Select Language

FXSpotStream、ソシエテジェネラルを流動性供給業者として追加

FXSpotStream、ソシエテジェネラルを流動性供給業者として追加

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
FXSpotStream、ソシエテジェネラルを流動性供給業者として追加

update 2021.08.31 15:33

顧客は15社の流動性供給業者のサービスにアクセスが可能

LiquidityMatch LLCのアグリゲーション(流動性集約)サービス子会社であるFXSpotStream(本社:100 Town Square Place Suite 201 Jersey City, NJ 07310[1])は、フランス・パリを拠点とする大手金融機関のSociete Generale(本社:29 Boulevard Haussmann 75009 Paris[2])【以下、ソシエテジェネラルと称す】がリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)として加わったことを発表した。[3]

ソシエテジェネラルとの提携により、FXSpotStreamの顧客はバンクオブアメリカ・メリルリンチ(Bank of America Merrill Lynch)やBNPパリバ(BNP Paribas)、シティ(Citi)、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)など15社の流動性サービスにアクセスできるようになったという。2020年2月にFXSpotStreamはバークレイズを流動性供給業者として追加しており、ソシエテジェネラルは同年において2番目の事例となる。

新たなリクイディティプロバイダーの加入に際し、FXSpotStreamのCEOであるAlan F. Schwarz氏とソシエテジェネラルのFXセールス部門グローバルヘッドを務めるAlex DEWHURST氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

前四半期にバークレイズが加入して以降、我々はリクイディティプロバイダーの追加を継続させており、今回ソシエテジェネラルが15番目の流動性供給業者として加入することを歓迎いたします。ソシエテジェネラルが加入したことで、お客様はトップクラスのグローバル金融機関が提供する流動性サービスへアクセスできるようになり、同社は2020年度第2四半期末より前にサービスを開始する見込みであります。

Alan F. Schwarz, FXSpotStream CEO - FXSpotStreamより引用

過去数年にわたりFXSpotStreamは目覚ましい成長を遂げており、我が社が新たにリクイディティプロバイダーとして流動性サービスを提供することを喜ばしく思っております。これは我が社のグローバル戦略を推進させるものであり、費用対効果と透明性の高いソリューションを提供することで、欧州のエマージング諸国やアフリカ、アジアのNDF(Non-Deliverable Forward, 為替先渡取引)市場でのサービス強化に繋がると考えております。

Alex DEWHURST, Global Head of FX Sales at Societe Generale - FXSpotStreamより引用

尚、FXSpotStreamは2020年度第1四半期において、FXスポット取引のアグリゲーションサービスが業績を下支えする形で、1日当たりの平均取引量(ADV)が前年同期比33%増の491億2,100万ドルと大幅に増加したとのことだ。また、2020年3月の取引量は1兆3,720億ドルと、2011年の設立以来初めて月間取引量が1兆ドルを超えたという。そして今回、グローバルに事業展開するソシエテジェネラルが流動性供給業者として加わり、充実した流動性サービスを提供することで、FXSpotStreamにとっては更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.05.25

出典元:

ニュースコメント

流動性サービスは競合他社と差別化を図る大きな武器

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により金融市場が混乱をきたす中、金融サービスプロバイダー各社にとって、複数のリクイディティプロバイダーと繋がり、豊富な流動性を供給することは、競合他社と差別化を図る大きな要因の一つとなっている。FXSpotStream以外にも、例えばTradepointがNDF合成ポジション関連サービス の提供に注力するほか、CMEが金先物商品をリリースし、それぞれ流動性サービスの強化を図っている。また、CFH ClearingがYour Bourseと提携し、柔軟性あるプライシングの提供を行う方針である。他方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けるトルコリラの流動性リスクが浮上する中、BNPパリバやThinkMarkets、OANDAジャパンなどがトルコリラ関連の取引制限措置を講じており、リスク管理の徹底を図る各社によって流動性を強化する分野が異なっている模様だ。グローバル投資家が豊富な流動性供給を受けた取引執行を望んでいることから、今後も海外FXブローカーやテクノロジープロバイダーなどによる、革新的な流動性関連ソリューションが開発されることを期待したい。


Date

作成日

2020.05.25

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル