Select Language

AWS、Amazon Managed Blockchainによるイーサリアムのサポートを開始

AWS、Amazon Managed Blockchainによるイーサリアムのサポートを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
AWS、Amazon Managed Blockchainによるイーサリアムのサポートを開始

update 2022.04.20 12:27

開発者ベースを拡大させエコシステムに好影響を与える可能性

AmazonのクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)が、フルマネージド型のブロックチェーンサービス、Amazon Managed Blockchainでイーサリアム(Ethereum)のサポートを開始したことが明らかになった。[1]

これによりAWSユーザーはイーサリアムノードを簡単に立ち上げ、同ブロックチェーンのメインネットおよびRinkebyやRopstenなどのテストネットに接続できるようになった。その上でAmazon Managed Blockchainは、安全なネットワーキングや暗号化、イーサリアムAPIを介したネットワークへのアクセス、高速で信頼性の高い同期、台帳データのストレージ機能などを提供するという。その他、Amazon Managed Blockchainはエンタープライズアプリ向けのハイパーレッジャーファブリック(Hyperledger Fabric)などもサポートしているようだ。

Etherscanによると、現在、イーサリアムネットワーク上には8,300を超えるノードが存在しており、台帳のコンセンサスやトランザクションの整合性、セキュリティを保つのに貢献しているという。今回、Amazon Managed Blockchainがイーサリアムをサポートしたことから、これらノードが地理的および体系的に分散され、同ブロックチェーンのシステムを強化する可能性があると考えられている。このAWSの発表に関してInfuraの製品責任者であるMike Godsey氏は、開発者ベースを拡大させ、エコシステム全体に好影響を与えるとコメントした。

最近、イーサリアムはETH2.0のステーキング契約が6億ドルを突破するなど、投資対象の仮想通貨(暗号資産)として人気が高まってきているが、このAWSの試みがどのような変化をもたらすのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。

official release 2021.03.04

ニュースコメント

comment

仮想通貨市場で存在感を発揮するイーサリアム


昨年末、ビットコイン価格が史上最高値を更新して以来、仮想通貨市場では同仮想通貨に対する注目が高まっているが、その影でイーサリアムが存在感を発揮し始めている。最近では大手仮想通貨取引所のバイナンスがイーサリアム向けマイニングプールの立ち上げを発表するなど、同仮想通貨を対象としたサービスも拡大しているという。その他、イーサリアムはDeFi(分散型金融)プラットフォームとして高い評価を受け、同ブロックチェーン上では数多くのDeFiプロジェクトがローンチされている。このような背景からイーサリアムは基軸通貨としての価値を持ち始めており、異なるERC-20トークンの取引を成立させるための橋渡し的な存在として重宝されているようだ。競合となるポルカドット(Polkadot)なども勢力を拡大しているようだが、イーサリアムを取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.03.04

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

暗号資産担保ローンのメリットとリスクは?ビットコイン担保に日本円を借りる動きに注目集まる

BTCなどを担保に日本円を借りられる「暗号資産担保ローン」が話題を集めています。SNSでは、仮想通貨を担保にJPYCを借り入れる動きにも関心が集まっています。本記事では暗号資産担保ローンの仕組みやメリット、リスクなどを解説します。
update2025.10.15 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル