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中国大手ビットコイン取引所BTCCが仮想通貨取引を再開

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update 2021.08.31 15:23
中国大手ビットコイン取引所BTCCが仮想通貨取引を再開

update 2021.08.31 15:23

独自トークンへの換金が可能なポイント制度を導入

中国の大手仮想通貨取引所であるBTCC(本社:788 Cheung Sha Wan Road, Hong Kong)が仮想通貨取引の再開を発表した。

BTCCは、2017年9月に中国当局による厳しい圧力を受け、全仮想通貨の取引停止の選択をやむなくされたが、この度新プラットフォームで取引を再開する他、独自のトークンを発行する計画も明らかにしている。

新プラットフォームでは、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム(Ethereum)、ライトコイン(Litecoin)の取引が行われ、仮想通貨同士の交換も可能になる。また、新たな事業への取り組みとしてサイトへの登録やID承認、初回入金や取引によってポイントが貯まり、貯まったポイントをBTCC独自のトークンに交換できるようになるという。

現時点では、具体的なトークンの発行日やポイントとトークンの交換比率などの詳細は発表されておらず、ポイント提供も上限付きの可能性がある。BTCCは将来的には仮想通貨をさらに追加していくことを検討しており、ERC-20(イーサリアムのブロックチェーン上でトークン発行時に使用される基準)ベースのトークンリストを掲載している。新しいプラットフォームの特徴として、リニューアル後、最初の3ヶ月間は取引手数料が無料となる制度を導入しており、近年中国で人気を集めている制度、手数料マイニングに対抗するようだ。

BTCCの副社長であるAaron Cho氏は次のようにコメントしている。

この取引プラットフォームを長期的に運用していくため、我々経営陣はあらゆるビジネスリスクを再考察しています。現時点では、将来的に我々の独自トークンへの換金が可能な取引ポイントの提供が、最善のビジネスモデルであると考えています。

Aaron Choi, Vice President of International Business at BTCC

昨年9月に中国規制当局がビットコインを含む仮想通貨の一斉取引規制を導入した影響で、BTCCは仮想通貨取引を停止し本社を香港に移していた。一方で、同じく大手ビットコイン取引所であり、ライバル社でもあるHuobiやOKCoinは仮想通貨プラットフォームへの経営転換を成功させ、取引量を増加させている。すでにライバル社が取引量を増やしている市場で、どのように新規顧客を獲得するかが成功のカギになりそうだ。

release date 2018.7.2


Date

作成日

2018.07.02

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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