Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

マーシャル諸島の独自仮想通貨発行に対しIMFが警告

マーシャル諸島の独自仮想通貨発行に対しIMFが警告

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
マーシャル諸島の独自仮想通貨発行に対しIMFが警告

update 2021.08.31 15:22

独自仮想通貨にかける米国依存からの脱却

今年2月にマーシャル諸島共和国の議会が、同国の法定通貨として流通する米ドルに代わり、ソブリン(Sovereign)と呼ばれる独自通貨を正式な通貨として採用するための採決を行ったが、この決定に対し、IMF(国際通貨基金)は、ソブリンの採用が経済と財政におけるリスクを増大させる他、他国との銀行取引から孤立する可能性があるとして、その危険性を指摘している。

IMFの報告[1]によると、ソブリンにおいては、AML(マネーロンダリング防止)及びCFT(テロ資金提供対策)への対応策が明確にされていないことを強調しており、口座開設の際などに顧客に個人情報の提供を求めるKYC(顧客確認)のような厳格な規定の下に運用することができなければ、テロや資金洗浄を助長する通貨として利用され、信用を失うことになると指摘している。

また、他国間との銀行取引の停止は、同国が米国から受け取っている助成金喪失のリスクを意味する。同国では、インフラ投資などが活発に行われており、2016年以来の不況を抜け出して、経済が回復基調にあるものの、現状は、米国からの援助に頼らざるを得ない状況にあることから、それを失うことは大きな痛手となることが予測される。

一方、マーシャル諸島共和国は、ソブリンが、アメリカドルに依存した金融や経済システムから脱却するための手段であると考えている。また、同国は、冷戦時代に米国の核兵器の実験場となっていた歴史もあることから、独自通貨の採用により米国からの独立を望んでいるようだ。

release date 2018.9.12

出典元:

ニュースコメント

ソブリンは政府公認仮想通貨になりうるか

マーシャル諸島共和国は資源に乏しく、またビジネス投資の誘致も難しいことから、貧困率も高くなっている。国の財源は、米軍のミサイル実験場があるクワジャレーン環礁の土地賃貸料や、米国から毎年受ける6000万ドルの助成援助で成り立っている。しかしながら、そう遠くない将来、同援助の打ち切りや削減が予測されることから、同国政府は米国依存からの脱却を模索しており、独立国家を目指すためのひとつの手段として、自国通貨を発行することを決定したとみられる。こうした動きに対し、IMFは、マーシャル諸島銀行が海外送金に利用されるコルレス銀行との関係を失うリスクがあることを指摘し、懸念を示しているものの、新しい資金調達方法であるICOへの期待が高まる中、すでにベネズエラのペトロ(Petro)が原油に連動する政府発行の仮想通貨として発行されている。今後も独自仮想通貨を採用する国が増加していくと予測されるが、それぞれの国が抱える問題の救世主となることができるのか、今後の動向に注目が集まる。


Date

作成日

2018.09.12

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?2026年6月のクロスボーダー収納代行規制に伴いトレーダーがとるべき対策とは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

海外FXの国内銀行出金は6月以降も使える?改正資金決済法の施行で何が変わるのか

2026年6月1日に改正資金決済法が施行されたことで、ユーザーの間では「いよいよ出金できなくなるのでは?」と不安が広がっています。本記事では、改正資金決済法の施行が海外FXに与える影響や、6月以降も国内銀行送金が使えるのかを解説します。
update2026.06.10 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXにおける国内銀行送金のリスクが高まっており、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そんな中、代替手段として注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXとの仮想通貨入出金の方法や送金ルート、注意点などを解説します。
update2026.06.02 19:00

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

海外FXに海外取引所経由で入出金できなくなる?仮想通貨の金商法移行で無登録業者への規制が強化

仮想通貨の金商法移行に伴い、金融庁は無登録業者である海外取引所への規制強化を進める見込みとされています。本記事では、金融庁の規制強化の方針や、代替となるウォレット経由の送金ルートなどを紹介します。
update2026.06.09 19:00

「海外FXは終わり」は誤解!規制後もトレードを続けるには

海外FXが終わりといわれている背景には法改正によるクロスボーダー収納代行規制があります。たしかに規制によって国内銀行送金による入出金は難しくなるとみられていますが、海外FXというサービス自体が終わるわけではありません。本記事では、今後も海外FXを使い続けるために最低限やっておくべき準備について解説します。
update2026.06.01 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

HFMがKATANA(カタナ)口座をリリース!Exnessキラーになるか?

HFMがハイスペック口座であるKATANA口座をリリースしました。最大の特徴は、無制限レバレッジと低スプレッドという、2つの要素を兼ね備えている点です。本記事では、KATANA口座のスペック・特徴を解説するほか、ExnessやXMTradingと条件を比較します。
update2026.05.07 19:00

JPYCをUSDTに交換する方法は?スワップ手順や注意点などを解説

海外FXへの入出金手段の一つとして、JPYCが注目されています。しかし、主要ブローカーはJPYCでの直接入出金に対応していないため、USDT等に交換してから送金する必要があります。本記事では、JPYCをUSDTに交換する方法や手順などを解説します。
update2026.04.21 19:00

PeskaがUSDTでの入出金に対応!仮想通貨取引所・個人ウォレットへの送金が可能に

PeskaがUSDTによる入出金に対応しました。2026年6月に改正資金決済法が施行されたことで、海外FXユーザーの間では規制によって、「国内銀行送金を利用できなくなるのでは」という懸念が広がっていました。PeskaがUSDTに対応した背景には、こうしたユーザーの懸念を払拭する狙いがあるとみられます。本記事では、PeskaでUSDT送金を利用する際の条件や注意点を解説します。
update2026.06.15 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない