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リップルの元CEOのChris Larsen氏、億万長者入りか

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update 2021.08.31 15:23
リップルの元CEOのChris Larsen氏、億万長者入りか

update 2021.08.31 15:23

リップルの急騰により資産額が増加

今や時価総額が6,000億ドルを超えるほどに成長した仮想通貨市場において、多くの投資家が巨額の資産を築いてきたが、この度、リップル(Ripple)の共同設立者で元CEOであるChris Larsen氏は、最近のRipple XRP【以下、XRPと称す】の急騰により億万長者の仲間入りをしたようだ。XRPは、ここ一か月で0.25ドルから3.25ドルに上昇しており、1,200%増という驚異的な上昇率を記録している。

XRPの急騰により、約51.9億XRPを所有するLarsen氏の純資産は、現在の取引レートで換算すると約441.6億ドルに相当し、この資産額は米国の経済誌フォーブスが発表する世界長者番付の20位以内にランク入りするとともに、Microsoftの元CEOであるSteve Ballmer氏や、ラスベガスのカジノ王として知られる実業家のSheldon Adelson氏をはるかに上回る額になる。

さらに、ブロックチェーンの専門家であるGeorge Kikvadze氏の最近のツイートによると、Larsen氏はリップルの株式を37%保有しており、その評価額は320億ドルに値することから、これが事実だとすれば米国の著名な実業家であるJeff Bezos氏やBill Gates氏を上回る富豪となる。Larsen氏は2016年11月にリップルのCEOを辞任しており、現在は執行委員長を務めている。

サンフランシスコに拠点を置くリップルは、ビットコインとは異なる中央集権的な決済システムを用い、特に国境を越えた決済システムの開発に取り組んでおり、世界中の銀行や金融機関を含む100以上のパートナーと協定を結んでいる。最近では日本と韓国の銀行と提携を行い、リップルのブロックチェーン技術を活用した両国間の送金実験を開始している。

先日韓国にて発表された仮想通貨に関する追加規制の影響か、軟調な動きが続く仮想通貨相場だが、XRPの時価総額は、長期にわたり第2位につけていたイーサリアム(Ethereum)を抜き1,170億ドル以上となっており、XRPの一人勝ちの状況が続いている。

release date 2018.1.4


Date

作成日

2018.01.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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