Select Language

キャピタルゲイン

読み方 きゃぴたるげいん

キャピタルゲインとは、金融資産を購入し、それを売却したときに得られる売買差益のことです。FXの場合、買いポジションを建てた後に値上がりをしたところで決済をしたとき、もしくは売りポジションを建てた後に値下がりをしたところで決済をしたときに、キャピタルゲインが発生します。キャピタルゲインは、金融資産の値動きに影響されるため、損益が一定ではないのが特徴です。

資産運用で得られる利益にはもう一つ「インカムゲイン」があり、こちらは金融資産を保有していることで時間の経過と共に得られる利益のことを指します。FXではスワップポイントが該当します。

キャピタルゲインとインカムゲイン

株式でキャピタルゲインを狙うには、「安いときに買って、高くなったら売る」という取引が基本です。もちろん信用取引(空売り)も可能ですが、一定の制約やコストが発生するため、買いと同条件ではありません。それに対してFXは、買いと売りが同条件なので、どちらの方向でトレードしても、キャピタルゲインを狙えます。上昇局面でも下落局面でも利益にすることができるというのが、FXの魅力の一つでもあります。

なお、レート変動の予測に基づいて建てたポジションが、思惑通りに利益確定となった場合はキャピタルゲインを手にすることができますが、その逆に相場が不利な方向に動いて損切りを余儀なくされた場合は、その損失をキャピタルロスといいます。

point FXのインカムゲイン狙いは下火に

FXではレート変動を利用した売買差益を狙うのが一般的ですが、高金利と低金利の組合せの通貨ペアスワップポイントの受け取りを狙うスワップトレードも人気です。ただし、近年は世界的な金利引き下げにより、スワップポイントの水準が下がっており、魅力は薄れている状況です。また、高いスワップポイントが提供されている新興国通貨は、その通貨の価値が下がってしまうリスクを常にはらんでいるので、長期運用の際には注意が必要です。


Date

作成日

2021.05.28

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

arrow
斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

arrow
山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル