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Bitnovo、ビットコインキャッシュの対応を開始

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update 2021.08.31 15:22
Bitnovo、ビットコインキャッシュの対応を開始

update 2021.08.31 15:22

今後すべてのサービスにおいてビットコインキャッシュが利用可能に

仮想通貨対応のデビットカードサービス、Bitcardを提供するBitnovo(本社:Calle Illa de Sardenya, 1, 46023, Valencia, Spain)は、ビットコインキャッシュ(BCH)の対応を開始したことを発表した。

Bitcardは、Bitnovoが発行する仮想通貨を基軸としたデビットカードであり、仮想通貨をあらかじめアカウントに入金することで、銀行を介すことなく支払いすることができる。また、チャージした仮想通貨は決済の際に自動的にユーロに変換されて消費されるため、通常のデビットカードと同様に利用することができる便利なサービスとなっている。

Bitnovoは130以上の国に進出しており、ビットコインによるバウチャー決済、ビットコインATM、プリペイドカードなどのサービスも提供している。特にプリペイドカードは、少額決済向けのものであれば匿名で購入することができるため、ユーザーにとってひとつのメリットとなっている。Bitnovoは、今後これらすべてのサービスにおいてビットコインキャッシュに対応していくということだ。

なお、ビットコインキャッシュに関しては、今回のBitnovoの発表と同時に、ドイツベルリン発のモバイルバンキングをベースとするオンラインバンクであるN26 Bank GmbH(Klosterstraße 62, 10179, Berlin, Germany[1])も、ビットコインキャッシュへの対応を開始したことを表明している。そのほか、今年7月にはマスターカードが仮想通貨に関する特許を取得するなどしており、仮想通貨決済の将来性に益々期待が高まっている。

今回、Bitnovoがビットコインキャッシュの受入を決断した背景には、より多くの事業者が仮想通貨での支払いに対応し始めた社会環境の変化がある。例えば、アメリカではサテライトテレビプロバイダーであるDish Network Corporationが仮想通貨でのサブスクリプション支払いを受付けているが、このような動きは、現在世界200ヶ国においてみられる。Bitnovoは、法定通貨専用の通常のデビットカードのように、Bitcardを通して仮想通貨での支払いを一般化することで、仮想通貨が本質的な価値を持つと言及しており、何かと問題視されることが多い仮想通貨だが、本来の意味でのデジタル通貨として広く流通する日は、すぐそこまで来ているのかもしれない。

release date 2018.9.28

出典元:

ニュースコメント

Bitnovoのサービス展開と大きな成長

Bitnovoは、2015年に設立された仮想通貨交換と決済サービスを提供しているスペインの企業である。同社は、仮想通貨購入やオンライン決済プラットフォーム、ビットコインATM、プリペイドカード、ギフトカードなどの仮想通貨関連サービスを提供しており、現在では130以上の国に進出している。昨年、Bitnovoは欧州最大の家電小売業者であるMedia Marktや多国籍小売業カルフールとの提携によって、店舗での仮想通貨カードの販売サービスを提供し話題になった。先日「Bitcard」でのライトコイン(LTC)対応の発表があったばかりだが、今回の発表で新たにビットコインキャッシュ(BCH)とジーキャッシュ(ZEC)が対応可能となった。Bitcardの利用は、仮想通貨をあらかじめBitcardへチャージし、チャージした仮想通貨はオンラインや実店舗での決済の際に自動的にユーロに変換され消費されるという非常に便利なサービスである。 先日、ユニセフが仮想通貨による募金の受付開始を発表するなど、今や様々なシーンで活用されている仮想通貨であるが、いち早く仮想通貨決済サービスの開発を進め、大きな成長を遂げているbitnovoは、今後も人気のある仮想通貨と提携し導入することで、さらに事業を拡大していくだろう。 スペインでは同社の提供するプリペイドカードやギフトカードなどは、すでに一般層への認知度もかなり向上しており、仮想通貨をより身近な存在へと変化させている。今後も同社のサービスがより多くの国で利用され、認知度が高まれば決済ツールとして仮想通貨を導入する店舗や利用者も増えるだろう。


Date

作成日

2018.09.28

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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