Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

仮想通貨盗難に利用されるブラウザの拡張機能

仮想通貨盗難に利用されるブラウザの拡張機能

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
仮想通貨盗難に利用されるブラウザの拡張機能

update 2021.08.31 15:29

KYC情報や画像データが盗み出される可能性

仮想通貨向けカストディサービスを提供するCasa, Inc.のCEOであるJeremy Welch氏は、先日開催のBaltic Honeybadgerカンファレンスで、ブラウザの拡張機能が仮想通貨盗難の手段に利用される可能性があることを明らかにした。[1]

ソーシャルエンジニアリング、クリプトジャッキング、コンピュータウイルス、フィッシング詐欺、出口詐欺、ハニーポットなど、これまで様々な方法で仮想通貨が盗難されてきたが、今回、Welch氏はブラウザの拡張機能を利用した新しい手法が存在すると言及した。この手法ではブラウザの設定に関係なく、拡張機能がスパイのようにデータを収集し、仮想通貨に関する重要な個人情報を盗み出すことができる。例えば、仮想通貨取引所やウォレットを頻繁に利用するユーザーをターゲットに、ハッカーは拡張機能を介してブラウザの履歴にアクセスすることで、ハッキングの足掛かりを作り出すという。

Welch氏はこのブラウザの拡張機能を利用した手法が、氏名、生年月日、住所を含むKYC(顧客確認)情報を収集することにも有効だと述べ、米国のUnchained Capitalなどが提供するマルチシグウォレットにもアクセス可能だとの具体例を挙げた。また、Welch氏はブラウザの拡張機能にマルウェアを仕込めば、本人確認に必要な運転免許証をはじめとする画像データをハッカーに転送することも可能だと説明し、デスクトップの壁紙を提供する拡張機能を使ったデモンストレーションでそれを実演して見せた。このブラウザの拡張機能はビットコイン(Bitcoin)の送金アドレスを任意のものに変更する機能も実装していたため、ウェブウォレットから送金された資金がハッカーのウォレットに届く仕組みになっていたようだ。

この問題に関してWelch氏は、今の所、有効なソリューションは存在しないと伝えたが、開発者がこれを広く認知し、更に議論を深めていく必要があると主張した。幸いなことにこの手法が流行していない今こそ、対策を検討する余地があると考えられるだけに、今後の仮想通貨業界の取り組みに期待したい。

release date 2019.09.16

出典元:

ニュースコメント

ブラウザ主体の環境に移行する仮想通貨市場

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、ハードウェアおよびOSの多様化が進んだことで、現在ではどのような端末でも起動できるブラウザベースのウェブアプリケーションが主流になりつつある。この流れは仮想通貨市場でも例外ではなく、仮想通貨ウォレットや取引所、マイニングを含む、大抵のアプリケーションがブラウザを介して提供されるようになっている。実際に仮想通貨決済業者であるCLICはアマゾン向けのイーサリアム決済システムを開発し、ブラウザの拡張機能としてリリースすることを計画しているようだ。このような拡張機能の利用はユーザーエクスペリエンスを劇的に向上させるものの、ハッキングのリスクを高める危険性と隣り合わせだとも言えるだろう。FireFoxはクリプトジャッキングを防止する機能を実装し、仮想通貨の盗難を回避する方向で開発を進めているが、大手ブラウザはどのようなセキュリティ対策を施すのか、今後も各開発企業の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2019.09.16

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応!出金の優先順位に注意

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応しました。ただし、従来通り出金の優先順位に従って、入金分を先に出金しなければ利益を出金することはできません。本記事では、対応している仮想通貨や出金する際の注意点を説明します。
update2026.01.09 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

海外FX×仮想通貨入金の税金はどうなる?交換・円転の見落としに注意

海外FX業者の入出金に仮想通貨送金を使用する場合、銀行送金と比較すると、確定申告に若干手間がかかりますが、「総平均法」を用いることで損益計算をある程度簡略化できます。本記事では、仮想通貨送金を利用した際の損益計算の方法や、確定申告で損をしないためのポイントを説明します。
update2026.02.02 19:30

JPYCを海外FX入出金に使うと審査の対象に?発行・償還が遅延したとの声も

X上で「海外FXの入出金にJPYCを使ったところ、JPYC側での取引内容の審査が入り、発行・償還が遅延した」といった投稿が見られます。本記事では、審査対象となったユーザーやJPYC代表岡部氏の投稿内容から、海外FX入出金でのJPYCの利用について考えます。
update2026.02.02 19:00

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

FXONがリアルトレコンを開催!上位3名はインフルエンサー頂上決戦2への挑戦権を獲得

海外FX業者のFXONが、リアルトレードコンテスト「チャレンジャー決定リアルトレコン」を開催します。上位入賞者には賞金のほか、「インフルエンサー頂上決戦2」の特別参加権も与えられます。本記事ではコンテストの条件や同時開催中のキャンペーンを活用してお得にトレコンに参加する方法を説明します。
update2026.01.30 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない