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アカマイ、MT5ブローカー向けにアンチDDoSサービスを開発

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update 2021.08.31 15:23
アカマイ、MT5ブローカー向けにアンチDDoSサービスを開発

update 2021.08.31 15:23

ブローカーのDDoS攻撃対策の負担が軽減

Akamai Technologies(本社:150 Broadway Cambridge,Massachusetts 02142 USA)【以下、アカマイと称す】は、DDoS攻撃(複数のコンピューターから標的のサーバーに大量の処理負荷を与えることでサービス停止状態へ追い込む手法)対策として、MetaTrader 5【以下、MT5と称す】用アンチDDoSサービスを開発したことを発表した。

銀行やブローカーなどの金融機関各社がDDoS攻撃を受けた場合、サービスや取引を停止せざるを得ない状況に陥る為、非常に脅威的な攻撃として懸念されている。これまでブローカーは、それぞれ第三者の技術を利用してDDoS攻撃への対策を講じていたが、今後はMT5にアカマイのアンチDDoSサービスがサポートされることになるため、これによりブローカーの負担が軽減されることになる。

アカマイのウェブセキュリティ部門副社長であるJosh Shaul氏は、次のようにコメントしている。

アカマイの巨大なグローバルネットワークを、防御システムとして活用することで、MT5は直ちにDDoS攻撃から保護されるようになります。我々のツールは、攻撃を、MT5のシステムや顧客に到達するずっと前の段階で阻止することが可能です。

Josh Shaul, Vice President of Web Security, Akamai Technologies

アンチDDoSプロキシサーバー上では、全ての顧客はアクセスサーバーに直接接続するのではなく、プロバイダーのパブリックアクセスポイントに接続される。パブリックアクセスポイントでは、正当な接続と不正な接続が区別され、認証された顧客の接続のみがアクセスサーバーへと転送、そして不正な接続はプロバイダー自身のサーバーネットワークから切り離される。さらに、既存のインフラへの影響もないため、ブローカーにとって非常に有益なDDoS攻撃対策となるだろう。

今回のMetaQuotesによる新アンチDDoSサービス導入決定は、近年のMT5の需要増加を考慮すると妥当な判断であり、MT4からMT5への移行をさらに加速させるかもしれない。

release date 2018.2.1


Date

作成日

2018.02.01

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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