ビットコイン、好材料を背景に堅調な相場続く

先週1万ドルの大台を突破し、過去最高値となる11,395ドルを記録したビットコイン（BTC/USD）は、その後一時9,000ドル台まで急落した。この急落は、週末に、特にアジア方面にて取引が盛んになることで起こる一時的な現象であり、再び上昇していく可能性が非常に高いと考えられていた。事実、ビットコインは、今週に入り再び1万ドルを超え、現在は11,060ドル付近で取引されている。

先週末、Gain Capital Holdings Inc（本社：135 US Highway 202/206 Suite 11 Bedminster NJ 07921 USA）【以下、GAINと称す】は、FCA規制下で運営しているCity Index UKと、グローバル展開をしている大手海外FXブローカーのFOREX.comにおいて、ビットコイン取引の提供を開始する予定であることを発表した。このGAINの発表は、ビットコイン流動性への適切なアクセスの存在を裏付けるものとなっている。他にも、CMEが、ビットコイン先物取引を開始したことが確認されており、これにより機関投資家にとってビットコイン取引がより快適になり、価格続伸の好材料となることが考えられる。

現在、ビットコインを始めとする仮想通貨市場は、ほとんど個人投資家によって構成されている。仮想通貨の価格が上昇するにつれて、機関投資家が注目するようになり需要が徐々に高まってきている。昨今の機関投資家向け大手ブローカーの動きが、今後のビットコインの成長にどのように影響していくのか注目していきたいところだ。

release date 2017.12.3