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ESMA、各常設委員会の委員長を任命

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update 2022.01.24 17:08
ESMA、各常設委員会の委員長を任命

update 2022.01.24 17:08

各委員長の任期は、2020年2月1日からの2年間

欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】の監督局理事会(Board of Supervisors)は、各常設委員会の委員長を任命した。[1]

経済・市場分析・ポストトレーディング常設委員会の委員長には、イタリアの金融監督当局である国家証券委員会(Commissione Nazionale per le Società e la Borsa)【以下、CONSOBと称す】の委員長を務めるCarmine Di Noia氏を、コモディティデリバティブタスクホース・セカンダリ市場常設委員会の委員長には、フランスの金融市場庁(Autorité Des Marchés Financiers)【以下、AMFと称す】の長官であるRobert Ophèle氏を任命した。

また、コーポレートファイナンス常設委員会の委員長には、AMFの事務局長を務めるBenoît de Juvigny氏が、コーポレートレポーティング常設委員会の委員長には、スペイン証券取引委員会(Comisión Nacional del Mercado de Valores)【以下、CNMVと称す】の副委員長であるAna Martínez-Pina García氏がそれぞれ務めることになる。

更に、金融イノベーション常設委員会の委員長には、オーストリア金融市場機構(Finanzmarktaufsicht)の証券監督部門ヘッドを務めるBirgit Puck氏を、投資家保護・仲介常設委員会の委員長には、CNMVの委員長を務めるSebastian Albella Amigo氏を、そして、市場整合常設委員会の委員長には、ドイツ連邦金融監督局(Die Bundesanstalt für Finanzdien Stleistungsaufsicht, BaFin)の証券監督部門チーフエグゼクティブディレクターであるElisabeth Roegele氏を任命した。

ESMAの常設委員会は、ESMAや各国規制当局における証券市場規制の専門家で構成され、各分野において規制策の構築を担うという。各委員長の任期は、2020年2月1日からの2年間になる模様だ。新たに任命された常設委員会の委員長主導の下、効果的な規制スキームが構築されることを期待したい。

release date 2020.02.03

出典元:

ニュースコメント

欧州全域で統一性のとれた規制フレームワークの構築を目指すESMA

汎欧州を監督領域とするESMAは、EU全域を統合した単一資本市場である資本市場同盟という、より安定した金融市場の構築に向け、権限が強化している。同局がEU全域で統一性のある規制策の構築を目指すなか、CONSOBがバイナリーオプション・CFD規制策を恒久化したほか、CySECがESMAの規制策を採用するなど、欧州各国当局もESMAに足並みを揃える形で規制強化を打ち出している状況だ。英国がEUから離脱することが正式に決まったことを受け、ESMAは証券市場における無用な混乱を避けるべく、足元では様々な規制策の導入も推し進めている。直近では、ESMAはTRの取引データガイドラインを公表し、取引の透明性確保の徹底を目指している。今後もESMAを始めとする各国当局から新たな規制策が講じられることが予想されるなか、サクソバンク証券がTorstoneと提携し規制対応レポーティングを実践するように、海外FXブローカーとレグテック企業の提携動向にも注目していきたい。


Date

作成日

2020.02.03

Update

最終更新

2022.01.24

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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