Select Language

ビットコイン Segwit2xのハードフォークが再始動

ビットコイン Segwit2xのハードフォークが再始動

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:23
ビットコイン Segwit2xのハードフォークが再始動

update 2021.08.31 15:23

ハードフォークは12月28日の予定

今年11月中旬、ビットコインはSegwit2x(B2X)のハードフォークを中断していたが、その僅か1ヵ月後に再始動することが明らかになった。新たに発表されたSegWit2xのハードフォークは、12月28日にビットコインのブロックが501,451に達した時点で、実行される予定だ。

新しいSegWit2xのハードフォークでは、ブロックサイズの拡張が2MBから4MBに増加されている他、ブロック製造時間が10分から2分半に短縮されるなど、11月の当初の計画時からいくつかの変更がみられている。中でも、ハードフォークにより、ビットコイン保有者にB2Xが付与されるだけではなく、所有数に比例したビットコインを再度受け取ることができる点が大きく変更されている。

なお、仮想通貨取引所であるHitBTCやYoBitはハードフォークをサポートすることを発表しており、既にSegwit2x先物取引が行われている。

一方で、ビットコイン(BTC/USD)は、先週17,000ドルから12,000ドルに暴落した。このような価格の乱高下は投資家の不安を高めるため、ビットコインの今後の動向が予想し辛いようだ。

最近では、ビットコインの真の価値はブロックチェーン自体にあり、キャッシュレス社会の源であるとも言われている。ブロックチェーンは、今後も様々な分野に影響を及ぼす可能性が考えられるが、ビットコインの価格や価値とは本質的な関連はないであろう。

release date 2017.12.27

ニュースコメント

11月のSegWit2xが中断に至った理由

11月中旬に、大きく話題となっていたSegWit2xの中断は、Segwit2xを構築するのに十分なコンセンサスが得られなかったからだと説明されていたが、コンセンサスが得られなかった原因は、リプレイアタックを防ぐための対策として、リプレイプロテクションが実装されていなかったことにあるようだ。

リプレイアタックとは、ハードフォークによって、1つのブロックチェーンが2つに分裂した後、片方のブロックチェーンで行われた取引データが不正に利用され、攻撃者によって意図的に同額の量の仮想通貨が発生させられ、ブロックチェーンを混乱させる攻撃のことである。例えば、従来のブロックチェーン上で、送金などの取引が行われていた場合、そのデータをコピーし、ハードフォークによって新しく生まれたブロックチェーン上でデータを作りだし、本来の保有者の意思とは関係なく、資産を勝手に動かすことができるのだ。このようなリプレイアタックを防ぐための対策のことをリプレイプロテクションといい、リプレイプロテクションを実装することで、それぞれのブロックチェーンを完全に独立させ、ブロックチェーンの取引データを利用して別のブロックチェーン上の資産を勝手に動かすことをできなくさせる。

11月の時点では、このリプレイプロテクションが実装されず、Segwit2xが実行されようとしていたため、コミュニティ内からのコンセンサスが得られず、中断に至ったのである。今回のSegwit2xのハードフォークについては、リプレイプロテクションを実装した上でハードフォークを行うことが発表されており、また性能も向上するということもあって、歓迎されているようである。


Date

作成日

2017.12.27

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

bitwallet &Titan FX トレードコンテストを開催!賞金総額最大400万円

海外FX業者のTitan FXが、「bitwallet &Titan FX トレードコンテスト」を開催することを発表しました。コンテストでは専用のデモ口座を使用するため、自己資金をリスクにさらすことなく参加できます。上位入賞者には賞金も贈られます。
update2024.05.02 20:30

仮想通貨SUIのステーキング利率は?やり方やリスクを解説

仮想通貨SUIは、レイヤー1ブロックチェーンSuiのネイティブトークンです。Suiでは、PoSの派生系であるDPoSによりSUIのステーキングが可能です。当記事では、SUIをステーキングする方法やステーキング利率、ステーキングのリスクをご紹介します。
update2024.05.02 20:00

仮想通貨REZの将来性は?イーサリアムのリステーキングプロトコルRenzoについて解説

仮想通貨(暗号資産)REZは、リステーキングプロトコルRenzoのネイティブトークンです。Renzoは、イーサリアム(ETH)のリステーキングを簡単に実行できるプラットフォームとして機能します。
update2024.05.01 20:00

リピート注文その1|最良の取引戦略の1つリピート注文とは

リピート注文(グリッドトレード)は、インディケータに関する知識を必要としないシンプルな手法です。注文を設定した後は、単純なルールに従って行動するだけです。
update2024.04.30 20:30

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30

ThreeTraderが3周年を記念したキャンペーンを開催!

海外FX業者のThreeTraderが、3周年を記念したキャンペーンの第一弾を開催しています。キャンペーン期間中に本人確認審査を完了、または初回入金を行うと合計20ドルのキャッシュバックを受け取れます。
update2024.04.19 21:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル