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MetaQuotes、iOS用MT5をビルド2505にアップデート

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update 2021.08.31 15:32
MetaQuotes、iOS用MT5をビルド2505にアップデート

update 2021.08.31 15:32

ジェスチャーナビゲーション機能や新たな配色などを追加

ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】は、より使い勝手の良いモバイルプラットフォームを提供すべく、iOS用MetaTrader5【以下、MT5と称す】を活用するユーザーのフィードバックを参照の上、新たな配色や機能を追加したことを発表した。[1]

新バージョンにおいては、白地の配色を加えたほか、チャート画面にタイムフレームセレクションやボリューム選択、取引量の垂直スケーリング、取引履歴機能を追加したという。また、為替レート画面ではシンボル検索に加え、ユーザーが取引する海外FXブローカーによって日次価格変動データが提供されている場合にpips及び変動率を表示させるほか、スワイプすることで取引画面やチャート画面への容易な移行が可能なジェスチャーナビゲーション機能を追加したとのことだ。更に、QRコードを活用した口座連携やFace ID及び指紋認証を利用したワンタイムパスワード(OTP)ジェネレータへのアクセスもできるという。

ユーザーがiPhoneを用いる際には、為替レートもしくは取引履歴画面上で左にスワイプすることで、シンボルチャートや保有ポジションを表示させると共に、取引画面上で同様の動作をすると、ポジションの決済もしくは注文変更ができるという。また、iPadを利用する場合、為替レート画面上で左にスワイプすることで、保有ポジションの表示が可能なほか、ワンクリックでトップバーへの遷移や注文履歴及び為替レートのウィンドウ設定、画面下部のタブバーを活用した容易なスクリーン操作もできるとのことだ。更に、ニュースやメールボックス、口座管理セクションを別のタブとして表示させることが可能になったという。

MetaQuotesは利便性向上に寄与する新たな機能を追加したことで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.07.01

出典元:

ニュースコメント

効果的な非対面アプローチ手法の導入が求められる金融サービスプロバイダー

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、個人投資家によるデイトレードが活発化する一方で、金融サービスプロバイダーにとってはトレーダーの投資行動の変容に対応した効果的な非対面アプローチ手法の導入が求められている。市場において大きな影響力を及ぼし始めているミレニアル世代を始めとする多くのトレーダーが、モバイルを活用した手軽なFX取引を選好している中、顧客基盤の拡大を図る企業も積極的にモバイルチャネルの強化を推進している状況だ。例えば、BidFXがモバイルアプリ機能をアップグレートしたほか、Interactive Brokersがモバイルアプリの最新版をリリースした。更にCMS Primeがモバイルアプリをリリースしたほか、INFINOXやアヴァトレード・ジャパン、ACY Securitiesなどが次々とモバイル版MT5を導入している。実体経済及び金融市場に新型コロナウイルスの影響が色濃く残る中、今後も多くの海外FXブローカーが、顧客ニーズに即した非対面型ソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2020.07.01

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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