作成日
:2018.08.08
2021.08.31 15:22
欧州のオンライン銀行であるSwissquote Bank SA(本社:Ch. de la Crétaux 33, P.O. Box 319, 1196 Gland, Switzerland)【以下、スイスクォートと称す】は、ルクセンブルクに本拠を構えるInternaxx Bank S.A(本社:46a avenue JF Kennedy, L-2958 Luxembourg)【以下、インターナックスと称す】を2,770万ユーロで買収することを発表した。
英国のEU離脱まで1年を切った現在、ロンドンなど英国に本拠地を置く多くの銀行や金融機関は、離脱後もEUでのサービスを引き続き提供し続けることができるよう、欧州事業について他のEU諸国への移行を検討している。
さらに、スイスクォートがルクセンブルクを欧州市場への足掛かりとして選んだ理由として、世界で最も裕福な国の1つであり財政的にも安定していることや、GDPの経常収支黒字が最も高い国であること等が挙げられるだろう。その他、米国に次ぐ世界第2位の投資ファンドセンターであることや、ルクセンブルクがヨーロッパにおいて第1位と第3位の経済大国であるドイツとフランスの間に位置しており、多くの企業が欧州事業の拠点として移転してきていることも要因となっていることが考えられる。この度の買収により、スイスクォートは欧州市場へのアクセスを手にしたことになる。
スイスクォートのCEOであるMarc Bürki氏と、インターナックスのCEOであるDave Sparvell氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。
Brexitが近づくなか、スイスクォートにとって欧州市場への足掛かりが非常に重要となります。この度の買収により、国際的な顧客のシェア1位の座をさらに強固なものにしたいと考えています。
Marc Bürki, CEO of Swissquote
スイスクォートには、市場で最も幅広い製品とサービスを顧客に提供するという我々の目標を達成できるリソース、スケール、プラットフォームがあります。スイスクォートとチームになることでより多くの国際投資家を満足させるサービスを提供していけるでしょう。
Dave Sparvell, CEO of Internaxx
スイス金融市場監督局(FINMA)のライセンスを保有するスイスクォートは、スイス銀行協会に加盟しており、ロンドン、ドバイ、マルタ、香港に支店を展開している。また、2001年以来、オンライン銀行として運営してきたインターナックスは、世界16カ国の49行の銀行や金融機関にサービスを提供しており、海外投資家を合わせると、約12,000人の顧客を抱えている。顧客預かり資産は20億ユーロで、昨年の収益は1,000万ユーロとなっている。
release date 2018.8.8
作成日
:2018.08.08
最終更新
:2021.08.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー