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コインベース、株式上場予定日が今月14日に決定

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update 2022.04.20 12:27
コインベース、株式上場予定日が今月14日に決定

update 2022.04.20 12:27

COINのティッカーシンボルで普通株式が取引可能となる

米大手仮想通貨(暗号資産)取引所のCoinbase, Inc.【以下、コインベースと称す】は、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケット(Nasdaq Global Select Market)への上場予定日が今月14日に決定したと発表した。[1]

これまで、既存の株式を直接的に公開するDPO(ダイレクトパブリックオファリング)と呼ばれる方法を用いて、コインベースはナスダックへの株式上場を申請したと公表していた。今回、米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)がコインベースの証券登録届出書(Form S-1)を受け入れ、一般投資家向けであるクラスAの普通株式の上場日が正式に決定したという。従って、コインベース株は同日中に「COIN」のティッカーシンボルで取引可能となる予定だ。

先月、過去に出来高を水増ししていた件で、コインベースはCFTCから罰金として650万ドルの支払い命令を受けた。詳細は明らかではないが、一部メディアはこれが原因でコインベースの株式上場時期が約1ヶ月延期された可能性があると伝えている。しかしながらコインベースは既に当局と和解しているため、この問題が更なる影響を及ぼすことはないようだ。

3月中旬時点で、コインベース株は非上場株式を取り扱うナスダック・プライベート・マーケット(Nasdaq Private Market)で1株あたり平均300ドルから350ドルのレンジで取引されていた。コインベースの推定評価額は770億ドルに達するとも言われており、投資家の注目を集めているだけに、今後も同取引所の動向を注視していきたい。

release date 2021.04.05

ニュースコメント

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IPOを目指す米仮想通貨関連企業


これまで、米国では仮想通貨銀行のシルバーゲート銀行がニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange, NYSE)に株式を上場するなど、複数の仮想通貨関連企業がIPO(イニシャルパブリックオファリング)を果たしているが、今回のコインベースの動きを受けてこの流れが加速する可能性があるようだ。実際に、コインベースの競合であるKraken(クラーケン)は2022年までに株式を上場することを検討しているという。その他、CEOのBrad Garlinghouse氏が仮想通貨業界のAmazon(アマゾン)を目指すと豪語するリップル社なども、同じくIPOを実現する可能性を模索している。仮想通貨市場におけるICO(イニシャルコインオファリング)が下火になった今、仮想通貨関連企業は株式市場からの資金調達を視野に入れて動き始めているが、これがどのような変化をもたらすのか、今後も米国での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.04.05

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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