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MetaTrader5 新バージョン Build2755がリリース

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update 2022.04.20 12:07
MetaTrader5 新バージョン Build2755がリリース

update 2022.04.20 12:07

2021年1月15日に、MetaQuotes社より、MetaTrader5の新バージョンBuild2755のリリースが発表されました。新バージョンでは、ポップアッププライス内の銘柄を複数列で表示することができるようになった他、板注文画面に板情報が表示されていない場合でも、出来高を表示することができるようになりました。[1]

ポップアッププライス内の銘柄を複数列で表示可能に

ポップアッププライスに表示される銘柄を複数列で表示することができるようになりました。ポップアッププライスでは、気配値表示の「銘柄」タブに表示することのできる項目を、フォント色やフォントサイズ、フォントの種類等をカスタマイズで変更し、ポップアッププライス画面で表示することができます。今回のアップデートにより、さらに柔軟に画面スペースを活用できるようになりました。

ポップアッププライス ポップアッププライス

また、気配値表示に表示することができる項目をポップアッププライスでも表示することができるようになった他、ツールチップ機能で、各銘柄にマウスポインターを動かすと、銘柄情報が表示されます。更に、ポップアッププライスで表示する銘柄数が、1,000近くに増えた場合も、処理に支障が生じないよう改善されました。

参照:気配値表示に表示することができる情報

point ポップアッププライスの特徴

ポップアッププライスは、気配値表示の「銘柄」タブに表示される銘柄の情報を、より見やすく表示させるための機能です。さらにMetaTrader5と独立してウィンドウを表示させることができるため、他のアプリケーションやブラウザ上でも使用することができ、常に前面に表示させておくことができるという特徴があります。尚、ポップアッププライス画面では、気配値表示の「銘柄」タブに表示されている同じ銘柄が表示されます。表示する銘柄を変更する場合は、「銘柄」タブで操作を行います。

参照:気配値表示に表示されている銘柄を変更する方法

ポップアッププライス内の銘柄を複数列で表示する方法

気配値表示の「銘柄」タブ内で右クリックし、メニュー一覧より「ポップアッププライス」を選択します。

メニュー一覧より「ポップアッププライス」を選択 メニュー一覧より「ポップアッププライス」を選択

ホップアッププライス画面内で右クリックし、「プロパティ」を選択します。

「プロパティ」をクリック 「プロパティ」をクリック

「表示」選択欄にて、ポップアッププライス画面で表示する列を選択し、「YES」ボタンをクリックします。

ポッププライス画面で表示する列を選択し、「YES」ボタンをクリック ポッププライス画面で表示する列を選択し、「YES」ボタンをクリック

指定した列で表示されます。

指定した列で表示 指定した列で表示

板注文画面に出来高を表示することが可能に

既存のバージョンでは、板注文画面に板情報が表示されている場合に限り、出来高を表示することができましたが、新バージョンでは、板注文画面に板情報が表示されていない場合でも、出来高を表示することができるようになりました。

新バージョンでの出来高の表示 新バージョンでの出来高の表示

売買注文が成立した数量を示す出来高は、取引所で取引が行われている商品のみ取得することができるデータです。取引所が公開する出来高には、売買種別と約定価格が含まれる場合と、売買種別は公開されず、約定価格のみが含まれる場合があります。出来高の大きさは、円の大きさで示され、赤色・青色・緑色の3色に色分けして表示されます。売買種別が含まれる場合は、売りは赤色で、買いは青色で表示されます。売買種別が含まれない場合は、Bid値より低い値で取引された場合は赤色、Ask値より高い値で取引された場合は青色、Bid値とAsk値の間の値で取引された場合は緑色に分類されます。

板注文画面のティックチャートに出来高を表示する方法

気配値表示の「銘柄」タブ内で右クリックし、メニュー一覧より「板注文画面」を選択します。

メニュー一覧より「板注文画面」を選択 メニュー一覧より「板注文画面」を選択

板注文画面の上部にある「時刻と出来高の表示」ボタンをクリックします。出来高を示す円がティックチャート上に表示されます。

出来高を示す円がティックチャート上に表示 出来高を示す円がティックチャート上に表示

Wineを使用した際の動作を改善

Linuxやmac OS等でWindowsアプリケーションを稼働させることができるWineのソフトウェアで、MetaTrader5を稼働した際の動作が改善されています。

今回のアップデートでは、上記に加え軽微な不具合の修正や、MetaTrader5専用プログラミング言語であるMQL5やプログラミングツールのMetaEditorのアップデートも実施されています。改善内容の詳細は、MetaQuotes社のWebサイトからご確認頂けます。また、2020年12月10日には、MetaTrader4においても新バージョンBuild1320がリリースされています。[2]現在、MetaQuotes社では、MetaTrader4の開発を中断しているため、バージョンアップの際、新機能の搭載等は一切なく、不具合の調整やセキュリティ強化のメンテナンスのみが行われております。


Date

作成日

2021.01.15

Update

最終更新

2022.04.20

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