Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

匿名通貨のプロトコルに脆弱性が発見される

匿名通貨のプロトコルに脆弱性が発見される

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
匿名通貨のプロトコルに脆弱性が発見される

update 2021.08.31 15:26

ゼットコインおよびその他の仮想通貨に影響

匿名通貨として知られるゼットコイン(Zcoin)の開発チームは、同仮想通貨が採用するゼロコインプロトコル(Zerocoin Protocol)の暗号化アルゴリズムに脆弱性を発見したことを伝えた。[1]

報告によると、今回発見された脆弱性が悪用されると、ゼロコインプロトコルにおけるゼロ知識証明のプロセスを偽装することが可能になり、自在に仮想通貨を発行できるようになるという。その危険性は、ゼロコインプロトコルを採用するVeilなど他の仮想通貨にも及ぶため、今月19日、ゼットコインチームは、一連の不規則な取引パターンを検出してから、仮想通貨取引所やマイニングプール、関連プロジェクトなどに警告を促すこととなった。調査を進める間、ゼットコインチームは、ゼロコインプロトコルを無効化するよう推奨していたが、今月24日には、緊急のアップデートをリリースすることで解決を図っている。

調査の結果、この脆弱性はコーディングエラーが原因ではなく、ゼロコインプロトコルの立ち上げ以来、核となるゼロ知識証明の技術が欠陥を抱えている事が明らかになった。ゼロコインプロトコルのゼロ知識証明では、ユーザーが、使用した仮想通貨を破棄(ミンティング)し、引き換えに取引履歴のない新しい通貨を獲得(スペンディング)することから、匿名性が維持される仕組みになっている。一度、ミンティングされた通貨には、スペンディングの段階でシリアルナンバーが付与され、同一のゼロ知識証明による仮想通貨の再発行を防いでいるが、今回、単一のミンティングに対して複数のスペンディングが可能だということが発覚した。

ゼットコインチームの発表によると、この方法を利用して不正に発行された仮想通貨は、現在、市場に流通するゼットコインの1%に相当するという。今のところ、ゼットコインチームは、修正作業に人員を割り当てておらず、代わりに別のプロトコルであるSigmaへ移行する方針を示しており、2ヶ月以内のメインネットへの実装計画を立てているとのことだ。ロードマップ上では、後工程として、次世代のプライバシープロトコルとなるLelantusの実装まで計画されており、これらが実現すればブロックサイズが25KBから1.5KBまで減少し、機能性やプライバシー性能の向上も見込めるとされている。

ゼットコインのCOOであるReuben Yap氏は、今後の計画について以下のように述べている。

ゼロコインプロトコルの終わりを宣言するには時期尚早です。修正を施す方法があると考えており、既に我々は、いくつかのアイディアを施行しています。我々が修正作業にリソースを割いていないのは、長期的なロードマップに従ったアップデート段階に移行しているからです。

Reuben Yap, COO of Zcoin - CryptoSlate - CryptoSlateより引用

他の仮想通貨に関しても、ゼットコインチームは、解決に向けて共同作業を続けているようだが、プロトコルの移行は簡単ではないため、どのような解決策が取られるかは明らかになっていない。プロトコルを無効化する機能をもつ仮想通貨に関しては、ゼロコインプロトコルの無効化で安全性を確保できるものの、その様な機能を実装していない仮想通貨に関しては、ハードフォークが必要になるようだ。ゼットコインチームは、他のプロジェクトが攻撃対象となる可能性を考慮して、現段階では脆弱性の詳細を明らかにしていないが、今後、解決の手立てが見つかることに期待したい。

release date 2019.04.29

出典元:

ニュースコメント

脆弱性への対応に慎重な対応が求められる

ゼットコインのブロックチェーンでも採用されるゼロ知識証明は、暗号化手法を使用することで相手に内容を開示することなく、その情報の正否を検証することが可能なため、プライバシーを重視する匿名通貨では、核となる技術として広く利用されている。しかしながら、仮想通貨においては、脆弱性を招く要因となっており、匿名通貨のジーキャッシュ(Zcash)でも、ゼロ知識証明に関連するバグが、昨年3月に発見されたばかりだ。ジーキャッシュの開発元はバグを秘密裏に修正する作業を実施し、同社のプロトコルを利用するプロジェクトを含め、システムのアップグレードに成功している。しかしながら、この対応には、賛否両論あり、パニックやハッキング被害を避けたことは評価されているものの、不誠実な対応だとの見方もある。今回のゼットコインチームも、すべての情報を公開しているわけではないが、現状をいち早く伝えており、コミュニティに警告を促すことを優先した。今の所、目立った被害は報告されていないため、ゼットコインチームの対応は、ひとまず成功していると言えるだろう。


Date

作成日

2019.04.29

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制までにトレーダーがとるべき対策とは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

USDTを日本円に換金する方法は?税金や手数料などの注意点も解説

海外FXの仮想通貨入出金ではステーブルコインのUSDTを使うケースが多く、利益などを出金する際はUSDTを日本円に換金する必要があります。本記事では、USDTを日本円に換金する方法に加え、税金や手数料などの注意点を解説します。
update2026.04.13 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

海外FXの国内銀行送金で同時多発的に口座が凍結される?情報共有システム導入による影響とは

マネーロンダリング対策として不正利用口座の情報を全国の金融機関で共有するシステムが2027年4月を目途に導入されます。本記事では、このシステムの導入によって海外FXユーザーにどのような影響が及ぶのか、なぜ国内銀行送金がさらにハイリスクになるのかについて解説します。
update2026.04.07 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

海外FX×仮想通貨入金の税金はどうなる?交換・円転の見落としに注意

海外FX業者の入出金に仮想通貨送金を使用する場合、銀行送金と比較すると、確定申告に若干手間がかかりますが、「総平均法」を用いることで損益計算をある程度簡略化できます。本記事では、仮想通貨送金を利用した際の損益計算の方法や、確定申告で損をしないためのポイントを説明します。
update2026.02.02 19:30

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない