Select Language

Capitolis NovationをCitiとHSBCが導入

Capitolis NovationをCitiとHSBCが導入

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
Capitolis NovationをCitiとHSBCが導入

update 2021.08.31 15:27

メガバンク2行に採用されたことで、更なる普及拡大に期待

金融市場向けのテクノロジープロバイダーであるCapitolis(本社:575 5th Avenue, 14th Floor New York NY 10017[1])が2018年に開発したFX分野のノベーションサービス(取引譲渡)Capitolis Novationを、CitiとHSBCが採用したことが明らかとなった。FXプライムブローカーとしては初の導入となる。

Capitolis Novationは、FXプライムブローキング(ヘッジファンド等に信用供与し、複数の金融機関と取引できるようにする仕組み)及びオプション取引のような二者間取引の膨大な業務を合理化させるツールだ。また、Capitolis Novationを活用することで、最低資本金比率などの規制を満たすべく、リスクエクスポージャー(市場の価格変動のリスクに晒される資産割合)を低減させる効果もあるという。Capitolisにとっては、2018年12月に世界的な投資銀行であるCitiとHSBCの2行のプラットフォームに採用されたことで、Capitolis Novationの普及拡大に拍車がかかることが期待されている。

Capitolis Novationがメガバンク2行に採用されたことに際し、CapitolisのCEOであるGil Mandelzis氏と、Citiの店頭(OTC)決済部門グローバルヘッド兼FXプライムブローキング部門ヘッドを務めるChristopher Perkins氏、HSBCの仲介サービス部門グローバルヘッドであるVincent Bonamy氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

CitiとHSBCが、テクニカルの専門家も含め多大なサポートをして下さり、我々のCapitolis Novationを独占的に利用して頂けることを大変喜ばしく感じております。我が社は両行と協働して、資本市場の大きな課題となっているノベーション分野の価値あるソリューションを提供していく考えであります。また、市場は継続的に成長をしていく中で、Capitolis Novationのような革新的な商品・サービスを求めていると確信しております。

Gil Mandelzis, CEO of Capitolis - BusinessWireより引用

我が社では、資本及び業務効率の効率化に注力しております。そのような中、FXオプション取引のノベーションプロセスを自動化させ、資本の最適化及びコスト削減を実現させるべく、Capitolisとパートナーシップ契約を締結できたことを喜ばしく思っております。

Christopher Perkins, global head of OTC clearing and head of foreign exchange prime broking at Citi - BusinessWireより引用

FXプライムブローキング向けのCapitolis Novationは、FXオプション取引市場にリクイディティ供給と信用供与をもたらすツールとして期待されております。お客様は、複数の銀行ネットワークを活用して、保有ポジションを相殺することが可能となります。

Vincent Bonamy, global head of Global Intermediary Services at HSBC - BusinessWireより引用

フィンテック企業のCapitolisは、Gil Mandelzis氏に率いられ、バイサイド(買い手側)とセルサイド(売り手側)両方の顧客向けに、FX取引のノベーションプロセスを合理化させるサービスを提供している。この度Capitolis Novationが、グローバルに展開するCitiとHSBCに採用されたことで、認知度向上と共に更なる利用拡大が期待されよう。

release date 2019.02.08

出典元:

ニュースコメント

Capitolisの2018年の活躍

2018年はCapitolisにとって目まぐるしい1年であった。3月には2回にわたる投資ラウンドで、2,900万ドルの資金調達に成功し、これによって同社は、4月にCapitolis SwitchとよばれるFX用サービスのリリースにこぎつけている。その後もCapitolisは新たなFX向けサービスの開発に取り組み、HSBCやCiti、BlueCrestなどを含む複数の企業と提携を行い、Capitolis Novationをリリースしている。当時CapitolisのCEOであるGil Mandelzis氏はサービスのリリースにあたって、プライムブローカーや執行銀行、バイサイドから受けた強力なサポートに感謝すると語っており、関係各所との強いネットワーク網を感じさせる。Capitolis Novationは、企業によるFXプライムブローキングや二国間取引サービスの自動化を実現することで、市場参加者やFX商品に対するノベーションプロセスの自動化が期待されている。2019年もCapitolisにとって飛躍の年になりそうだ。


Date

作成日

2019.02.08

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない