作成日
:2021.01.29
スワップポイントとは、金利の異なる通貨を売買(交換)する際に、その金利差を調整するために発生する「金利差調整分」のことです。「金利の低い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買う」とスワップポイントを受け取ることができ、逆に「金利の高い国の通貨を売って、金利の低い通貨を買う」とスワップポイントを支払うことになります。
高金利通貨としては、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドなどが有名で、これらの通貨と低金利通貨である円と組み合わせた通貨ペアは、スワップポイントを受け取ることを目的として長期保有される場合が多いです。
スワップポイントは基本的に毎日受け取りや支払いの処理が行われます。週末の分は、通常木曜日にポジションを保有していた場合に3日分まとめて付与されます。受け取る場合をプラススワップ、支払う場合をマイナススワップと呼びます。
スワップポイントは、金利差を直接反映しているわけではなく、金利差を参考に、各FX会社が独自に決定します。実際の金利差分より顧客に対して不利な設定にすれば、それはFX会社の収益になります。FX会社それぞれの方針によって、どの通貨ペアでスワップポイントを高くして顧客に還元するのか、あるいは自社の収益源とするのかが異なります。
作成日
:2021.01.29
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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