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Zulu Republic、WhatsAppでの仮想通貨送金サービスを開始

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update 2021.08.31 15:26
Zulu Republic、WhatsAppでの仮想通貨送金サービスを開始

update 2021.08.31 15:26

独自トークンを含む4種類の仮想通貨をサポート

ブロックチェーンベースのサービスを展開するZulu Republic(本社:Baarerstrasse 135 6300 Zug[1])は、メッセンジャーアプリのWhatsAppを介して仮想通貨の送受金を可能とする新しいサービスを開始したことを伝えた。[2]

Zulu Republicによると、このサービスはWhatsApp上で提供されるLite.IMと呼ばれるボットをインストールすることで利用可能となり、ビットコイン(Bitcoin)、ライトコイン(Litecoin)、イーサリアム(Ethereum)、独自トークンのズールリパブリックトークン(Zulu Republic Token)の送受金に対応しているという。Lite.IMのインストールは、画面のナビゲーションに従うことで完了する非常に簡単なプロセスになっているため、Zulu Republicのサービスは、WhatsAppユーザーにとって手軽な送金ソリューションとなることが予想できる。

世界で最も人気のあるメッセンジャーアプリのひとつであるWhatsAppは、全世界で10億人以上のユーザーベースを誇り、先進国では同じくFacebook(フェイスブック)が開発するMessengerに次ぐ存在となっている。また、後進国では、日間アクティブユーザー数が2017年の1億7,500万人から5億人に急増するなど、破竹の勢いで普及している模様だ。現在、Lite.IMは、英語とスペイン語に対応しているだけでなく、リワード付きの紹介プログラムを実施しており、グローバル市場でのユーザー獲得に力を入れているという。

これまでZulu Republicは、WhatsApp以外にもTelegramやMessangerなどのアプリケーション、そして携帯電話のSMSに同様の機能を実装してきたが、最近では、決済業務を行うSimplexと提携したことからクレジットカードやデビットカードの機能統合も視野に入れていることが伺える。その他企業の動きとしては、今年3月に英国を拠点とするWuabitが、WhatsApp、Telegram、Messanger、Viber向けに同様のソリューションを提供することを発表している。

サードパーティ企業のサービスが先行する形となったが、Facebookも独自仮想通貨の開発を進めており、今後新たな送金ソリューションを展開していくことが予想される。先日、Facebookはスイスに現地法人を設立し、仮想通貨プロジェクトの推進に注力する姿勢を見せているため、同社の動きが加速することに期待して注視していきたい。

release date 2019.05.21

出典元:

ニュースコメント

API連携によるセキュリティに懸念

TwitterやFacebookなどの大手ソーシャルネットワーキングサービスおよび同社関連サービスの多くは、API(Application Protocol Interface)やSDK(Software Development Kit)を公開し、外部アプリケーションとの連動を可能としている。これにより大手プラットフォーマーは、サードパーティ企業の取り込みに成功したが、セキュリティ問題に発展するケースもあるようだ。例えば、昨年12月には、FacebookにおけるAPIのバグが原因となり、最大680万人の写真データが流出した可能性があることが報告された。これまでもFacebookは、度々、セキュリティに関する問題が報道されていたこともあり特別大きな話題とはならなかったが、今回このAPIがサードパーティ企業の仮想通貨送金ソリューションにも利用されることに対しての、仮想通貨コミュニティの印象は決して良くないと言えよう。セキュリティ面での安全性を考慮すれば、自社製のソリューション開発が望まれるため、今後Facebookの仮想通貨プロジェクトが早期実現することに期待したい。


Date

作成日

2019.05.21

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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