ステーキングとは、仮想通貨(暗号資産)の保有を続けることで対価として報酬を貰うことができる仕組みのことです。ステーキングは全ての仮想通貨に対応しているわけではなく、コンセンサスアルゴリズムとしてPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用する仮想通貨で行うことができます。

仮想通貨取引所でステーキングに対応している仮想通貨を規定の枚数以上保有することで、年率数%の報酬をその仮想通貨で受け取ることができます。そのためステーキングを行うことでキャピタルゲインではなく、インカムゲインを得ることが可能となります。

仮想通貨の保有を続けるだけで報酬が貰えるのは、PoSの仕組みにあります。PoS仮想通貨の保有を続けることによってブロックチェーンのブロック承認作業(ビットコインのマイニングに相当)へ参加することができ、報酬として仮想通貨が付与される仕組みです。ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨で採用されているPoW(プルーフ・オブ・ワーク)では、高度な計算を行うことで承認作業に参加することができますが、PoS仮想通貨の保有を続けるだけで参加できるため、ステーキングによる報酬が発生します。

基本的にステーキングは1日以上(1営業日)仮想通貨を保有することで報酬を得ることができ、利用している仮想通貨取引所が定めた日時に付与されます。ステーキングと似たサービスにレンディングが存在しますが、レンディング仮想通貨を取引所へ貸し付けることによって利息報酬を受け取ることができるサービスです。報酬が発生する仕組みの違い以外に、レンディングには貸付期間(数ヵ月や数年)が設定されており、ステーキングには特別保有期間などは定められていないといった違いがあります。

knowledge PoWからPoSへ

近年、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)よりもPoS(プルーフ・オブ・ステーク)など他のコンセンサスアルゴリズムを採用する仮想通貨が増えつつあります。PoWは高性能コンピューターによる高度な計算および大量の電力を必要とすることから、参入障壁の高さや環境問題などが問題となりつつあります。しかし、PoSでは仮想通貨を保有するだけでブロックチェーンの維持に携わることができ、PoWが抱える問題や51%攻撃に対して強いため、採用や移行を予定する仮想通貨が増えているのです。


Date

作成日

2021.07.30

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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