Select Language

Doto、Financial Commissionに加入

Doto、Financial Commissionに加入

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.04 13:03
Doto、Financial Commissionに加入

update 2022.07.04 13:03

より安心・安全な取引サービスの提供を模索

FXやCFD、仮想通貨ブローカーと投資家との紛争解決に特化した第三者機関であるFinancial Commission【以下、FinaComと称す】は、海外FX・CFDブローカーのDotoが新たに加入したことを発表した。[1]

これにより、DotoはFinaComが定める規制を遵守した高品質のサービス提供が求められることになる。同社がメンバーに加入したことで、トレーダーは訴訟1件当たり最大20,000ユーロの補償を受けることができる他、FinaComの各種投資家保護サービスの利用も可能になるという。

FinaComは、FXを中心とする業界の専門家が集う紛争解決委員会(Dispute Resolution Committee, DRC)がサポートする外部紛争解決(External Dispute Resolution, EDR)機関だ。同機関は独立性を保った国際的なサービスを提供しており、仲裁機関や各国裁判所などの典型的な仲裁・調停機関よりも迅速な紛争解決を図っている。また、FinaComに加盟する企業と取引する全ての顧客が、補償金を受けられるスキームを敷いている。

FinaComが公表したレポートによると、2019年度の訴訟件数は前年度比7%増となった他、投資家からの請求金額は740万ドルと、2018年度と比較して2倍以上に増加し、過去最高に達したという。また、投資家が有利な形で紛争が解決した件数は179件と、2018年度の153件から17%増加したとのことだ。尚、同機関は加盟企業向けに、詐欺行為を防止する様々なサービスを導入している。例えば、DisputeWatchと呼ばれるツールは、顧客の訴訟履歴を確認することができる他、詐欺行為を行い得る疑わしき人物を通知するサービスを提供している。

DotoがFinaComに加入し、より安心・安全な取引サービスを提供することで、多くの投資家の信頼を勝ち取ることに期待したい。

release date 2020.11.23

出典元:

ニュースコメント

FinaComの規制を遵守した高品質のサービス提供を目指すDoto

Dotoは、Merceron Capital LtdとWeybridge Financial Markets Ltdが運営するFXブランドだ。両社は、それぞれモーリシャスの金融サービス委員会(FSC)とセーシェルの金融サービス局(FSA)の規制下において、FXやコモディティ、インデックス、CFD、レバレッジド商品のブローカレッジサービスに加え、投資教育やマネージド・アカウント業務を手掛けている。Dotoはティア1(トップクラス)のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)と提携し、タイトなスプレッドを実現すると共に、最大レバレッジ500倍で70種類の通貨ペア取引が可能だ。他方で、その他金融サービスプロバイダーもFinaComに加入もしくは提携することで、透明性の高いサービスの提供を試みている。例えば、Advanced MarketsがFinaComと提携し、加盟企業向けに流動性やプライムブローカレッジサービスの提供を開始した。また、Forex4youがFinaComに加入した他、DeltaFXとFXTMもFinaComに加入している。Dotoが、今回新たに加入したFinaComの規制を遵守すると共に、更なる顧客基盤の拡大に向けて如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2020.11.23

Update

最終更新

2022.07.04

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。当記事では、INITの将来性やSNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。
update2025.04.24 19:00

USDT・USDCのステーキング先はどこがおすすめ?年利やリスクをチェック

USDTやUSDCのステーキング利率は、預け先やサービスによって変わります。当記事では、BybitやBinanceなどの取引所ごとのステーキング利率を比較します。USDT・USDCをステーキングするリスクも解説します。
update2025.04.10 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル