作成日
:2021.05.28
キャピタルゲインとは、金融資産を購入し、それを売却したときに得られる売買差益のことです。FXの場合、買いポジションを建てた後に値上がりをしたところで決済をしたとき、もしくは売りポジションを建てた後に値下がりをしたところで決済をしたときに、キャピタルゲインが発生します。キャピタルゲインは、金融資産の値動きに影響されるため、損益が一定ではないのが特徴です。
資産運用で得られる利益にはもう一つ「インカムゲイン」があり、こちらは金融資産を保有していることで時間の経過と共に得られる利益のことを指します。FXではスワップポイントが該当します。
株式でキャピタルゲインを狙うには、「安いときに買って、高くなったら売る」という取引が基本です。もちろん信用取引(空売り)も可能ですが、一定の制約やコストが発生するため、買いと同条件ではありません。それに対してFXは、買いと売りが同条件なので、どちらの方向でトレードしても、キャピタルゲインを狙えます。上昇局面でも下落局面でも利益にすることができるというのが、FXの魅力の一つでもあります。
なお、レート変動の予測に基づいて建てたポジションが、思惑通りに利益確定となった場合はキャピタルゲインを手にすることができますが、その逆に相場が不利な方向に動いて損切りを余儀なくされた場合は、その損失をキャピタルロスといいます。
作成日
:2021.05.28
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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