Select Language

ThinkMarkets、南アフリカ株式・ETFの取り扱いを開始

ThinkMarkets、南アフリカ株式・ETFの取り扱いを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
ThinkMarkets、南アフリカ株式・ETFの取り扱いを開始

update 2022.04.20 12:27

トレーダーは700銘柄以上に及ぶ株式・ETFの取引が可能に

ThinkMarketsブランドを運営するTF Global Markets(South Africa)(Pty) Ltd【以下、ThinkMarketsと称す】は、南アフリカの投資家を対象とした同国株式及びETFの取り扱いを開始することを発表した。[1]

ThinkMarketsは、ヨハネスブルク証券取引所(Johannesburg Stock Exchange, JSE)に上場する700銘柄以上の株式やETFを取り扱うことにより、南アフリカ市場を対象としたマルチアセット取引サービスの強化を図る方針だ。これら金融商品の取引に伴う委託手数料は、30南アフリカランド(ZAR)当たり0.25%になるという。

新商品の提供開始に際し、ThinkMarketsのCEOを務めるNauman Anees氏と同社南アフリカ部門リージョナルディレクターを務めるRidwaan Moola氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社は南アフリカのお客様に対し、ユニークで付加価値の高いソリューションを提供することに強くコミットしております。今回、南アフリカ株式の取り扱いを開始することにより、お客様はNaspers(ナスパーズ)やAnglo American(アングロ・アメリカン)、Gold Fields(ゴールド・フィールズ)といった値がさ株に投資できるようになります。独自プラットフォームであるThinkTraderには、個人投資家ニーズにマッチしたユニークな機能を搭載しており、我々は同プラットフォームのクオリティに自信を持っております。また、世界の主要な株式市場で起きている割安な取引手数料というトレンドに加わる上で、南アフリカは成熟した市場と言えるでしょう。

Nauman Anees, the CEO of ThinkMarkets - ThinkMarkets - より引用

我々は世界最高水準のパフォーマンスとなる市場へ効率的に投資するサービスや、投資意思決定に寄与する高付加価値のリサーチを提供することで、お客様の資産形成をサポートしていると確信しております。

Ridwaan Moola, The Regional Director for South Africa at ThinkMarkets - ThinkMarkets - より引用

2019年5月、ThinkMarketsは南アでFX・CFDサービスの提供を開始しており、隠れコストがない取引環境下で2,000種類以上の金融商品やリサーチ、投資教育サービスなどを提供している。今回、ThinkMarketsは市場の成長が見込まれる南アフリカで商品ラインナップを拡充することにより、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.04.16

ニュースコメント

comment

日本市場の開拓を模索する海外FXブローカー


2020年3月にTF Global Markets Japan株式会社【以下、TF Global Markets Japanと称す】を完全子会社化した後、ThinkMarketsは日本でFX取引サービスを提供すべく準備を進めており、近くThinkTraderをリリースする予定だ。日本はFX市場における全オーダーフローの35%以上を占める一大市場であるものの、月次取引高が1兆ドルを超える大手企業を含め、国内企業が高い市場シェアを握っている。また、多くの日本人トレーダーが国内企業を選好していることに鑑み、ThinkMarketsは日本の金融庁(JFSA)に第一種金融商品取引業者として登録されている日本企業を買収して市場開拓を進める方針だ。TF Global Markets Japanを率いる代表取締役の小池一弘氏は、Nasdaq Japan(ナスダック・ジャパン)の設立に参画した他、Credit Suisse(クレディスイス)のディレクターやトレイダーズ証券の代表取締役社長などを歴任しており、金融市場で豊富な経験を誇っている。他方で、MILTON MARKETSが日本人向けサービスを拡充するなど、複数の海外FXブローカーが日本市場の開拓を試みている。海外FXブローカー各社が、大きな市場規模を持つ日本市場の開拓に向けて如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。


Date

作成日

2021.04.16

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

XMのビットコインスプレッドはExnessの2倍広い!それでも「ナシ」ではない理由とは?

Myforex編集部では、2025年1月10日〜4月10日の3ヶ月間にわたり、XMTradingにおけるビットコインのスプレッドを独自調査。その結果、狭い業者と比べて2倍以上の差があることが分かりました。
update2025.09.05 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル