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米国証券取引委員会、イーサリアムは有価証券ではないとの見解

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update 2021.08.31 15:23
米国証券取引委員会、イーサリアムは有価証券ではないとの見解

update 2021.08.31 15:23

発表後、イーサリアムの価格は10%上昇

米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)【以下、SECと称す】は、今月14日に開かれたヤフーファイナンス主催のサミットにおいて、イーサリアム(Ethereum)は有価証券に値しないとの見解を発表した。

ここ数か月、SECは2014年に行われたイーサリアムのイニシャル・コイン・オファリング(デジタル通貨やトークン発行による資金調達、ICO)について精査を行っており、仮想通貨に対し有価証券としての規制を課すかどうかの議論を行っていたが、今回、イーサリアムは特定の団体がコントロールできるものではないため、有価証券に値しないと判断したようだ。

SECのファイナンシャルディレクターであるWilliam Hinman氏は、サミットにて次のようにコメントしている。

イーサリアムのネットワークは完全に分散化されていることから、イーサリアムの販売や提供は有価証券には値しません。

William Hinman, Corporation Finance Director of SEC

また、ビットコインに関しては、先週SECのJay Clayton議長が、ビットコインは独立した通貨としての役割を果たしているため、有価証券ではないと思われる、とのコメントを残しており、今回の発表とこの発言が仮想通貨市場に影響を与えているようだ。

SECによる発表後、仮想通貨時価総額トップ2であるビットコインとイーサリアムの価格が上昇している。ビットコインは現在6,688ドル付近で推移しており、過去24時間では5.89%上昇している。また、イーサリアムは518ドル付近で推移しており、過去24時間では10%以上も上昇している。これは、ビットコインとイーサリアムが米国の有価証券の規制から免れる可能性が高まったことが好材料となったと考えられる。

release date 2018.6.15


Date

作成日

2018.06.15

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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