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ビットコイン価格が今年の最高値を更新

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update 2021.08.31 15:26
ビットコイン価格が今年の最高値を更新

update 2021.08.31 15:26

心理的なバリアとなっている1万ドル突破にも期待

今年2月以降、4か月連続で上昇したビットコイン(BTC/USD)価格は、この期間だけで168%の高騰を見せており、直近で、2019年に入ってつけた高値を更新する8,950ドルを記録している。[1]

月足のチャートでは、ビットコイン価格が7,800ドル付近を支持線とし、1万ドルの抵抗線を目指している様子が伺える。ビットコイン価格が1万ドルを突破することは、心理的な市場サイクルにおいて重要な試金石となるが、同時にこの価格帯が投資家の利益確定ポイントとなることも予想されている。状況によっては、再び7,800ドルの支持線に接近またはそれ以下に下落する可能性も秘めているものの、この抵抗線付近で大量の買い注文が入ると、FOMO(機会を逃すことを嫌う投資家心理)の効果も働き、最大1万4,000ドルにまで到達する見込みもあるという。

市場の転換点を分析するTDシーケンシャルインディケーターによると、ビットコイン価格は8本の陽線(ロウソク足)で構成された8,800ドル付近のトレンドライン下にあり、売りのシグナルが来週に出てもおかしくない状態のようだ。もし、ビットコイン価格が抵抗線を抜けなければ、揺り戻しが発生し、50週または100週、200週のいずれかの平均移動線まで引き戻されることも否定できない。しかしながら、直近のトレンドラインと9,600ドルの抵抗線を超えると、反対に強気のシグナルだと捉えることができる。

3日足のチャート上では、ここ12日程、8,200ドル付近の抵抗線がビットコイン価格の上昇を妨げる展開になっていたが、現在、この抵抗線は大きな取引量を伴って突破されており、今年の高値を記録しても尚、さらに上の9,600ドルの抵抗線を試す段階にあるように見受けられる。また、12時間足のチャートでは、三角保ち合いが上向きに解放されたことから、8,350ドルのブレイクアウトポイントから1万ドルに到達する期待の高まりが感じられると言えるだろう。

ビットコイン価格は、どのタイムフレームのチャートでも1万ドルの壁を試しに向かう強気を保っているが、1週間足および3日足のチャートでは、現在のトレンドが疲弊してきている傾向も見られるため、次の抵抗性に達して調整に入る懸念も存在する。それでも強気を示す材料が揃っているだけに、今後もビットコイン価格の変動が上昇することに期待しながら状況を見守っていきたい。

release date 2019.05.28

出典元:

ニュースコメント

アルトコインとの時価総額比率に注目

ビットコイン価格の高騰に沸く仮想通貨市場だが、コミュニティでは、今後の価格推移を予測しようと、様々な角度からビットコイン価格高騰の分析結果が共有されている。ある仮想通貨トレーダーは、ビットコインとアルトコインの時価総額比率の傾向を明らかにし、最近の仮想通貨市場の好調は、アルトコインが主導していた可能性があることを示した。特に5月前半からは、イーサリアム(Ethereum)やライトコイン(Litecoin)、リップル(Ripple)などの復調が目立ち、アルトコイン全体の時価総額がビットコインに対して1.5倍の額まで膨れ上がったという。これが正しいとすれば、ビットコイン価格の行く末は、アルトコインの出来不出来が大きく関わってくるということだ。イーサリアムの次期ハードフォークやライトコインの半減期など、アルトコインの価格を左右する主要なイベントが控えているが、これらがビットコインにも好影響をもたらすような結果になることを願いたい。


Date

作成日

2019.05.28

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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