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FXCM、2017年第4四半期の平均スプレッド統計を発表

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update 2022.05.30 11:13
FXCM、2017年第4四半期の平均スプレッド統計を発表

update 2022.05.30 11:13

89%以上の注文が有利なスリッページまたはスリッページなし

大手海外FXブローカーのFXCM Group, LLC.(本社:55 Water Street, 50th Floor, New York, NY 10041 USA)【以下、FXCMと称す】は、2017年第4四半期における平均スプレッドの統計情報を発表した。

昨年10月1日から12月31日までの週末を除いたピークの取引時間帯における、ユーロ/米ドル、米ドル/円、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルの主要4通貨ペアの平均スプレッドは、それぞれ0.1、0.2、0.2、0.3ピップスとなっており、ユーロ/米ドル取引の59%、ポンド/米ドル取引の12.3%、また米ドル/円取引の38%において、スプレッドが0.1ピップス以下であったことを明らかにした。

また、主要4通貨ペアの平均スプレッドは、非ピーク時には2倍に広がったことも明らかとなった。さらに、ヨーロッパで多く取引される商品の一つであるGER30については、ピーク時の平均スプレッドが0.9ピップス、1,000通貨毎の平均取引手数料は0.07ドルであった。

スプレッドとは買値と売値の差のことであり、注文した価格と実際に約定された価格の差のことをスリッページという。スリッページの発生率が低いほど取引はしやすいが、スリッページはトレーダーにとって有利に働くことも、マイナス不利に働くこともある。

FXCMは、注文全体の63.68%にはスリッページが発生しておらず、25.63%にはプラスのスリッページ、また10.70%にはマイナスのスリッページが発生したことを公表している。また、指値・逆指値注文においては、指値注文の60.90%にプラスのスリッページ、一方、逆指値注文の40.07%にマイナスのスリッページが発生したことも併せて公表しており、結果、すべての注文の89%以上において、プラスのスリッページあるいはスリッページなしであったことを明らかにした。

FXCMのCEOであるBrendan Callan氏は、この度公表したスリッページの統計情報について、次のようにコメントしている。

トレーダーにとって、表示価格よりも、ブローカーが実際に約定する価格の方が重要です。我々は、流動性プロバイダーとの絶え間ない協力のもと、プラットフォーム上で表示されるスプレッドよりも顧客に有利な約定を実現することができました。狭いスプレッドの提供を誇張しトレーダーを誘惑するブローカーが多くみられますが、トレーダーは、スリッページ発生により、気づかぬ間に非常に広いスプレッドを支払う結果となるケースがしばしばあります。トレーダーは実際のスプレッドを十分に確認し、ブローカーを選ぶことが大切です。

Brendan Callan, CEO of FXCM

FXCMは、同社のFX通貨ペアのスプレッドと実際のスプレッドの数値を比較して表示するスプレッドウィジェットを公開している。FXCMは、このような情報を公開していくことで、信頼性の向上につなげているようだ。

release date 2018.5.3


Date

作成日

2018.05.03

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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