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イタリア最大の決済プロバイダーNexiと競合のSIAが合併

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update 2021.08.31 15:31
イタリア最大の決済プロバイダーNexiと競合のSIAが合併

update 2021.08.31 15:31

国内市場シェア70%を占める巨大企業が誕生する見通し

イタリア最大の決済プロバイダーであるNexiが競合のSIAと合併し、同国市場シェアの推定70%を占める巨大企業が誕生する見通しであることが明らかになった。[1]

今月5日の発表によると、この合弁会社は年間売上高18億ユーロ(約20億ドル)を計上することが見込まれており、その影響力はイタリア市場だけでなく、欧州全体に波及する可能性があるという。現在、NexiとSIAの両社は合計でクレジットカード約1億2,000万枚、加盟店約200万店による決済を処理している。

両社は合併に向けて18カ月間にもおよぶ交渉を継続しており、バリュエーションとガバナンスに関してコンセンサスの形成を目指している。Nexiはこの合弁会社の約70%の株式を取得し、投資銀行のCassa Depositi e Prestitiを通じてSIAに出資したイタリア政府が約25%を保有することになるようだ。一定の条件が満たされれば、来年の夏までには合併が完了し、市場価値150億ユーロ(約175億ドル)の合弁企業の設立が実現する見込みだ。

これまでイタリアはデジタル決済インフラの分野で他国に遅れを取ってきたが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けてその状況にも変化が現れつつあるようだ。NexiとSIAの合併がどのような成果につながるのか、今後もイタリア国内での動向を見守っていきたい。

release date 2020.10.07

出典元:

ニュースコメント

イタリア国内で拡大する仮想通貨市場

これまでイタリアでは、人気プロサッカークラブであるユベントスFCが独自ファントークンを発行するなど、スポーツ界の力を借りて仮想通貨やブロックチェーン技術の普及が拡大してきた。しかしながら最近ではコロナショックによる仮想通貨市場のボラティリティ上昇を背景に、大手銀行のBanca Sellaがビットコイン取引サービスを開始しており、金融業界でも仮想通貨関連サービスに対する関心が高まっているようだ。実際にイタリア国内ではPayPal(ペイパル)やPostePayなどのオンライン決済サービスに並び、ビットコイン(Bitcoin)を始めとする仮想通貨の決済利用が拡大しているという。欧州ではデジタルユーロ開発に向けてECBがCBDCに関するレポートを提出するなど、仮想通貨を受け入れるためのソリューション開発が進んでいるが、イタリアではどのような動きが見られるのか、今後もその展開に注目していきたい。


Date

作成日

2020.10.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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