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チリのブローカーMercados G、MT5をリリース

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update 2022.06.29 15:31
チリのブローカーMercados G、MT5をリリース

update 2022.06.29 15:31

多彩な機能を利用してFXやグローバル株式などを取引可能

チリを拠点とする海外FXブローカーであるMercados G(本社:Av. Nueva Costanera 4205 Of 11, Vitacura, Santiago, Chile[1])が、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】の開発したMetaTrader 5【以下、MT5と称す】をリリースしたことが明らかになった。[2]

Mercados Gが導入したMT5を利用するラテンアメリカ市場のユーザーは、1,000種類以上の取引シンボルを利用できるようになることに加え、通貨ペア、アップル(Apple)やグーグル(Google)、フェイスブック(Facebook)といった世界最大級のグローバル企業株式、インデックス、コモディティ、ADR(American Depositary Receitpt、米国預託証券)などの取引が可能とのことだ。また、Mercados GのMT5口座は、チリの通貨であるペソもしくは米ドルで入金ができ、デスクトップ版やウェブ版に加えアンドロイドとiOSに対応したモバイルアプリも利用できるとのことだ。更に、50種類超のテクニカル分析ツールやトレーディングロボット、チャット、経済ニュース機能が搭載されており、様々な注文方法に対応しているという。

Mercados GのヘッドであるJose Manuel Briceño氏は、MT5を導入することで、取引のスピードや安定性の向上、及びテクノロジーの革新に繋がるため、企業ブランド力の強化と顧客の取引動向にマッチしたサービスを提供するうえで、MT5は最適なプラットフォームであるとみている。また、顧客は先進的なプラットフォーム機能にアクセスすることで、世界中の市場において、より充実した情報のもとで投資意思決定を下せるであろうとコメントしている。

2011年に創業したMercados Gは、チリのフィンテック協会であるFintech Association of Chile(FinteChile)の会員であり、MT5のような先進的なテクノロジーを活用したブローカレッジビジネスを展開している。他方で、MetaQutesの最新版のプラットフォームであるMT5を利用する海外FXブローカーが増加しており、QuickTradeがMT5上で南ア株式取引サービスを提供開始したり、PepperstoneがMT5上で米株の時間外取引サービスを開始している。そして今回、Mercados GがMT5をリリースし、より快適な取引環境を整備することで、更なる取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.09.10

出典元:

ニュースコメント

着実な成長が見込まれるラテンアメリカ地域

IMFの2019年7月時点の世界経済見通しによると、ラテンアメリカ地域の大国であるブラジルとメキシコの景況感悪化を受け、同地域の2019年の経済成長率は0.6%増に留まるが、2020年には2.3%増に拡大することが見込まれている。またMercados Gが拠点とするチリも、20年に経済成長が加速すると予想されており、6億4千万人を超える市場規模を誇るラテンアメリカ地域の市場開拓を試みる海外FXブローカーが増加している状況だ。実際に、MultiBankがメキシコにラテンアメリカ地域統括本部を開設したほか、Global Next TradeがMT5をリリースし、新規の顧客獲得を模索している。加えて、欧州を拠点としてスペイン語を母国語とするラテンアメリカ地域へのサービス提供を試みる海外FXブローカーも散見され、JFDがマドリードに新オフィスを開設したほか、Libertexがスペインのサッカークラブであるバレンシア及びヘタフェと提携し、両社ともにスペインのみならず同地域をターゲット市場に定めている。着実な成長が見込まれるラテンアメリカ地域において、ブローカー間の競争が活性化されると共に、地域特有の顧客ニーズにマッチしたサービス展開が図られることを期待したい。


Date

作成日

2019.09.10

Update

最終更新

2022.06.29

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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