Select Language

デューカスコピー、AIを活用したチャットボットを開発

デューカスコピー、AIを活用したチャットボットを開発

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.06 12:15
デューカスコピー、AIを活用したチャットボットを開発

update 2022.07.06 12:15

デジタルアシスタントを利用し顧客の満足度向上を図る

スイスのジュネーブを拠点とし、銀行業やFXブローカー事業を行うDukascopy Bank SA(本社:Route de Pré-Bois 20 ICC, Entrance H 1215 Geneva 15 Switzerland[1])【以下、デューカスコピーと称す】は、人工知能(AI)技術を活用したチャットボットを開発したこと発表した。

この度開発された新しいコミュニケーションツールにより、マニュアル通りの顧客対応に替わり銀行の担当者と直接やり取りするようなサービスを受けることが可能になる。例えば 銀行送金や為替の両替、即時振り込み、バーチャルカード(インターネット決済専用カード)の即時発行、キャッシュカードの作成やトップアップ(お金をチャージすること)、他行で発行されたキャッシュカードへの即時トップアップなど、多岐にわたるサービスで利用することができるほか、ビットコインCFDの売買を含め、金融商品への投資を行う際のサポートにも利用することが可能だという。

2018年以降、デューカスコピーではほぼすべての口座開設においてメッセンジャーが利用されており、申込書に記載しビデオ通話による本人確認のプロセスを踏めば、一年中いつでも口座を開設することができるようになっている。デューカスコピーは、チャットボットのようなテクノロジーを駆使し、より高付加価値なデジタルサービス提供に狙いを定めることが、結果的に顧客の満足度を向上できると考えているようだ。現在は1日あたり約100口座の開設を、近い将来には1,000口座へと増やし、スイスにおけるオンラインリテールバンクのリーディングカンパニーに飛躍することを目指している。

なお、デューカスコピーは取引システムの自社開発も行っており、提供しているECNのSWFX(スイスFXマーケットプレイス)では、非常に透明性の高い取引環境を実現している。ECNとは、Electronic Communicaitons Networkの頭文字をとった略語で、インターネット回線を介して有価証券売買を実現するシステムのことであるが、ECNのシステムを利用することで機動的な売買執行や手数料低減などを実現することができる。7月にはSWFXへのアクセス拡大を目指し、デューカスコピーはMetaTrader 4を導入している。そのほか、London Forex Showの「Best Forex ECN/STP Broker 2018」を始め、これまでも数々の賞を獲得しており、まさに名実ともに有力な海外FXブローカーといえよう。

一方で、仮想通貨ビジネスにおいては依然として本格展開はしていないものの、今年3月からビットコイン(BTC/USD)の取り扱いを始めているほか、6月上旬には仮想通貨関連企業の法人向け普通預金口座の開設を開始している。また、9月からは、顧客がデューカスコピーの口座からデジタルコインの入出金を行える仮想通貨ゲートウェイサービスの提供を開始する予定となっている。

release date 2018.9.13

出典元:

ニュースコメント

企業とユーザーの双方にメリットがあるチャットボット

チャットボットとは、「チャット」と「ボット(ロボット)」をかけわせた言葉で、カスタマーサポートなどの顧客対応を、AIを活用して自動化するコミュニケーションツールである。企業側は、チャットボットを導入することで、人件費などのコスト削減に繋がり、またヒューマンエラーをなくすこともできるというメリットがある。また利用する側にとっても、24時間いつでも時間を気にせずに必要な時に問い合わせをすることができるうえ、簡単な操作だけで回答がすぐに得られるなど、企業とユーザのどちらにとっても有効なツールとなる。日本においてはすでにSBI FXトレードやFXプライムbyGMOなどがチャットボットを導入している。なお、AIを活用した取引ツールの開発も進んでおり、過去には大手海外FXブローカーであるForex.comを運営するGAINがGetGoをリリースしている。目覚ましい発展を見せるAI技術は、今後あらゆる分野に変革をもたらしていくだろう。


Date

作成日

2018.09.13

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

海外FXがオンラインカジノ規制の影響を受ける理由とは?出金できなくなるリスクも

2025年以降、オンラインカジノ規制の影響と見られる海外FX業者の国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル